20代の特別授業

著者 :
  • すばる舎
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本棚登録 : 61
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799100042

作品紹介・あらすじ

「前に踏み出す力」(アクション)、「考え抜く力」(シンキング)、「チームで働く力」(チームワーク)。社会人として本当に求められている能力がこの1冊で身につく!就活生、若手社員必読。

感想・レビュー・書評

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  • 2011年に書かれた本だが、2024年に読んでも全く古さを感じさせない基礎的内容であった。仕事をするにも、仕事をするための基礎体力のようなものが必要で、その基礎体力を養うためにはどうすれば良いかということを書いてくださっている。自分が20代の頃に読んでいれば、また勉強になることも多かったのかとも思う。20代以上の人であっても、今から自分をアップデートしたいと思う人であれば、必ず役立つ内容があると思う。また、若い人と働く上で、どのように仕事に対して基礎体力をつけるべきかをアドバイスする立場の人であれば、そういう視点で読めば、非常に有効かとも思う。

  • ☆大きな目的があれば小さなことが気にならなくなる

    1「20代ってこんな時期」
    理不尽は、上司の「レベルアップをしてほしい」という気持ち
    仕事を覚える努力する姿さえあれば、受け入れられる
    たくさんの人に会って時間を無駄にする 質より量
    仕事以外の趣味もする

    2「前に踏み出す力」
    飛んできたボールには、飛んできた意味がある
    大きな目的があれば小さなことが気にならなくなる
    社員は仕事を作る立場

    3「チームで働く力」
    上司に呼ばれたらその人の前まで歩いて行く
    その日の結果がどうであれ必ず上司に報告をする
    失敗するときだけの報告は嫌われる
    嫌な人にもほめたら好かれる

    4「考え抜く力」
    答えを出すことよりも疑問を持つ方が大切
    誰もほめてくれないときは自分をほめる
    相反する意見両方に触れる

    5「コミュ力」
    まず結論から述べる
    話すときはキーワードを意識
    「思います」や「多分」はNG
    報告文章は箇条書きで

    6「自分の強み、役割」
    会社勤めは石の上にも5年 それは修行
    5年で辞める人で転職で成功する人なんかいない

  • 仕事に対する考え方や
    抑えておくべきポイントとなる知識、考え方をシンプルな項目にまとめています。20代とありますが、内容は本当に基礎的で新卒向けだと感じました。ただ、基礎的な分重要なことばかりでしたので、そこから実践する内容を3点あげるとしたら、下記になります。

    ①自分の領域を作らないで仕事に取り組む
    →目の前のごみはすすんで拾う
    ②複数の仕事を同時にこなすをプライベートでやってみる
    →本を多読、多ジャンルで行う

    ③敬語だけで印象が180度変わるのに実践しない人が多い
    →敬語の本を読んで実践する

  • いまや、こんなことまで大学生に教えなくてはならない時代なのか?
    でも、大学生のみならず若手社員も読んでみるべき内容かも。
    分かりやすく読みやすくまとめられた本。サッと読破できる内容なので、一読してみる価値はあり。

  • 言葉づかいがきちんとしているかいないかは人物の印象に大きな影響を与える。
    20代は経験も知恵もない。だから先達の話を聞くべき。同年代に相談しても共感や同情はしてくれるが、知恵までは貸してくれない。
    仕事におけるセンスの良さは莫大なデータの蓄積があってはじめて発揮される。
    大きな目標があると小さなことが気にならなくなる。

  • 「社会人基礎力」なる言葉を知ったのは就職活動をする学生向けに経済産業省のてこ入りで作成されたフリーパーパーからだったんですけど、わき道にそれないためには大事な要素です。

    こういう本と『生産性やコミニュケーション能力なんてクソ喰らえ』と標榜してはばからない雨宮処凛さんの本を同時に読んでここに紹介している自分は一体ナンなんだろうなんて思うことがあるんですけれど、僕はこの人の事を、この本をとるまで全く知りませんでした。でも、もともとNHKのアナウンサーだったのですね。そんな彼がサラリーマン時代に培った言うなれば
    「組織の中で生き抜いて仕事をする知恵」
    がつまびらかにされているものです。

    それが20代30代の若手ビジネスパーソン向けに構成されて、一冊の本にまとめられているのが本書です。少なくともこの本を20歳くらいのときに読んでいてば、少なくともここにこうして駄文を書き綴っていたりすることはなかったと思いますね。少なくともこの本を一冊読んで書かれていることをほぼ完全に実行できれば、会社組織で生きていくことができるでしょう。

    そして、この本で僕がなるほどなぁと思った箇所は新聞のテレビ欄を眺めれば、世の中の動きやだれが時の人かわかる、と看破したところで、その文章を読んだときには、さすがさすがテレビ畑の人間だなとびっくりしたことを覚えています。この本を読んで、作者は20代のころ、よく異業種間交流会に出席していたそうなので、僕もためしに出席だけはしてみようかと思います。それが自分に役に立つかどうかは別として…。

  • 暗中模索の日々を過ごしている中で、
    知りたかった事が書いてあった


    そんな一冊。

    「言葉一つで毎日が変わる。」
    など、心に刺さった言葉も多数あり、説得力があるのは著者である森さんが元NHKのアナウンサーだからだろうか。
    二十代と言わずに、部活など、何かの「組織」に属している中・高生も読んでおいて損はないだろう。

  • ネットには少し批判的だし、金はどんどん使って夜も10時まで変えるなという意見で、ちょっと自分にはあわなそうだった。
    ネットに少し批判的といっても、ブログを書くことについては肯定的っぽいけれども(インプットはダメで、アウトプットはOKという感じ)。

  • 学生時代でなく、社会人一年目の今だからこの本から学んだことをすぐに実行できる気がする。
    ・社外との交流の機会を持ち、師匠を持つ。
    ・社会人としての言葉づかいを身に着ける。
    ・反省ノートをつくり、日々反省を記録する。
    そして、仕事を覚えながら、大いに遊んで、人間としての幅を広げたい。
    余談だが、著者の森氏が豊橋出身であることに驚きとともに親近感を覚えた。

  • ・20代は失敗データをたくさん積み重ねるストックの時期
    ・自ら進んでいろいろな業種の人に会う
    ・まずやってみること、行ってみること
     →動き出す姿勢が大切→世界が広がる
    ・うまくいくかどうかや周りからの評価などどうでも良い
    ・やれば成功もできるし、失敗もできる。
     →やらなければ失敗すらできない。
    ・20代は格好よさよりも好感度を上げることが大切
     →清潔感で勝負!
    ・答えを出すことよりも疑問を持つことの方が実は大切
    ・ダメならダメでまずは結果を報告する。
    ・根拠のない見通しを語るのはNG! 報告は正直に!

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著者プロフィール

学び舎「森ゼミ」代表。慶應義塾大学卒。元NHKアナウンサー。在学中の1992年から「森ゼミ」を主宰。2014年現在、帝京大学(准教授)、立命館大学、愛知大学、高崎商科大学など6つの大学で講義、年間30以上の大学で講演し、「就職力(人間力)の強い学生」創りに携わる。国の人材育成事業や地域(行政)のリーダー育成にも関わり、国内外を奔走。中国(北京外国語大学や北京工業大学など)、インド(プネ大学)、インドネシア(インドネシア大学)、オーストラリア(クイーンズランド大学)など5か国で講演や講義を行い、「アジアの森ゼミ」への展開も図っている。

「2014年 『よくわかる森式就活 履歴書・エントリーシート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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