宗教で読み解く ファンタジーの秘密 II

著者 :
  • トランスビュー
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798701509

作品紹介・あらすじ

フェミニズムも法華経もパラレル・ワールドもある不思議な夢空間。
『ゲド戦記』
『モモ』
『ブッダ』
『ライラの冒険』
『ハリー・ポッター』
の世界の構造を徹底探求。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • ハリーポッターが読みたくて。
    宗教としてはオカルトとかそういった感じにはならず、愛じゃよ愛。な作品だったけれど、その通りであまり宗教っぽくないという結論だった。
    おもにロンに関しての考察がメインだったし、でもアラン・リックマンの話も出てるので好き。
    ローリングさんが教祖になれると作者は書いてるけど普通にすでに信者が世界中にいる教祖だと思う。

    他の話の部分もへーぇー、って読み進められて面白かった。

  • (2014/8/25読止)
    シリーズ第二弾。第一弾は読んでません。第二弾は、ブッダが入っていたので読んでみました。
    なので、この本も全て読んでいません。
    まずブッダを、続いてハリーポッター、あとがき、はじめにの順に読みました。
    手塚治虫氏のブッダについて書かれているのですが、私は手塚氏のも未読、ブッダの説法についても聞きかじり程度なので、ファンタジーと宗教との関わりというより、手塚氏のブッダがかなりドラマチックに作られたものだと知ったことに驚きました。漫画を見たり、映画を観る前に知ることが出来て良かったと思います。
    ブッダだけでやめようと思ったけど、とりあえず読み始めたハリーは、作者の見解、こじつけ?が面白くて、結局最後迄読んでしまいました。
    ハリーは映画を観ただけなので、詳しい人物背景など、映画では端折られているだろう部分に、興味が湧きました。
    「ハリーポッターの見どころは平凡人ロンの描写にある」とあるように、作者はロンについてかなり熱心に書いていて、本当かどうかはわからないけど、面白く読めたし、ロンがとても近しく感じました。
    ゲド、モモ、ライラは、よく知らないので、読まないことにしました。(ゲドは映画を観たけど、覚えてません)

    (内容)
    フェミニズムも法華経もパラレル・ワールドもある不思議な夢空間。『ゲド戦記』『モモ』『ブッダ』『ライラの冒険』『ハリー・ポッター』の世界の構造を徹底探求。

    (目次)
    はじめに 『ゲト戦記』から『ハリー・ポッター』へ/
    第1章 空間と均衡ーU.K.ル=グウィン『ゲト戦記』/
    第2章 時間と死ーM.エンデ『モモ』/
    第3章 社会と悟りー手塚治虫『ブッダ』/
    第4章 物質と権力ーP.プルマン『ライラの冒険』/
    第5章 性格と笑いーJ.K.ローリング『ハリー・ポッター』

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1958年生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了(宗教学専攻)。
著書に『信じない人のための〈宗教〉講義』(みすず書房)『信じない人のための〈法華経〉講座』(文藝春秋)『人はなぜ「神」を拝むのか?』(角川書店)『初めて学ぶ宗教――自分で考えたい人のために』(共著、有斐閣)『超訳 法華経』(中央公論新社)『宗教のレトリック』(トランスビュー)ほか。
訳書に『宗教の系譜――キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』(T・アサド、岩波書店)『世俗の形成』(T・アサド、みすず書房)『心の習慣――アメリカ個人主義のゆくえ』(R・N・ベラー他、共訳、みすず書房)『ファンダメンタリズム』(M・リズン、岩波書店)
『科学と宗教』(T・ディクソン、丸善出版)ほか。

「2014年 『宗教で読み解く ファンタジーの秘密 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村圭志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×