対人援助の現場で使える 言葉〈以外〉で伝える技術 便利帖 (現場で使える便利帖)
- 翔泳社 (2021年9月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798171470
作品紹介・あらすじ
想いや言葉だけでは不十分!
大切なのは、心理学に基づいた
ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション!
「ちゃんと声をかけたのに」「しっかり説明したのに」
相手への声かけや、言葉のやり取りをしっかり行えば大丈夫、
と思っていませんか。
自分は言葉を尽くしたつもりでも、全く届いていないことがあります。
それは相手が、こちらの話を受け入れる心情になっていないのかも。
表情、話し方、身ぶりなどから生まれる印象は、
想像以上に相手に伝わります。いえむしろ、
そうしたノンバーバル(非言語)によるメッセージは、
ときに言葉以上に強く相手の情動に働きかけます。
本書によって対人援助職が非言語表現についての知識を持てば
日々の相談に効果的に活用するだけでなく、相手側の表現の意味も理解し
より豊かなコミュニケーションが実現できるようになります。
■■■本書のポイント■■■
・心理学をベースとした、非言語表現の技術をやさしく解説
・心理学用語からも引ける
・ワークはWebにてダウンロード提供(会員登録が必要です)
■■■読者対象■■■
ソーシャルワーカー、生活相談員、施設職員、
ケアマネジャー、介護福祉士、民生委員、児童委員、
スクールカウンセラー、児童指導員・相談員、
医療職・看護職、自治体職員、カウンセラーの方々
■■■著者について■■■
大谷佳子
Eastern Illinois University, Honors Program心理学科卒業、
Columbia University, Teachers College教育心理学修士課程修了。
現在、昭和大学保健医療学部講師。
医療、福祉、教育の現場の援助職を対象に、
コミュニケーション研修及びコーチング研修、
スーパービジョン研修などを担当。
主な著書に、
『対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖』
『対人援助の現場で使える 質問する技術 便利帖』
『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』(翔泳社)
『よくある場面から学ぶコミュニケーション技術』(中央法規出版)など。
感想・レビュー・書評
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ノンバーバルコミュニケーションで伝えるというより、それでちゃんと伝わるもの
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具体的でわかりやすい
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言葉の他にも、メッセージを伝える手段は数多くあり、表情、目線、視線、動作などがそれです。これらを非言語といいます。実は人が受け取る情報は9割強、非言語を使ったコミュニケーションから伝わっているという実験結果があります。「話す言葉の内容」はわずか7%。表情、話し方、身ぶりなどから生まれる印象は、想像以上に相手に伝わるんですね。
本書は、読み手によっていろいろな使い方ができます。
便利帖としてわからないことがあるときに使うもよし、読み物として通しで読むもよしです。またコミュニケーションのチェックリストやワークがダウンロードできますので、病院の研修にもご利用になれます。
著者の大谷さんは、コミュニケーションの講習や研修をとおして、対人援助職の方々に、コミュニケーションで「たいせつにしてもらいたいこと」を伝えています。
医療従事者の方々はどうぞお手に取ってご覧ください。 -
現場のニーズや慣習的なスキルが、学術的な知見と根拠を持って平易な言葉で繋げられている良書。オンライン時代に注意すべきコミュニケーションにも対応している。
福祉施設等ではスタッフだけがこれを理解しても作業に忙殺される、また感情労働は無駄な仕事だと言われかねないため、現場を変えるためには経営者に読んでもらうためのタイトルや見せ方の工夫の必要がありそう。 -
対人援助の現場に限らず、対人関係一般で使える内容がほとんど。
自分を振り返っていくつか気になることがあった。参考にしたい。
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369.1