邪神帝国 (The Cthulhu Mythos Files3)

著者 :
  • 創土社
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本棚登録 : 43
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798830032

作品紹介・あらすじ

第1次大戦後、ヒトラーの台頭とともに1933年に政権を掌握し、1945年には崩壊したナチスドイツ。その陰には邪神を信仰するものたちの恐ろしい魔術とさらなる闇が存在していた。緻密に織り込まれたオカルトは、どこまでが史実でどこまでが虚構なのか区別がつかないほどのリアリティと戦慄で迫りくる。アドルフ・ヒトラーの生誕自体が邪悪な存在による意図的なものであるとしたら…その恐怖と狂気が再び甦る日も、いや、それは既に甦っているのかもしれない。ヒトラー、ナチスに焦点をあてたクトゥルー神話の傑作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • *図書館本

    『崑央の女王』が良かった(好き)せいかこちらはちょっと・・・うーんイマイチ
    (自分がナチ物自体にあまり興味が無いからかもしれんけど
    註釈がめちゃめちゃ多いのでできれば各ページ下段に付けてほしかったけどこの量じゃ巻末収録なのもわかる

  • クトゥルーづいてしまって、積読状態の作品を読む。

    ナチスとクトゥルーの組みお合わせは史実の色々な事件から膨らませると組み立てられて(インディージョーンズもそうだった)面白い設定なのだけど、うーん。文章が漫画っぽいのだろうか、説得力にかけるというか、恐怖感が感じられなかった。恐怖ってむずかしい。

  • ナチス×クトゥルフという、題材としてはベタベタだが両方の狂気がうまく両立している。物語もバリエーションに富んでおり、冒頭の話からしてフックが効いている。

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著者プロフィール

一九五六年、北海道生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業。
国書刊行会に入社し、ラヴクラフト作品などの企画出版を手掛ける。八六年、『魔教の幻影』で小説家デビュー。オカルト・伝奇小説を中心に幅広く執筆し、近年は室町時代を題に取った作品を精力的に発表している。二〇〇五年、短編「東山殿御庭」が日本推理作家協会賞候補。アンソロジストとしても高い評価を得ている。

「2023年 『一休どくろ譚・異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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