いちばんうしろの大魔王ACT9 (HJ文庫 み 1-2-9)

著者 :
  • ホビージャパン
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本棚登録 : 112
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798600291

作品紹介・あらすじ

全ての力を取り戻した皇帝・加寿子に宣戦布告をした阿九斗。この戦いに勝つには、初代魔王ゼロを再び封印し、圧倒的な魔力を持つ皇帝を倒さなければならない。この事態にCIMO8の一人、USDが阿九斗たちにもたらした秘策とは?想像を超えた舞台で繰り広げられる魔王戦争のクライマックス。阿九斗は皇帝の野望を止めることが出来るのか!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 9784798600291 266p 2010・4・1 初版

  • 皇帝・加寿子の話が結末を迎える第9巻。前巻の最後で大きく話が動いたのでまるまる一巻分話が続くとは思っていなかったが、上手くまとまっていて驚いた。

    シリアス展開になると作者の小難しい考えが入り込み過ぎて読みにくくなりがちだった本作ながら、今回はこれまでの積み重ねもあってかわかりやすくまとまっていた印象である。相変わらず各キャラの動かし方は巧いので、本作キャラのファンには魅力的な展開が多いと思える。シリアスな中でもラブコメ的な振る舞いを持ち続ける絢子や、他キャラとは少々異質な動きを見せる不二子、人造人間という特性を持つころねなど、安定感のあるキャラの活かし方が楽しい。その中でも一番今回の話のテーマに関わるヒロシの位置づけが、彼を主人公の様に捉えたとしても面白いほどなので注目して欲しい。

    今回の話で終わっても良いかと思えるほどの密度と話の規模だったにもかかわらず上手くまとめて更に話を続けているのが素直にすごい。次のシリアス展開も今回のような分かりやすさを期待したい所である。

  • 第二部:皇帝編完結。
    まだまだお話が続くように、最後に気になる発言が用意されています。
    どんな方向にストーリーを持っていこうとしているのか。

    次回作は短編集だそうです。
    きっとお色気たっぷりな作品に違いない。


    残念ながら、私はこの巻で打ち止めたいと思います。

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