これだけは知っておきたい双極性障害 躁・うつに早めに気づき再発を防ぐ! ココロの健康シリーズ

  • 翔泳社
3.85
  • (6)
  • (11)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 131
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798157139

作品紹介・あらすじ

症状改善に有効な方法を詳しく解説
再発を防いで
自分の人生を取り戻しましょう!

近年の脳科学研究から
発症原因もやさしくご紹介します

【聞きづらい疑問にズバリ答える! Q&A満載!】
●双極Ⅱ型と診断されましたが、間違いない?
●誤診ではないかと心配。主治医に上手く伝えるには?
●セカンドオピニオンを受けたいけれど、
 主治医が気を悪くしないか心配
●双極性障害になりやすい性格があると聞いたけれど
●本人は受診拒否。内科の検査と偽って受診させても良い?
●本人抜きで医師と話がしたいのですが…
●リチウムを使ってほしいと主治医に上手く伝えるには?
●そもそも双極性障害が発症しないように予防できますか?
●「躁状態が病気」だと、本人に気づいてもらうには?
●病気原因の1つにカルシウムの問題が出てくるが、
 カルシウムの多い食事をすれば良いの?
●リチウムの副作用による手の震えは、なんとかなりませんか?
●良いお医者さんと知り合う方法は?
●うつ病が治る食事ってありますか?
●薬を飲んでいることを周囲に知られたくありません
●病気のつらさを誰にもわかってもらえず、孤独です
●双極性障害に適した仕事はありますか?
●この病気をカミングアウトすべきか悩みます etc.
*本書では、医師には聞きにくい内容から素朴な疑問まで、
 50の患者さんと家族の疑問にお答えしています。

【そのほかの特長】
・4コマ漫画で事例紹介
・お薬も詳しく紹介~種類・副作用・服用のコツetc.
・お薬以外の治療法「ソーシャル・リズム・メトリック」の書き方なども解説
・家族が心がけるポイント~患者さんを支えるコツを伝授!

【目次】
PART1 「躁」と「うつ」の両極端の状態をくり返す病気です
PART2 本人は「うつ」がつらく、家族は「躁」がつらいのです
PART3 最初から双極性障害と診断されないことが多いものです
PART4 原因やきっかけはあるのでしょうか?
PART5 薬と心理・社会的治療が治療の両輪です
PART6 病気と上手に付き合うために、患者さん自身が心がけたいこと
PART7 家族の方へ 周囲が心がけたいこと
巻末情報(主な相談窓口、就労支援制度、経済支援制度)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 加藤氏の著作は、まずこれを読んだ。そのあとに、もっと知りたい〜を読んだので、かなり双極症の知識補完された。主治医にも感謝、加藤忠史氏、に感謝状贈りたいくらい、しかもまだまだ現役で臨床でご活躍されてるところが、嬉しすぎる。加藤氏に感謝です。私は双極症の研究が進むように、ブレインバンクの登録を考えている。

  • 日本における双極性感情障害研究の第一人者である、順天堂大学の加藤忠史先生が監修された、一般向けの本。

    私自身は大学で臨床心理学を専攻したもののの、自身も通院歴が20年以上、入院歴も数十回ある。

    この本は全く心理学や臨床心理学の知識がなくても、簡単に読むことができる。当事者やその家族向けの具代的アドバイスもあり。

    ただ若干、軽躁状態と混合状態の当事者への具代的アドバイスは少なめか。

    双極性気分障害を知りたいかた(特に当事者やその家族)にとっては、「いろはのい」になるかもしれない。

  • 「脳と心」は「時計と時刻」の関係、の例えがわかりやすかった。時計が時刻を刻むように、心は脳が紡ぎ出すものであり、心は脳の働きである。壊れるのは時計で、時間ではないように、病気になるのは脳で、心が病気になるわけではない。「心の病気」というのは無いのだ、と。その他、病気の特徴や治療法などを一通り外観しつつ、周囲がどのような態度でいるといいかについても触れられている。

  • 過去にうつ病や適応障害、複雑性PTSDの併発病があるため、自分の症状が本当に双極性障害なのか、愛着障害や境界性パーソナリティ障害なのではと疑う日々に終止符が打たれた本でした。
    「軽躁状態を本来の自分だと錯覚する」が思い当たる節がありすぎる(笑)
    ただ、いかんせんわたしは思春期から発病しており病歴が長すぎるため、診断がでる前から躁鬱エピソードに思い当たる節があるため、逆にゴールが見えなくなった部分もあります。
    過去に飲んだ薬の効果や、症状の経過によって何故医者があんな風に薬を変えたかも納得することができました。

    脳の病気であること、主な治療は薬物療法と認知行動療法の両輪であることはわかったのですが、自分の場合は鬱状態は割と対応できるようになってきており、「混合状態」と「軽躁状態」にかなり振り回されているので、その時の適切な対応を知りたいのもあり星マイナス1。
    特に混合状態時には病気の症状が出ていると自覚できていても、もはや自分だけでは止められず(かといって周りの言葉を受け入れられるほどの余裕もなく)、死にたい衝動のままアレコレ行動してしまって自分でも怖いです。開放されるには死んだ方がいいのかな…(鬱転)
    気長に闘病頑張ろうと思います…><

  • 双極性障害の症状を再確認できてよかった。今後の治療をよりよいものにするための課題もわかりました。

    全体的に文字数が少なくて、デザインもシンプルなので読書に集中するのが苦手な私でも数時間で読めました。

  • イラスト、文字の大きさや余白など読みやすい工夫がされていて、理解もしやすい。
    パラパラめくって、気になったページに目を留めてちょっと読みもしやすいので、腰を据えて読まなくても読める。
    入門書というには重いかもしれないが、気軽に手に取れる本だと言える。

  • 【学内から閲覧はこちらから↓】
    https://library.morioka-u.ac.jp/opac/volume/294003

    【学外からのアクセスはこちらをご確認ください】
    https://library.morioka-u.ac.jp/drupal/?q=ja/mebl

  • 自分の病気をあまり説明できないことに気が付き、図書館で探してみた。比較的新しい本があってよかった。

    この病気、躁うつ病→双極性障害→双極症(2018年)と最近名前が変わったらしい。知らなかった。浸透するのには時間がかかりそう。
    病気の症状、診断、薬の服用などまんべんなく書かれていて、とても読みやすかった。回復期(寛解)の状態について詳しく書かれていない(リチウム投薬に寄った内容が多かった)ので、ほかの本がいるなと思った。
    この病気、治らない(ないことにはできない)が、うまく付き合うことで日常生活が送れるようになる。この前半あまり強調されていなかった。まぁ初めてこの病気を知った人に、この前半を受け入れるのは難しいだろう。しかたないか。

    人にくわしく知りたいって言われたら紹介するが、ここに書かれていることがすべてではない(私にはまったく当てはまらない項目も目に付いた)ので、なんともしがたい。

  • 双極性障害研究の第一人者である加藤先生監修による、双極性障害に関する基礎知識がまとめられた著書。

    患者本人、家族など周囲の人双方の視点から、症状が出ているときの過ごし方や再発予防のために気をつけるべきことが分かりやすく記載されていた。

    学んだ基礎知識をもとに、「自分はどうだろう」「あの人はどうだろう」と、個人個人に当てはめて最適な対応を見つけていくのがベターだと感じた。

  • 心理教育に

全15件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×