イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

  • 翔泳社
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レビュー : 222
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798124094

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、「仕事とプライベートを両立し、いかにすばらしい人生を送るか」を説いた書籍です。
    などと書くと、怪しい自己啓発本だと思われてしまうかもしれません。
    このテーマの本は数多く出版されていますが、怪しい経歴の著者も多く、根拠がないありきたりなフレーズばかりの内容だったりします。
    本書の著者は、イノベーションと企業の成長に関する研究者で、ハーバード・ビジネス・スクールの教授。
    巨大企業が新興企業の前に力を失う理由を説明した企業経営の理論を書いた『イノベーションのジレンマ 』で有名な人物です。

    実在の企業の繁栄・衰退のケースから学びとれる“理論”を、人生に当てはめて考え、仕事だけでなく家族・友人との付き合いを大切にし、豊かな人生を送るにはどうすればいいか、著者の研究・経験から導き出された答えが語られています。

    本書では下記の三つの重要なテーマに対し、企業経営の理論を応用して説明しています。

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    1.幸せなキャリアを歩む
    どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるだろう?

    2.幸せな関係を築く
    どうすれば伴侶や家族、親族、親しい友人たちとの関係を、ゆるぎない幸せのよりどころにできるだろう?

    3.罪人にならない
    どうすれば誠実な人生を送り、罪人にならずにいられるだろう?
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    本書に甘い言葉はありません。
    私たちは、日々様々な選択をしながら生活しています。なかには選択を誤ると取り返しが付かない選択もあります。
    やり直しができない人生のなかで、豊かな人生を送るにはどうすればいいのでしょうか。
    「何を考えるか」ではなく、「どう考えるか」。
    本書は、自分を見つめなおす機会と勇気を与えてくれます。
    仕事と人生に効く一冊ではないでしょうか。

  • 仕事についてだけでなく、どうやって自分の時間を配分していくかについて考えさせられる本。絶え間ない努力の積み重ねで自分や人間関係が作られていくというのは当たり前ではあるが、考えさせられた。

  •  ハーバード・ビジネス・スクール教授の最後の授業を描いた「イノベーション・オブ・ライフ」も手にとってほしい。自分の人生をどう測るかというテーマで、とにかく読みやすい。
     日本マイクロソフトの樋口泰行社長や大手アパレル、クロスカンパニーの石川康晴社長など、この本を推薦する経営者は多い。石川社長は「仕事や社会貢献、自分の家族など自分の時間のバランスを考えるきっかけになった」と話している。

  • 氏の研究成果にはいつも感動してきたが、本書の視点もならではの切り口であった。ただ、もう少し深く切り込んで欲しい。

  • 読書の効用とは元気をもらえることだと最近思うのだが、この本もそう言う本である。人のつまづきや悩みは総じて共通であり、先人の経験と対処法を学ぶことはそれだけで力になる。
    イノベーションのジレンマは有名であるが、そこに記されていることはもちろん重要であるのだが、それにも増して人としてのファンダメンタルを見直そうというのが本書の趣旨であろう。このあたりは血族の結びつきが強かった頃ならともかく、様々な価値観から自分で選ばなければならない現代においては逆に難しくなったことだと思う。ノブレスオブリージュについて言葉にして論じられることがその証拠ではないだろうか。
    結局のところ、どの様な道筋を通ろうとも、人としての行き着く先は一緒なのだという事が分かる。手を抜けばしっぺ返しを何らかで受ける。問題はその判断をすべき時に全体と未来を捉えられるかという事である。よくある失敗は、そのパターンの知識を有しているかどうかに尽きる。
    その点において、幾つかの事例を示している本書を知識として持つことは大事だ。

  • どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるだろう
    どうすれば伴侶や家族、親しい友人たちとの関係をゆるぎない幸せのよりどころに出来るか
    どうすれば誠実な人生を送り、罪人にならずにいられるだろう

    自分の人生を評価するものさしはなにか

  • 人生観が変わる本でした。
    仕事は人生の『目的』ではなく、『手段』。
    その事をビジネス上で多用する思考法から導いている点が斬新でした。

  • 経営学のフレームワークを理解し、より人生を充実させようという本。こう書くといかにも、今どきの意識高い系の本のように聞こえるが、そうではない。自分はどのような生き方に幸福を感じるのか、そしてそれを実現するためにどう人生をmanageしていくかが主題。僕の場合は、チャレンジとコミュニケーションを求めたいね。

  • 経営理論を、より良い人生を送るためにという切り口で応用した本。
    あなたの人生をはかるものさしは何ですか?という問いが胸を打つ。
    ワークライフバランスを考えさせられる一冊。

  • 「イノベーションのジレンマ」を記したクレイトンMクリステンセンが、ハーバードビジネススクールで行った最終講義をまとめたもの。
    経営学の理論を人生に当てはめて記したものである。社会的成功を収めていても、自分の思い描いていたものとは異なる人生を歩んでしまっている人々、キャリアとプライベートがかけ離れた軌道を描いている人々に対する教訓として書かれている。

    本書では、何をするべきか、というhow-to本ではなく、何を考える必要があるのか、理論を学ぶ。将来自分がどうなりたいのかを考えるのではなく、自分に起きると理論が予測することを考える。

    以下、メモ。

    【愛する仕事を考える】
    ハーズバーグの研究で、衛生要因と動機付け要因がある。衛生要因(給料など)ではなく、動機付け要因が満たされる仕事は何かを考えることが重要。

    【創発的戦略と意図的戦略のバランス】
    ホンダがアメリカでスーパーキャブを販売し、爆発的な人気を得たのは、創造的戦略を採用したから。
    ある一点の時期に立てた計画は特定の状況でしか意味を持たない。
    意図的戦略を考えるにあたっては、成功するためにはどんな仮説の正しさを証明する必要があるか、を検討する必要がある。

    【用事を正しく片付ける】
    相手が何を自分に望んでいるのか、相手が片付けたい用事は何かを正しく理解する必要がある。

    【できること、できないことを決定する要因】
    ①資源、②プロセス(自力で新しいことを成し遂げたり生み出すために自分の資源を使って行うこと)、③優先事項 この3つが必要。

    【目的:明確な意図を持って構想し、選択し、追求する】自画像、献身、尺度 
    目的を有した後の選択する手段については創造的に、柔軟に行う。

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