60過ぎて後悔しないために 50代でしておくべきこと してはならぬこと

著者 :
  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799101803

作品紹介・あらすじ

「毎日が日曜日」はさほどいいものでもないいまのうちに、定年後にもう一度人生を生きるための準備を。仕事、お金、生活、趣味、生きがい、家族・夫婦、死について。72のしておくべきことしてはならぬこと。

感想・レビュー・書評

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  • 【仕事】65歳まで働く。50代から定年後の準備を。人脈は自前で築く。出世競争から降りて一匹狼に。自分の経験でいまを語るな。【お金】ローンは完済を。足るを知ること。金の貸し借りはしない。【生活】他者と比較しない。非効率の大切さ。【趣味】好きなことを楽しめ。教養を高める。【生き甲斐】人生は51対49なら御の字。孤立せずに孤独に強くなれ。諸行無常。盛者必衰。和して同ぜず。【夫婦・家族】夫婦の会話を求めすぎない。【死】陽気な無常観を持つ。3年連用日記をつける。

  • 言ってる事は、よくわかるが 今の50代には 当てはまらないかなと感じた。ひと昔前の考え方だなぁと思って作者の生まれ年を見たら 自分の親と同じだった。で、納得。

  • 作者のストレートな考え方、物言いが好きか嫌いかで評価が変わるのでは?私は嫌いではない、

  • 60歳をすぎたときのために、50代で準備しておくべきことや心構えをまとめている。
    給料少なくなっても好きなことをして、そこそこの生活をしていけるように、50代のうちに自分なりの人のネットワークを作り、ベストではなくベターな生き方をしよう、という感じ。
    まさに自分の年齢を対象としている。
    60-65歳に何をするか、が個人的には今後の問題だ。

  • 非効率の効率

  • 50代というのは、私の父にとっては過ぎた過去。私にとってはこれから10年ちょっと先の未来です。
    これから先の人生はどう生きるべきなのか興味があり読ませていただきました。

    感想としては既に50代を迎えてしまった人向けの本という感じで、今の自分にとって役に立つと感じたところが半分。

    役に立つところが半分しかない理由は、まだ考える時期が早いということ。

    いずれ50代は誰でもそれまでに死なない限り、いずれやってきます。
    その時、若い時とは違い、力の入れ方を変えなければなりません。
    逆にいうと若い時にできることは若い時にやっておかなければならないということです。
    という訳で、お預けの半分です。

    役に立つと感じたところは、色々な方が述べられている金言(格言)がちりばめられているところ。

    例えば、

    司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』にも出てくるけれど、児玉源太郎が頭の固い参謀たちに、うまいことを言っている。
    『諸君はきのうの専門家であるかもしれん。しかしあすの専門家ではない。』
    アランという哲学者が言っている。「製造は科学、販売は魔術」だと。
    経営コンサルタントの第一人者、トム・ピーターズは、「ビジネスマンは小説を読みなさい」と言っている。人間関係がわかる。
    など他にも沢山あります。
    私としては数多くの金言を知ることができただけでも買った価値はあるかなと感じています。

    本書で紹介されている人物や企業などは巻末にまとめられているので便利です。

    得した気分になれる一冊でした。

  • 役員になれないようなサラリーマンは定年以降の道を自分で切り開かなければいけない。だから、今の仕事一筋にいきるよりも、定年後の暮らしに向けた準備をしようよだって。定年後も仕事をすることが生活を充実させるのに必要みたい。そのためのスキルは今からつけておけと言うことです。仕事の対価が安くても、はたまはボランティアでも、構わないと。

    何もせずに家にいると、奥様からは邪魔者扱いされるし、そもそも顔を合わせても話す事がないんだって、

  • チェック項目13箇所。本書は、定年後を心身ともに元気に過ごすために、50代のうちから心しておくべき事項とその準備のポイントを著者の体験からまとめたものである。年金が不安だと嘆くよりも、あと30年、どのようにして生きるかということのほうが、よりおおきな、切実な問題なのだ。50歳くらいになったら会社での自分のポジションがわかるはずだ、できるだけ早く、定年後の人生に向けての準備をスタートしておけばいいのだ。公私混同はやって当たり前のこと、やっちゃいけないのは政治家だけ、でも政治家もしている、臨機応変にすればいい。プレーイング・マネジャーの立場を放棄してはならない、管理業務をさせられると専門能力は落ちていくと考えないといけない。伸びている会社は若者を甘やかさないが、しかし大事にする、若いひとを正社員にして大事に育てていかないと、愛社心をもつ社員が生まれない。織田信長の偉大さは、自分の成功体験に学ばなかったことだ、小軍をもって大軍を打ち払う桶狭間の戦いのような背水の陣は、生涯に一回しかやっていない。生き残るためには、発想を変えなければならない、もっと知的労働のレベルを上げなければならない、勉強すべき時代に入っているのだ。「家」、「車」、「教育費」の3つがおおきい支出だから、これらを見直していけばいい。「情けは人のためならず」、本来の意味は「情けをかけたらかならず自分に帰ってくる」ということだけれど、もうひとつ「情けをかけたら向こうで甘えてダメになってしまう」ということもある。井戸端会議や飲み屋で一杯・・・非効率の効率、非効率なことを大事にする。経済成熟化社会というのは、1人ひとりが生き方を考える時代だ、貧しい時代と違って、全員に共通する生きがいなんてない。夫婦が長持ちする秘訣は「嫁さんに負けてやる」ことだ。

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著者プロフィール

1936年、京都生まれ。作家兼経営評論家。京都大学文学部卒業後、東急エージェンシー本社マーケティング局長、関西支店長を経て、独立。『冬の火花』(文藝春秋)でデビュー。主な著書に『わが座右の「徒然草」』(PHP研究所)、『新・和魂和才』(NTT出版)などがある。

「2015年 『撤退戦の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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