ミシェル・フーコー: 批判的実証主義と主体性の哲学

著者 :
  • 東信堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798900902

作品紹介・あらすじ

時期によりその相貌を大きく変えるフーコーの営為の中に、思考の断絶を見る一般の見方に対して、その全時期を貫く「重心を移動させながらの一貫性」を追求したスリリングな研究。フーコー自身の発言を手がかりとした全テキストの精細な検証を通じ、各時期の焦点をなす知・権力・主体化という三要素の探求は同時に、人間の実存を構成する諸要因を変容に導く「実践的批判」の行使であることを明示し、フーコー哲学の真髄に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • いただき物。断絶が強調されるフーコーの著作群に実存の条件の可視化という一貫した企図があることが論じられている。主要な著作について丁寧に論じられているので、よく勉強しよう。最後の、フーコーにおける倫理と政治哲学(の不在)の話はもう少し詳しく知りたいところ。

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