- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798144238
作品紹介・あらすじ
エンジニアがビジネスリーダーになるために
キャリアと会社を成功に導くための考え方と行動を紹介
マイクロソフトのビルゲイツもFacebookのザッカーバーグも、Googleの創業者もエンジニアの経験からスタートしています。日本でも本田宗一郎やビジネスやプロジェクトをリードしていく、ビジネスリーダーとしてのエンジニアが、これからの日本に必要だと言えるでしょう。
本書は、国内有数のコンサルティング会社であるベイカレントのコンサルタントの著者たちが、エンジニアから出発し、ITコンサルタント、戦略コンサルタント、または経営者としてキャリアを積んでいく中で経験した、思考転換や行動、ビジネスのスタイルの転換について解説した本です。
ビジネスリーダー、そしてマネジメントに求められる能力は、エンジニアが備えるべき能力とは、まったく異なることが多いのです。ですから、優秀で成功を収めたエンジニアほど習得に苦労しやすく、それこそが、エンジニアがビジネスリーダーをめざす際にぶち当たる大きな障壁となっている、と著者たちは考えます。
ではエンジニアがビジネスリーダーに求められる問題解決力スキルや考え方を身につけるにはどうすればよいのか。
その際、本書ならではのコンセプトとして、以下の2点を掲げました。
●表面的な「やり方」ではなく、本当の現場に生かせる基本原則や原理に焦点を当てて紹介する。
●エンジニアとマネジメントのギャップに注目し、解決策を技術畑出身者が理解しやすいように示す。
ビジネスのリーダーを目指したいエンジニアの方々、ITエンジニアからコンサルティングなどに転身したい方々、あるいは長期的にマネジメントの方向に進みたいエンジニアの方々や、またそうした人材を育成したいマネジメントの方々にも読んでいただきたい本です。
感想・レビュー・書評
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Twitterでオススメしてる人がいたので読んでみた。
んーー、エンジニアが陥りがちな思考の気づきにはなるかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SEの人材育成には活用できる。
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エンジニアからコンサルに移った人は必読。考え方が根本的に違うので、よくよく読んでおくとよい。
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エンジニアからITコンサル等の上流にキャリアを移すための注意点。
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顧客と良好の関係を築いているマネージャー、エンジニア〔社内外問わず〕を観察していれば気が付くレベルの内容しか書かれていない。
自分が顧客であればどういったマネージャー、エンジニアと仕事がしたいか。それを考えればこの本を有り難く読む必要も無い。
コンサルティング会社の書籍として期待度が高かったのだが、久しぶりにハズレの書籍でした。
1つの法則につき160円。
体系的に書かれている他の本の購入をお勧めします。 -
海外(主に米国)と比較したときに、日本におけるエンジニアの地位が今一つ軽く見られていることは、日本で働いているエンジニアで実感されている方も多いのではないでしょうか。
それは、日本企業側のエンジニアに対する評価の正当性の問題という側面もありますが、一方でエンジニア側の姿勢や考え方にも原因があるのではないか、という仮説が本書の背景にあります。
エンジニアとしてのスキルを、どうやったらビジネス上の問題解決力に転換できるか、つまりはビジネスリーダーへの脱却を図れるかを「10の法則」としてまとめられています。
「技術的な視点でしか物事を見られない」「思考のベクトルが顧客に向いていない」「リスクを恐れて挑戦の姿勢がない」など、純粋なエンジニアにとっては耳の痛い事例が多いかも知れません。
あるいは、「自分はエンジニアを全うしたいのであって、ビジネスリーダーになるつもりはない!」という考えの方もいるでしょう。
しかし、例え生涯エンジニアを貫く道を選択したとしても、ビジネス視点の考え方を知っておくだけでも他のエンジニアとの大きな差別化を図れる可能性があります。
ひいては、日本におけるエンジニアの地位向上につながることになります。
内容ですが、難しい概念が出てくる訳でもなく、いわゆる「エンジニアあるある」を事例として紹介する構成になっています。
事例がやや大げさと言えなくもありませんが、その分理解しやすいと思います。