遥かなる海底神殿 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)

制作 : 小島文美 
  • 創土社
4.20
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本棚登録 : 15
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798830285

作品紹介・あらすじ

「海底軍艦『檀君』」韓国初の原子力潜水艦、その名も"檀君"。ウルトラ・マイティー・スーパー・チタニウム合金を外殻にまとったこの艦の乗務員は、全て女性であった。独島海底で、"檀君"は「神殿」のような遺跡を発見する。その翌日から艦内には潮の香りが漂い、乗務員一人ひとりと、目の間が離れた顔に変貌していくのだった。「キングダム・カム」無人潜水艇の遠隔操縦のスペシャリストであり、現在は指導者と活躍している磯野のもとに、900メートルの海底を探査してほしいと依頼がまいこむ。その場所は、10年前、磯野が指導し、その後行方不明となった増岡拓喜司が向かった場所と同じ場所であった-。1つのクトゥルー作品をテーマに複数の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第11弾は『神殿』に捧げる。

感想・レビュー・書評

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  • 荒山先生。
    珍しい現代劇、かつクトゥルーもの。クトゥルーものについては以前触れていたものもありましたが。
    しかし笑ってしまうくらいいつもの荒山先生!
    いつものように、朝鮮だし、XXまで出てくる。しかも(いつもの)某作品にも繋がったりするのでファン必読。

    小中千昭先生。
    本家ばりに、主人公のSAN値が下がっていく話かと思いきや意外などんでん返し。

  • 「海底軍艦<檀君>恨ニ狂ヒ誣ニ猖フ」
    コミカルなムードのパートと胸熱ホラー(?)なパートが交互に進みます。あくまでコミカルな前者と、進行するにつれてどう決着が着くのか想像がつかない程カタストロフィックになる後者がついに交わる時、笑撃のラストが!腹筋崩壊しました。

    「キングダム・カム」
    ホラージャンルの特撮TVドラマのようなテイスト。ヒロインのネタバレ後の描写が急ぎすぎ(紙幅の関係?)の気がしてもったいないと思いました。ヒロイン主役のシリーズ化をこっそり希望。

    「神殿カーニバル」
    カーニバルです。百鬼夜行です。ケイオスです。
    最強は這い寄る混沌のあの料理人でしょうか。
    313ページ上段の「食は、人を狂わせる」が頭を離れません。

  • 荒山徹の作品は、クトゥルーという題材を、恐ろしいほどの力技で自分の守備範囲に取り込んだ怪作。古くからの荒山ファンにもうれしいネタも仕込んであって、おすすめです。

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著者プロフィール

1961年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、1999年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』(2002年)『十兵衛両断』(03年)『柳生薔薇剣』(05年)で第24、25、27回吉川英治文学新人賞候補。第2回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』(08年)で受賞。『白村江』(16年)で、17年に「第6回歴史時代作家クラブ賞」で作品賞を受賞、「2017年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で1位、「第7回本屋さんが選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。本作『神を統べる者』(全3巻)が、デビュー20周年記念作となる。

「2019年 『神を統べる者 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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