コロナ vs. AI 最新テクノロジーで感染症に挑む

  • 翔泳社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798168265

作品紹介・あらすじ

AIで新型コロナウイルスを封じ込める!

画像認識、自動運転などAIの利活用がさまざまな分野で進んでおり、
IoTなどの技術と合わせて産業構造が大きく変化しています。
医療分野においても技術の進展は急速であり、
さまざまな病気の治療にも最先端の技術が活用されています。
これらの技術はコロナ対策においても、さまざまな分野で利用されています。

【本書の概要】
・AIを中心にコロナ対策に活用されている最新テクノロジーを紹介
・活用例は治療だけにとどまらず、「予防」「スクリーニング」「創薬」「公衆衛生」「除菌」など幅広く紹介
・AIだけでなく、コロナ対策に活用されているロボットの事例も紹介
・まだ実用化はされていないが、今後の活用が期待される事柄も紹介
・AIの論文をいくつか取り上げ、どのようなシーズが作られているのかを紹介

豪華二大特集
台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏のインタビューも掲載。
同氏の見るコロナウイルスvs.デジタルという視点は、
今後の新型コロナウイルスとデジタルとの付き合い方を考えるうえで大いに参考になります。
また、著者の一人石井大輔氏は新型コロナウイルス患者として医療現場で働く医師や看護師と接することになりました。
現場のリアルな苦闘もエンジニアの視点からレポートします。

【目次】
第1章 vs.コロナのために押さえておくべきAIの動向
第2章 新型コロナウイルスとAI(取組事例)
第3章 新型コロナウイルス関連のAI論文
第4章 vs.コロナのために押さえておくべきロボットの動向
第5章 新型コロナウイルスとロボット(取組事例)
第6章 Withコロナ、Afterコロナの展望

特別付録
オードリー・タン氏へのインタビュー
感染してわかった新型コロナウイルスの恐ろしさ

感想・レビュー・書評

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  • 新型コロナウイルスの流行により、どのようなAIやロボットを使った取り組みをしているかということについて書いた本。
    予想はしてたけど、いろいろな取り組みがされているということが分かった。
    中には、あまりあてにならなかったものもあるようで、2020年4月26日のAIの予測では、2020年12月9日は100%収束すると予想されたらしい(日本国内だけだと2020年9月26日に収束)。まあ、4月26日だとちょっと減ってきた感じだったとも思うし、仕方ないか。
    胸部レントゲン画像やCT画像で新型コロナウイルス肺炎かどうかを推測するAIはあるだろうなと思ったけど、なんとオープンデータとして胸部画像が公開されているらしい(https://github.com/ieee8023/covid-chestxray-dataset)。こういう画像があると、全世界のAI開発者が研究できるから確かにいいだろうな。と思ったら、2020年3月時点でCT画像検査による新型コロナウイルスのスクリーニング診断は非推奨となったらしい。でも、その時点で非推奨となったとしても、その後の研究で精度はあがりそうなもんだけど、今はどうなってるんだろう。
    他に、新型コロナウイルス感染の予測については目の写真で予測したり(https://arxiv.org/abs/2009.03184)、咳の音で予測(https://arxiv.org/abs/2004.01275)するという研究もあるらしい。そんなので分かるのかとちょっとだけ疑わしくはあるのだけど、これがもし精度が高く判定できるのであれば、スマホで予測ができるとのことなので、ちょっとだけ期待したい。
    ロボットの話では、アバターイン社のnewmeというロボットが気になった。テレプレゼンスロボットというディスプレイがついた移動式のロボットだそうだけど、遠隔で人が操作して利用するという使い方ができるそうで、いろいろ応用できそうだなと思った。
    特別付録として、オードリー・タン台湾デジタル担当大臣のインタビューも収録。この方は、話を聞いていると別次元に生きているような気がする。思考が普通の人とは根本的に何か違う気がする(いい意味で)。最近、立て続けにオードリー・タンについての本が発売されてるけど、どれか読んでみようかなと思った。
    特に気になったのが、台湾やタイで広がっているという「Cofacts」という取り組み。ファクトチェックプラットフォームというものらしく、SNSでの噂が本当かどうかをクラウドソーシングを用いてチェックすることができるらしい。こういう取り組みが広がっているっていうのは素晴らしいなと思う。日本でも広まらないだろうか。

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著者プロフィール

(いしい だいすけ)島根県立大学人間文化学部地域文化学科准教授。

「2019年 『情報資源組織論-第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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