イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

  • 翔泳社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798124711

感想・レビュー・書評

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  • ・重要なのは、大企業が破壊的イノベーションに失敗しがちな理由が、発見力ではなく実行力で選ばれた人材が最高経営層を占めることにあるということだ。

    ・たとえば好奇心にあふれ、創意に富む人物として知られる、ベイン&カンパニー会長のオリット・ガディッシュを例に考えよう。イスラエルで過ごした子ども時代、彼女はいろいろなことに興味津々で、「いつも山ほど質問をしていた」という。授業中に指されたら質問しなさいという、両親の教えを常に守っていた。

    ・ある大手製薬会社の管理職は、毎朝始業前に15分から20分ほどかけて質問を書き留めることにした。三か月後、きみは部内きっての戦略家だと上司に褒められた。六か月後には要職に抜擢された。Q/Aレシオ(会話内での質問の数が答えを上回る事)。

  • クリステンセン イノベーションのジレンマの続編と言うか関連書
    結局,イノベーションを起こすのは,人なのか,組織なのか,組織の中の人なのか判然とはしなかった.
    私が読み取れなかっただけかも知れないが.
    いずれにしても,単発に終わらせない何かというのがあることはおぼろげながら分かった気もする.
    しかし,ここで出てくる日本企業が日本電産だけとは,ちょっと驚き.(研究ベースにはもっと多くの企業があるのだろうが)

  • イギリス『エコノミスト』の予測で、今世紀はシュムペーターの時代になるだろう、みたいなことが書いてあった。
    それは、つまり創造的破壊が繰り返されてゆく、イノベイターの時代になる、ということだ。
    宇宙産業、エネルギー産業、ロボット、3Dプリンター、最新医療、これからの世界は、これまでの世界とは全く違ったものになってゆく。

  • 本書は、イノベーションは研究者や商品企画の担当者だけのものではないこと、成功事例には共通事項があること、ダイアローグ・イン・ザ・ダーク、アップルなどの豊富な事例でイノベーションとは何なのかを解き明かす。そして、イノベーションに欠かせない情熱の重要性を述べている。
    世の中のほとんどのことはでは、努力の結果の最善/普通の比は2/1程度である。しかし、イノベーションによりこの比は50〜100/1程度となりこの差が価値の源泉であり決定的な差異化要因となり得る。
    これらの適応範囲は何も研究開発だけに閉じない。商品企画に閉じない。我々が行う活動すべてに関わることであると本書では説いている。さらには、うまくいった事例を調べてみるとそのための手法については共通点がある。とはいえ、どれにも効く万能薬のようなものはなく、変革したものに合わせ多様である。結局のところ、ピンチをチャンスに変えるための、質問力、多様なものを組み合わせる能力、そして、変革を恐れない精神および行動力の重要性をを豊富な事例から暴き出した。
    イノベーションの道を志し、仮にうまくいっていないのであれば、もう一度自分を見直す意味で読むのがいいのかもしれない。

  • 行動スキル(質問力、観察力、ネットワーク力、実験力)のうち、一つで特に高い能力を持ち、少なくとも二つで優れていれば有利にたてると冒頭にあるが、全てのスキルをまんべんなく高めることが重要だ。
    また、異国に暮らし、異なる産業で働き、新しいスキルを身につけることが、新しい経験を通して創造性を高めるための三つの方法とあるが、アイデアと距離は比例するという高城さんの見解と一致する。

    トップがイノベーションに対して適切な人材を配置するか否かで、企業のイノベーションを生む環境が異なってくる。また、イノベーションは全員の仕事、という哲学を定着させることもトップの意向次第で、社員が安心して挑戦できる場を作る必要がある。

  • 目的
    イノベーションを起こしている企業とそうでない企業はなにが違うのか知りたかった。

    感想
    関連付ける能力がイノベーションに大きく影響して、しかしながらいわゆる大企業は実行力にたけた人々がマネジメントをしているということを示していた本。自ら、幅広いことに関心をもったり、さまざまな人とかかわろうとすることがイノベーションにつながるということを指摘している。

  • イノベーターといわれる人々は特別な才能のある人たちで、
    私のような普通の人には世界を変えるイノベーションなんて無理、
    そう思っている人へ向けた、イノベーションのハウツー本。

    デル、アマゾン、セールスフォースなどのIT系企業の創業者、
    あまり知らない小売、サービスの創業者などなど、
    今までにない事業を興してきた人の行動を一般化して、
    「この5つの行動を心がければあなたもイノベーターだ!」
    という内容で、発想法のトレーニングとしては面白い。

    後半からは、組織的なイノベーションを活性化するための
    組織文化の作り方をケース分析風に説明しており、
    個人のスキルアップとしてだけでなく、
    発想力の豊かなチームの作り方という点で参考になる。

    ただ、ここに書いている内容を、自発的に興味を持って継続できる人
    というのがイノベーターの才能なのかな、とも思うため、
    全面的に共感できる、ということはなかった。

  • イノベータになる為には日頃から意識的にアイディアを創出する仕組みが効果的。イノベーションは先人の教えや現代を生きる人々との互いの思考の交わりの中で醸成されていくものと改めて感じることができた。

    (1) モノゴトを関連づける力
    (2) 質問力
    (3) 観察力
    (4) ネットワーク力
    (5) 実験力

  • タイトルにかなり期待して読み始めたが、ちょっとインパクトに足りなかった。
    有名どころのイノベーターとその会社の特徴を紹介している部分がほとんどで、目を見張るほどのひらめきは与えてくれなかった。 
    それは、この本をきっかけに自分で行動して、洞察して、実験して、コミュニケートして見つけろと言うことなんだろうな。

    きわめてイノベーティブな企業の( この本によく出てくる書き出しの文章で、最後まであまり好きになれなかったフレーズ )経営者は、ほとんどがイノベーティブ、言い換えれば イノベーティブな企業は、そのイノベーティブな創業者のビジョンからほとんどの場合影響を受けていたということだった。
     
    そういう意味では、第二世代を迎えたアップルなどは、これからその企業力の真価が問われることになるのだろう。  
    すでに、イノベーティブなカリスマ経営者を失っているソニーが、その引き合いに何度か書かれているところは、寂しさを感じてしまった。

    最後は、イノベーティブであれ、数多くの失敗をしろ、さまざまな世界とコミュニケートしろ と謳う。  元気付けられはしたが、昔から言われていること。 それでもイノベーションを目指しても衰退してゆく企業がある現実から、 その先のブレークスルーをこの本には説いてほしかったと思う。

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