宗教で読み解く ファンタジーの秘密 I

著者 :
  • トランスビュー
3.00
  • (0)
  • (2)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 39
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798701493

作品紹介・あらすじ

なぜ魅了されるのか、その圧倒的なパワーはどこから来るのか。
『星の王子さま』
『蜘蛛の糸』
『ナルニア国物語』
『風の谷のナウシカ』
『銀河鉄道の夜』
の面白さの謎を徹底解明。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 読み応えあります。宗教で読み解く、ってほど宗教らしさが前に出てない。簡単にいうと怪しくない。でも独特の解釈が爽快

  • ファンタジーの名作とされる小説群を題材に、その背景にある宗教性についての分析を行っている。本書で扱われている「星の王子様の」「蜘蛛の糸の」宗教性を扱う、というよりも小説群を通じて宗教を見るという観点である。
    とはいえ、作品にある宗教性についても言及しているところもあるような印象。

  • 星の王子様も銀河鉄道の夜もナルニアも、そういった有名どころはほぼ読んだことないので、今回読んで気になりました。
    悪役3人が地獄で…、などちょっと笑える。
    まともに読んだことあるのはナウシカ位ですが、これも読み返したくなり。

  • 他の論者のような深層心理の解説はしないと述べてはいるが、書き手がどのように宗教を信じ、また、地域や時代や文化からどのように影響を受けているかということが作品に反映されていることの分析なので一種の心理分析ではないかと思う。

  • 有名どころのファンタジーを宗教的に考えるとどうなのかって本。
    星の王子様や銀河鉄道の夜、風の谷のナウシカ、ナルニア国物語などをキリスト教や仏教など類似点を探したり、作者の意図、背景を伝ってどういった話で書かれているのかの考察。

    ナルニアのキリスト教啓蒙はわかりきっていたけれどもどうしてそう思えるのかってところに踏み込んでくれているのかわかりやすい。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1958年生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了(宗教学専攻)。
著書に『信じない人のための〈宗教〉講義』(みすず書房)『信じない人のための〈法華経〉講座』(文藝春秋)『人はなぜ「神」を拝むのか?』(角川書店)『初めて学ぶ宗教――自分で考えたい人のために』(共著、有斐閣)『超訳 法華経』(中央公論新社)『宗教のレトリック』(トランスビュー)ほか。
訳書に『宗教の系譜――キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』(T・アサド、岩波書店)『世俗の形成』(T・アサド、みすず書房)『心の習慣――アメリカ個人主義のゆくえ』(R・N・ベラー他、共訳、みすず書房)『ファンダメンタリズム』(M・リズン、岩波書店)
『科学と宗教』(T・ディクソン、丸善出版)ほか。

「2014年 『宗教で読み解く ファンタジーの秘密 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村圭志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×