「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント

著者 :
  • 翔泳社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798170237

作品紹介・あらすじ

組織の中でもっと自由に
働くためのヒントを紹介します

大企業にいながら、兼業自由・勤怠自由
の正社員として働く仲山進也さん。

世の中のビジネスパーソンが
健やかに働くための方法を模索する中で
組織で働く人は次の4タイプの動物に
たとえられることに気づきました。

・組織のイヌ:自分の意志よりも社命を優先
・組織のネコ:ときに社命よりも自分の意志を優先
・組織のトラ:ネコの進化系。社命より使命
・組織のライオン:群れを統率

自分がこの中のどのタイプかを知ることが
自由に働くための第一歩となります。

次のような思いを抱いている人は
「組織のネコ度チェックリスト」(本書付属)
をぜひお試しください。

・もっと自分の素を出して働きたい人
・会社の人間関係に悩んでいる人
・これからのキャリア(異動・転職など)を模索している人
・自分の実力をより高めたい人

「組織のイヌ・ネコ・トラ・ライオン」の
どの働き方のタイプも組織には必要なのですが
この本ではとくに「組織のネコ・トラ」として
働く方法を「組織のトラ」14人への取材をもとにまとめています。

「仕事は積み重ねではなく、積み減らし」
「人材採用は下北沢のクラブで」
「役職は『登る山』ではなく『川の流れ』」
「半径5メートルの人に200%満足してもらう」
「サラリーマンは『ドラクエ』」
「現場重視でやりすぎると、よいことが起こる」
などなど
23の独創的かつ実用的な仕事術も紹介。

変化に満ちて、先が見通しにくい時代だからこそ、
自分にぴったりな働き方を探究する。これからの時代を、わくわくして生きるための手引きです。

感想・レビュー・書評

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  •  自分はネコだよなぁと思いながら読んでみて、やっぱりネコでした(笑)群れるのは極力避けたいし、できるだけ自由にありのままでいたいというポイントが大きそうだ。
     トラへの憧れはあるので、トラへの道を究めていくために、より「使命」の追求・ありたい姿を磨くことが必要だと感じた。
     本書の中で得た金言は①「仕事は積み重ねではなく積み減らし」、②「組織再編のためには上位概念の書き換えが必要」、③「真面目は、真の顔=本性をありのままさらすことができる状態」の3つ。
     ①は積み上げてきたもの「で」勝負するのではなく、積み上げてきたもの「と」勝負しないと勝てないとも書かれていた。今までの経験は大事にしつつも、経験に囚われずに新たなチャレンジをし続けることが大切だと感じた。
     ②は「製造業」と認識していた企業を「サービス業」と再定義し直したことによる組織の変化が事例として挙げられていた。人は古い価値観に囚われがち(未知への変化を嫌う)なので、組織の再編を行おうと思ったら具体的な行動・結果の変化を求めるよりも、あるべき姿や存在意義を変更・明示してあげることで、自然と人々は変化していくかもしれない。
     ③は会社や上司の指示にそのまま従うことだけが真面目ということではなく、ありのままの状態で判断して行動することが本当の真面目ではないかという話。自分自身がどう思うかを考え、伝えられる環境を築くことも大切な要素だと思った。

  • 何かのウェビナーきっかけで著者のことを認識して読書
    いろんな人のエピソードがのっているのがよい

    メモ
    ・トラリーマンというキーワード
    ・働き方の四章限
      パフォーマンス高い、普通
      組織思考、自由思考
       群れを統率するライオン
       社命よりも使命なトラ
       組織に忠実なイヌ
       自分に忠実ネコ 
    ・自由とは自分に理由があるということ。他人ではなく。
    ・人を笑顔にするために驚きをつくる
    ・虎の共通特性
      社命より使命で働く
      レールから外れた経験など痛みを伴う転換点がある
      突出した成果と個性がある
      経営層に理解者が存在する
      一人で全部やる一気通貫型の仕事をした経験がある
      群れに組み込まれるのが苦手すぎる
      異種のトラと仲良くなれる
      社外の人とチームを作っている
      人を繋いだり、自走支援の活動をしている
      展開型キャリアで活動が広がっている

  • ツレがモショモショ言っているのを横目に読む。うん、あなたはこれだとネコだとおっしゃるのでしょうが、私から見るとイヌだと思いますよ。

  • どうも自分は、イヌではないらしい。でも、ネコにもなりきれていない。これを読んでもっと外の人とも仕事したいと思った。自分の使命をもって、楽しく仕事したい。まずは組織のネコになるぞ。

  • 組織の中でも、自由に働く。
    組織で働く人を、4タイプの動物にたとえて説明。
    ・組織のイヌ:自分の意志よりも社命を優先
    ・組織のネコ:ときに社命よりも自分の意志を優先
    ・組織のトラ:ネコの進化系。社命より使命
    ・組織のライオン:群れを統率
    自分がこの中のどのタイプかを知り、自由に働くことを目指すします。
    組織のトラは、私の周りにもいますね。
    なるほど。

  • イヌ、ネコの例えが面白い。
    合わない社員がいても、あいつはイヌ(ネコ)だから…と考えると許せる気がする。

  • 「組織のネコ」という響きに惹かれて読みました。

    職種的に、ソーシャルワーカーは「トラ」寄りかも、と思いました。

  • 読む前から「組織のイヌ」との対比なんだろうなとは思っていたけれど、トラとライオンが登場することで分類に立体感が出てとても分かりやすい。トラに憧れるネコという構図は、とても納得がいく。

  • イヌのふりをしてモヤモヤ働いているネコ体質の人に対して、ネコとして働いてもいいことを呼びかけるために、ネコの上位互換にあたるトラの働き方や特性、具体事例が紹介がされている。
    もともと「トラリーマンに学ぶ働き方」という対談連載の内容を基に書籍化している本のため、タイトルは組織のネコとあるが、ネコ、イヌ、ライオンの特性については少ししか触れられていない。
    ネコの働き方を知りたくて読むと期待外れだが、トラの働き方をしている方には励みとなる一冊。

  • 会社という組織の中に生息する人の働き方のスタイルをまとめ、その中で少数派である人の戦略をまとめた本。ライオン、イヌ、トラ、ネコの4つの動物に分類してまとめているのが面白い。
    現在のVUCAの自体には必ず少数派のトラ、ネコが必要になってくるのは間違いないと思うが、私はライオン、イヌ側に属しそう。最近移動今所属している部署がトラを求めるところなのだが、自分にはちょっとキツイかなぁ。

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著者プロフィール

1973年6 月27 日、北海道生まれ。仲山考材株式会社 代表取締役/楽天株式会社 楽天大学学長。創業期(社員約20 名)の楽天株式会社に入社、2000年に楽天市場出店者の学び合いの場「楽天大学」を設立、人にフォーカスした本質的・普遍的な商売のフレームワークを伝えつつ、出店者コミュニティの醸成を手がける。2004 年には「ヴィッセル神戸」公式ネットショップを立ち上げ、ファンとの交流を促進するスタイルでグッズ売上げを倍増。2016 年、横浜F・マリノスのプロ契約スタッフとなり、コーチ向け・ジュニアユース向けの育成プログラムを実施。 20 年にわたって数万社の中小・ベンチャー企業を見続け支援しながら、消耗戦に陥らない経営、共創マーケティング、指示命令のない自律自走型の 組織文化・チームづくり、夢中で仕事を遊ぶような働き方を研究している。著書には、人気サッカー漫画『ジャイアントキリング』とコラボした『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』(講談社)ほか多数ある。

「2019年 『サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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