アジャイルチームによる目標づくりガイドブック OKRを機能させ成果に繋げるためのアプローチ
- 翔泳社 (2024年7月22日発売)


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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784798184739
作品紹介・あらすじ
成果を生み出す目標設定にチームで向き合う!
チームでの開発において、メンバーのモチベーションを高め、同じ方向を向いて進むためにも、目標づくりは重要です。
しかし、開発に合わせて状況は常に変化するため、当初の目標を見失ったり、遠ざかってしまうことは少なくありません。
本書は、チームで成果を生み出ための目標設定と向き合い、実践し続けてきた著者が、
●目標を設定する
●目標と向き合う
●目標を達成した後
それぞれの過程で、やるべきこと、考えるべきことを架空の開発現場を舞台にしたマンガとともに、わかりやすく解説しています。
こんな課題を感じている方におすすめです。
●組織目標とチーム目標の兼ね合いがうまくいかない
●チームのモチベーションの上げ方がわからない
●心理的安全性を守れているかわからない
この本ではこういった悩みの解決できるプラクティスも多数紹介しています。開発の中でチームが変化していく過程ごとにSTEPを区切り解説しているので、状況に適したプラクティスがわかります。
本書を通して、目標づくりの解像度を高め、よりよいチーム運営ができるため知識を身につけましょう!
〈〈実践者による豪華コラムも掲載!〉〉
・目標達成マシンにならないために(芹澤 雅人)
・目標は記憶に残すのではなく、記録に残そう(市谷 聡啓)
・自分の成長と組織からの評価は、重なるが別のもの(小笠原 晋也)
・戦略とは今やるべき3つの優先度リスト(松本 勇気)
・あなたは自分のゴールを持っていますか?(新井 剛)
・スクラムチームにおける評価のあり方(川口 恭伸)
・目標設定と確認はいつやるの?(森 一樹)
・ワクワク目標を立てる意義とは?(湯前 慶大)
【目次】
STEP1 お互いを知ろう
STEP2 ワクワクする目標をつくろう
STEP3 チームのリズムをつくろう
STEP4 チームのマインドを育てよう
STEP5 助け合えるチームになろう
STEP6 チームの開発生産性を測ろう
STEP7 チームの外と向き合おう
STEP8 ゴールにたどり着いたその先に
感想・レビュー・書評
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・フレームワークがたくさん!アジャイルだからこそ、型がないと成果が出にくいということか
・目標、進捗の共有、情報の対称性
・内容は、段階的でリアリティもあり、わかりやすかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中にあるさまざまな目標管理方法やそのための指標をこのシリーズらしくわかりやすく説明してくれる。
なんとなくタイトルが物足りない気もするけど。アジャイルによる?なのだろうかとか。 -
▫️SMART な目標設定
Specific: 改善する領域を具体的に定めている
Measurable:定量的であるか、少なくとも進捗を示す指標がある
Assignable: 誰が取り組むのか明確にする
Realistic: 利用可能なリソースの中で達成が現実的であることを示す
Time-Related: いつ結果が達成できるのか明らかにする
※Achievableではない
▫️コルブの経験学習モデル
経験、省察、概念化、実践
▫️ DevOps指標 Four Keys
・デプロイの頻度:組織による正常な本番環境へのリリースの頻度
・変更のリードタイム:コミットから本番環境稼働までの所要時間
・変更障害率:デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合(%)
・サービス復元時間:組織が本番環境での障害から回復するのにかかる時間
※DevOpsの能力 https://cloud.google.com/architecture/devops?hl=ja
▫️SPACEフレームワーク
Satisfaction and well-being
・開発者が自分の仕事、チーム、ツール、文化にどれだけ充実感を感じているか
Performance
・システムやプロセスの成果
・品質:信頼性、パグのなさ、継続的なサービスの健全性
・影響:顧客満足度、顧客導入と維持、機能利用、コスト削減
Activity
・業務遂行の過程で完了したアクションやアウトプットの数
・設計とコーディング:設計文書や仕様書、作業項目、プルリクエスト、コミット、コードレビューの量や数
・継続的インテグレーションとデプロイメント:ビルド、テスト、デプロイメント/リリース、インフラの利用回数
・運用活動: インシデント/問題の数または量、およびその重大度、オンコールへの参加、およびインシデントの軽減に基づく分布
Communication and collaboration
・どのようにコミュニケーションしどのように協働するか
・文書と専門知識の発見可能性
・インテグレーションの速さ
・チームメンバーが貢献した仕事のレビューの質
・誰が誰とどのようにつながっているかを示すネットワーク指標
・新メンバーのオンボーディング時間と経験
Efficiency and flow
・中断や遅延を最小限に抑えて仕事を完了させたり、進捗させたりする能力
・プロセス内のハンドオフ数、プロセス内の異なるチーム間のハンドオフ数
・フロー状態を作り出す能力
・中断の数、タイミング
・時間:合計時間、価値を創出している時間、待ち時間 -
具体例も新しく今そのまま使える形で具体化しているので、現場で使いやすい
感覚ではなく提唱されている論文や理論から情報を整理してくれているので納得感がある
何度も繰り返し読んで実践したい良書 -
どうしたらワクワクする目標設定が作れるのか?に関するエッセンスがたくさんありました。小さく実践していけることも多く、試して検査と適応していきたいと思わせてくれました。多分定期的に読み返す気がします。
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目標づくりのガイドブックでありながら、機能するチーづくりのガイドブックでもあった。コンパクトにまとまっていてとてもよかった
小田中育生の作品





