東洋ファンタジー風景の描き方 CLIP STUDIO PAINT PRO/EX 空気感のある背景&キャラのなじませ方
- ホビージャパン (2017年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798615370
作品紹介・あらすじ
東洋らしさのある幻想的な風景イラストを描こう!
「ファンタジー風景の描き方」シリーズ第2弾は「東洋」にスポットを当てました。日本、韓国、中国、タイ、ベトナム、インド、モンゴルなど、一口に「東洋」といってもさまざまな国があります。
これらの国の文化やモチーフを題材にしたり、異なる文化圏を組み合わせたりしてイラストを描くことは、古くから行われてきました。
国の文化やモチーフを題材として、現実にはない魅力的な世界を描くことは、まさにイラストならではの醍醐味といえます。
これまでにも新たな世界がイラストとして多く生み出され、これからも描き手の発想次第で無限の広がりを見せていくことでしょう。
本書は、ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」を使い、東洋らしさのある幻想的な風景イラストを描くための技法書です。前半では、CLIP STUDIO PAINTの基礎、風景イラストの基礎を解説。
さらに、著者が実践している「色の選び方」や「キャラクターと背景のなじませ方」といった、誰もが知りたいであろうコツを伝えます。
後半では、東洋と呼ばれる国をモチーフとした風景イラストのメイキングを掲載。どのイラストも前半で学んだ「CLIP STUDIO PAINTの使い方」「風景イラストの描き方」の基礎をベースにし、それを応用しながら描いていきます。
イラストごとに学ぶべき重要なポイントを用意し、著者の持つ厳選されたテクニックを解説します。
さらに、著者のゾウノセ、藤ちょこ、二人の視点から、「東洋らしい世界」の構築の仕方を余すところなく披露します。
東洋らしいファンタジーイラストを描くための知識、テクニック、アイデアと厳選されたCLIP STUDIO PAINTの使い方を学べる一冊です。
感想・レビュー・書評
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## ☆3:ある程度描ける人のための東洋風景のTips
書名にあるとおり,東洋ファンタジー風景を描く上での,とくにCLIP STUDIO PAINT PRO/EXでのコツが解説されている。
基本的にはある程度描ける人を前提にしており,題材を元にポイントを解説している。
イラストについては全くのトンチンカンであり,どんなものかと思って読んでみたが,この本は合わなかった。これから始める人が読むような内容ではなく,ある程度できる人のための本となっているので注意が必要だ。
## 参考箇所
> p. 37: POINT 陰(Shade)と影(Shadow)
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カゲは厳密には大きく2種類に分けられます。言葉の話にもなってしまいますが、光が当たらずに暗くなっている部分、モノの立体感によってできるグラデーションを「陰(Shade)」、モノに光が当たることにより、背景や地面のシルエットで暗くなる部分、段差によって生まれる暗い部分や溝になっている部分を「影(Shadow)」と称します。
カゲという言葉の漢字による意味の違いを理解していなかったので勉強になった。
## まとめ
イラストや具体例,なぜこうすればよいのかなど適切に解説されているように感じた。ただ,あくまである程度できる人向けの本なのでそこに注意が必要だと感じた。
パーマリンク:<https://senooken.jp/blog/2018/04/20/>詳細をみるコメント0件をすべて表示