いちばんうしろの大魔王ACT10 (HJ文庫 み 1-2-10)
- ホビージャパン (2010年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798600772
作品紹介・あらすじ
新皇帝けーなのコメ・ルネッサンス勅令で、学院は大騒ぎに!?何となく学院に居座ることになった淑恵が発明した恐ろしい物とは?会長から逃げ出し、街に出た生徒会三役が巻き込まれた事件とは?老舗旅館の一人娘で皇帝の血を引くという新キャラ、笹原望が巻き起こす騒動を軸に、短編形式でお送りする記念すべきシリーズ第10弾。
感想・レビュー・書評
-
9784798600772 249p 2010・8・1 初版
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリアス編が続いた後ということもあり、帝位継承を狙う用務員笹原望が引き起こすドタバタという共通点でまとめられた短篇集である第10巻。
淑恵が仲間になってから初のコメディということもありメインの話も用意されているのがいい所。作者いわくアニメ化による影響をフィードバックしての生徒会三役メインの回という今までにない視点も魅力的ではある。
しかし全体的には以前のコメディに比べパワーに欠ける印象があった。トラブルのきっかけの発想はやはり面白い所から来るのだがそこからのドタバタがもう少し欲しいのに不足気味で終わってしまうような気がした。キャラの動かし方自体は相変わらずうまいのでもう少し展開をじっくり広げて欲しかったか。 -
魔法が当たり前になった世界で職業診断で下された適性は魔王。
学園を越えて暴走する人々の物語。
今回は本編の続きではあるが、箸休め的な一部。
ラノベにハマり始めた頃に読み始め、そこそこハマった作品だけど、一区切りついた(飽き始めたともいう)ところで2年ぐらい寝かせていた作品。
これ以降、新刊間が空いていたんでずが、書店で新刊が発売されていたので久々に続きを読んでみるかと思いよみました。
異能物が増えていて、最近は学園の中で主人公やその廻りだけ異能が使えることが多いんだけど、この作品は全員が魔法を使えるのが違うところ。
でも、やってることは結構原始的でバカらしい。
素直に面白いなと思った。
ただ、大好きな生徒会長の出番が少なかったのが残念(笑)