日本のイノベーションのジレンマ: 破壊的イノベーターになるための7つのステップ

著者 :
  • 翔泳社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798128214

作品紹介・あらすじ

クレイトン・クリステンセン教授 強力推薦!

私のクラスで目覚ましい才を発揮した玉田氏による本書は、日本経済の「失われた20年」の原因を解き明かし、日本再生に向けた「解」を示すだろう

【多くの日本企業が陥っている“イノベーションのジレンマ”とその処方箋】

シャープやソニーの赤字転落、携帯電話やテレビ事業の不振など、日本の産業の地盤沈下が進んでいます。その原因は、韓国・台湾・中国を筆頭とする新興国の勃興とともに、日本企業の多くが「登れるが、降りられない」という「イノベーションのジレンマ」特有の現象に陥ってしまい、新たなイノベーションを起こせなくなっていることにあります。

本書は、クレイトン・クリステンセン教授からイノベーションのマネジメントについて指導を受け、『イノベーションのジレンマ』の監修を務めた玉田俊平太氏により、「破壊的イノベーション」の構造・原理・フレームワークの解説と、「テレビ」「携帯電話」「カメラ」のイノベーションの歴史と日本企業敗戦の理由、そして最新の理論に基づいた日本企業に対する処方箋を提供します。

【著者紹介】玉田 俊平太
東京大学博士(学術)。1995年よりハーバード大学へ留学。ビジネススクールにてマイケル・ポーター教授のゼミに所属、競争力と戦略の関係について研究するとともに、クレイトン・クリステンセン教授からイノベーションのマネジメントについて指導を受ける。経済産業省、経済産業研究所フェローを経て、関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。専門は技術経営、科学技術政策。

感想・レビュー・書評

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  • 改めて、同じ組織から「破壊的なイノベーション」を出すことやプラットフォームを変えることの難しさについて認識すべきと思った。その上で、社内での阻害要因を避けるための手を組織として打たないとと思わされた。

  • イノベーションのジレンマについて日本人にとって本家よりも読みやすく書かれた一冊。

    破壊的イノベーションを起こすために、無消費者を狙いに行くことが大事だ。

  • 180821 2回目借りる

  • 本家ほどの衝撃はなく...
    復習という意味でよかったかも..

  • スタートアップよりもどう既存の大企業が自社の主力事業をつぶして新しいものを生み出すかの本。無消費の状態を見つけるか、過剰満足を探す、という視点は学び。

  • 経営学における経営理論は玉石混交だが、この論は実業から見て非常に納得性の高いもの。日本企業を題材にしており、理解が進む。本業が成功すると組織が最適化され他の可能性が縮小していく。"遊び"の部分をいかに作り維持するか。本論は警告であり、その次のステップは各自で行わねばならない。
    本書は友人からの紹介。ザッキー、ありがとう!

  • クリステンセンの理論を最近の日本の事例に当てはめて論じている。事例がわかりやすい。また、漸進的:画期的、持続的:破壊的というイノベーションのフレームワークを用いて、意外と誤解の多いイノベーションのジレンマについて解説している。「果たしてiphoneは破壊的イノベーションかそれとも持続的イノベーションか」という議論なんかはとてもおもしろい。ただ、破壊的:持続的の見極めと、それに対する意思決定に難しさを感じる。

  • イノベーションのジレンマシリーズを一通り読み終えたのですが、やはりアメリカの事情をベースに書かれているので、なじめない部分がありました。
    本書は、そういった部分を補ってくれました。ソニーやキャノンなどが起こした破壊的イノベーションや、ソフトバンクなどの最新の事例をみていくことで、よりイノベーションのジレンマについて理解することができました。

  • ビジネスモデルを考える上で参考になった。
    いろいろな例も書いてある。クリンステン教授の
    「イノベーションのジレンマ」も親本として読んでみたい。

  • 勉強になる

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著者プロフィール



「2015年 『日本のイノベーションのジレンマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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