イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

  • 翔泳社
3.94
  • (87)
  • (128)
  • (66)
  • (16)
  • (2)
本棚登録 : 1241
レビュー : 118
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798124711

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 結構当たり前のことが羅列→整理されたイメージ。
    筆者の先の著作ほどのインパクトはない。
    が、こうしたことを自社ではできつつなくなっているのも事実。
    イノベーションは研究開発、マーケティングに限らず全部門で。


    1.関連づける力 2.質問力 3.観察力 4.ネットワーク力 5.実験力

    <採用にあたって>
    1.卓越した発見力
    2.少なくとも1つの精通した分野、他にも精通した分野・知識を有すること
    3.世界を変え、変革しようとする気概

  • クリステンセンのイノベーションシリーズの集大成。イノベーションのスキルは学習して身につけられるとして、イノベーションを起こした人の分析、インタービューから、イノベーターに必要な5つのスキルをあげています。
    前半はそのスキルを解説し、後半は組織としての仕組みについてを解説しています。
    トレーニング次第で自分もイノベータになれる’ってすごいですね。

    トレーニングすべきスキルとは
     1.関連づける力
     2.質問力
     3.観察力
     4.ネットワーク力
     5.実験力
    さらに、イノベーターには、これらすべてのスキルが必要とも言っていません。んじゃ、誰でもこの中のスキルのうち、いくつかをトレーニングすれば明日からイノベータになれるかというと、そういうわけではなく、
    「イノベーションに取り組む勇気」
    を持つ者がその2から4までの行動スキルをつかって、1の関連づけの認知スキルを用いて革新的なビジネスアイデアを導き出すというスキームとなっています。
    そのイノベーションに取り組む勇気とは
     ・現状を変えたいという意志
     ・リスクをとること
    です。

    また、本書の中では、発見力と実行力という切り口も語られています。
    スタートアップ、イノベーションに必要なのは発見力。組織が大きくなってきて必要になってくるのが実行力。
    そして、その自分がどちらの行動特性をとっているかチェックできるチェックシートがついています。
    他にもチェックリストはあって、
    組織やチームのイノベーション能力チェックなんていうのもあります。

    そんなこんなでイノベーションを起こすためのスキルやチェックシートが充実しているわけですが、結局は、スキルがどうこうというより
    「イノベーションに取り組む勇気」
    すなわち
    「現状を変えたいという意志」
    がどれほど強いのかがイノベータのDNAのポイントなのではと思いました。
    本書の最後の言葉もAppleの
    「自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えている」
    で結ばれています。

    5つのスキルを鍛えて、現状を変える意志とリスクをもって、世界を変えていってほしいという筆者の思いが伝わってくる本でした。

  • ■イノベータ
    1.イノベータに共通する姿勢 a.現状を変えたいという意欲に燃えている。  b.変化を起こすためにリスクをとっている。
    2.イノベータの5つのスキル a.関連付ける力 b.質問力 c.観察力 d.ネットワーク力 e.実験力

  •  イノベーションのジレンマや、イノベーションの解などにくらべると数段理解しやすく、また今をときめくイノベーション企業の例に基づいて書かれているので、内容もイメージしやすく。すっきりとはいってきた。
     内容的にはいまイノベーションを求める企業が何をすべきかという内容であるが、今の日本の官僚的組織とは対極の組織の組み換えが求められる。
     日本の政府や大企業はこのような方向にいくとは全く想像つかない反面、世のグローバル企業は確実にこの方向にむかっている。(経営層が本当にイノベータかは別として)
     日本の経営層もこういった本をよんでほしいな~

  •  クリステンセン氏のシリーズの中では一番とっつき易かったです。非常によくまとまっていると思いました。個人的には翻訳の日本語が良かったです。
     内容は、イノベータと呼ばれる人の行動特性をまとめたもので、『発想する会社』などに近いようなことも書かれています。読む人によっては新鮮さに欠けるかもしれません。  
     イノベータの才能は生まれつきの特殊な才能ではなく、行動を真似ることで鍛えることができる、というようなことが書かれています。確かにそうなんですけど、一方でお手本は、イノベータを地で行っているような人達なんですよね。彼らが先人の行動を意識して真似てトレーニングを積んだ結果、現在の場所にいるのかというと、そうも見えないです。地道に力をつけることと、何かに没頭し続けて突き抜けることの間には、やはり壁があるような気がする、というのが率直なところです。
    とはいえ、最後まで飽きずによめる面白い本でした。

  • イノベータの持つ5つのスキル、またイノベータに共通する姿勢について書かれていて面白かったです。
    ただ、構成の関係か、同じ事の繰り返しも多く、やや間延びした印象があるかもしれません。

  • 前半部分と最後は面白いが、途中は普通。
    結局、分かっているけど、それが出来る人と出来ない人がいる・・・ってことではないのかなー?
    人事制度を考える人は読んで、組織のイノベーションを高める工夫に使えるアイデアがあるのではないかと思った。

  •  イノベーション、イノベーションと言われ続けてかなりの年月がたつ。今回の本は、あの「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションへの解」の著者、クレイトン・クリステンセン、ハーバード・ビジネス・スクール教授をはじめとするイノベーションのカリスマ本。イノベーションは、何も神がかりの術でもなければ、一部の天才に備わった才能でもないと著者たちは説いている。

     イノベーションには、「5つのスキル」があるとして以下の力を挙げている。「認知的スキルの関連づける力」、「行動的スキルの質問力」、「観察力」、「ネットワーク力」、「実験力」。これらの力をパズルのように組み合わせることでイノベーションを発揮することができる。斜め目線で森羅万象を冷ややかに眺めるニヒル星人ではなく、感性の鋭さ、子供のよう好奇心の塊を持つキラキラ星人になることかな。

     イノベーションに取り組むに当たって、「スマートリスク(リスクを認識したうえで、自らの責任で果敢にリスクをとる)」が重要だとある。現状維持では次のチャンスが巡ってこないからだ。そういえば、ユニクロを展開しているファーストリテーリングの創業者柳井正の著書は「一勝九敗」だったな。後「1000に3つ」なんていう言葉もある。

     関連付けというさまざまなアイデアを「他家受粉」させることもイノベーションを生む1つのカギとなる。発想の面白さといえば、岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」だ。女子高生があのピーター・ドラッガーの「マネジメント」を手にして、マネージャーをしている野球部の改革をして甲子園を目指すというストーリー。一見、何の関係もない女子高生とドラッガーを結びつけることで、今までドラッガーの本を読みたくても敷居の高さを感じていた人たちにとって、手に取りやすくなった。なかなか頭の柔らかい人だなと思った。

     発見力を磨くとして付録に5つのステップが書かれている。「優先順位を見直す」、「発見力を自己診断する」、「イノベーションに関わる切実な問題を探す」、「発見力を練習する」、「コーチを見つける」。インスタントラーメンのように即席でできるものではなく、地道にこつこつと練習を積み重ねて、スキルを磨くことが大切だと述べている。あのシアトルマリナーズのイチローも積み重ねが大事だと言っていた。イノベーションイコール小さなことの積み重ねと思った方が、良いことが浮かんで実践に移せる。

  • 今日はビジネス系の本がたくさん紹介されていて、すごく勉強になりました!

  • 創造性は遺伝的なものだと思われているが、実際は、創造的なアイデアは「行動的スキル」から生まれる。イノベータは次の5つのスキルを活用している。

    1.関連付ける力
     一見、無関係に見える疑問やアイデアを結び付け、新しい方向性を見出す力。
    2.質問力
     質問を重ねて、新しい洞察を誘発する能力。
    3.観察力
     顧客や製品など、周りの世界の観察を通して、新しいやり方のもとになる洞察やアイデアを得る能力。
    4.ネットワーク力
     多様な分野の人たちとの交流を通じて、物事を異なる観点からとらえる能力。
    5.実験力
     製品やプロセス、アイデアを分解して、その仕組みを理解し、新しいアイデアに結び付ける能力。

    イノベータに共通する姿勢は以下の2つ。

    1.現状を変えたいという意欲に燃えている。
    2.変化を起こすために、リスクをとっている。 

全118件中 91 - 100件を表示

イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)のその他の作品

イノベーションのDNA Harvard Business School Press Kindle版 イノベーションのDNA Harvard Business School Press クレイトン・クリステンセン

クレイトン・クリステンセンの作品

ツイートする