これだけ! Hou Ren Sou(報連相)

著者 :
  • すばる舎
3.10
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799102466

作品紹介・あらすじ

チームの風とおしがよくなり、一回りも二回りも大きな成果がついてくる-その秘密は報連相にあった!?報告・連絡・相談の"しくみ"を整えれば、確実にチームの評価は右肩上がり。地味だけど役立つツボ。

感想・レビュー・書評

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  • 2019/6/30

  • タイトル通り、職場における報連相に関する本。
    様々書かれていたが、強調したかったと思われる点は、「相手に伝える情報を選別すること」だったのかなと思う。一言で言ってしまえばだけど。
    報告するとき、連絡するとき、相談するとき。それぞれに適切なタイミングがあり、求められている情報がある。気をつけなければならないのは、自分の意図と相手の求めている情報において、どれだけのギャップを抱えているか。自分が重要だと思うことと、相手が重要と思っていることは異なっていることもある。また、自分が発言したことの意味が正しく伝わっていないこともある。

    冒頭で、職場の失敗の原因をコミュニケーション不足に求めることは都合のいい言い訳ではないか、という記述があった。本署を読むと、それはある程度正しく感じられた。コミュニケーションも仕事と同様に、目的や方法を踏まえれば改善する。報連相ができるようになる。
    抱えている仕事に関して、相手はどのように考えており、自分はどう考えているのかという部分が強く意識できていれば・・・ということかな?

  • 仕事のミスや失敗は
    コミュニケーションの不足によって、
    起こることが多いモノです。

    当人は伝えたつもり、理解したつもりでも
    実際は意志疎通ができていなかったと言うようなことは
    よくあることです。


    本日ご紹介する本は、

    社内や社外も含めて
    「報連相」をうまく行い
    効率良く仕事を進めるための
    ヒントが書かれた1冊。

    ポイントは
    「すれ違い」

    伝えたつもりが、相手にきちんと伝わっていなかった。
    思い込みで仕事を進めてしまうことは、よくあります。

    すれ違いが起こったまま、仕事が進むと
    必ず後になって、問題が発生するものです。



    「報告」

    コミュニケーションを取る場合に、
    自分が聞く耳を持つこと、
    そして相手に聞く耳を持ってもらうことは
    重要です。

    マメな報告には、単純接触効果があります。

    日頃から、なにかと報告しておくと、
    それだけで、信頼関係が作りやすくなり、
    聞く耳を持ちやすくなります。

    重要なときだけ、じっくり話をするのではなく、
    日頃から、マメに話しをしておきましょう。



    「連絡」

    エビングハウスの忘却曲線という
    人間の記憶に関する実験結果があります。

    人間は聞いたことを
    20分後に42%、1時間後に56%、
    1日経つと74%のことは忘れます。

    1度言ったからと言って、相手が覚えているとは限りません。

    大事なことは何度も確認することが重要です。



    「相談」

    上司も会社の資源です。

    何か困ったことがあったら、
    自分の手段として使うことが重要。

    目標が達成できそうもないのに
    相談もないというのは問題です。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ホウレンソウのうまい組織は、大きな成果を上げている
    コミュニケーション=相手に反応や行動を促すこと=報告・連絡・相談
    ホウレンソウは、チームのメンバーを動かすためのコミュニケーションであり、営業活動の一つ
    依頼した仕事を催促し、思い出させるのは、指示する側の大事な仕事
    マメな報告には、単純接触効果がある=信頼関係が作りやすくなる
    人間は忘れる生き物、大事なことは何度も確認する
    相談でまず大事なのは、メンバーが悩む時間をできるだけ減らすこと
    問題のテーマや状況に合わせた相談相手を用意しておくと、それが「資産」「武器」になる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 チームに必要なHou Ren Souとは?
    第2章 チームが動く! Hou Ren Souの始め方
    第3章 Hou告が自然に集まるしくみ
    第4章 Ren絡が密になるしかけ
    第5章 Sou談でスッキリ問題解決!
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/ba6c3aa7d80dd6d5.png

  • 報連相についてまとめた本。
    正直、目新しさはないが「うん、確かにそうだよね」と
    思える内容が多い。だが、どれだけの人がこれを本当に実践しているかは甚だ疑問である。報連相だけで一冊にまとめているというのも珍しく(後半は仕事の仕方になっているが)、しかも読みやすいので、報連相が出来ていない人に読んでもらうには凄くよいと思う。

    <メモ>
    ・人は何でもコミュニケーションの問題にする
    ・コミュニケーションは話す量ではなく質
    ・伝えたと伝わったは意味が違う
    ・報告は指示、依頼に対して事実をそのまま伝える事
     連絡は事実情報展開、判断や解釈はケースバイケース
     相談は意見やアドバイスを求める
    ・コミュニケーションが上手く出来ている時は双方発言
    ・何を伝えてほしいかを伝えてから報連相をもらう
    ・リマインドは大切。逆にリマインドされる人は報告タイミングが遅い
    ・事実と憶測は分けて報告
    ・人が行動を継続するにはフィードバックが重要
    ・トラブルは誰がではなく、何があったか。責任追及をすると報告されなくなる
    ・一連の業務には次のアクションが必ずある
    ・エビングハウスの忘却曲線
    ・メンバーに何を言ってもダメ、何度言ってもダメな時は、まず自分の意識を改める
    ・トラブルで一番の問題は情報収集しないこと

  • 目新しさはない。
    フィードバック大事と。

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著者プロフィール

ソフトブレーン・サービス株式会社 代表取締役社長  プロセスマネジメント財団 代表理事
1996年、早稲田大学卒業後、野村證券へ入社。本店勤務。一貫して、リテール営業。トップ営業マンとして活躍。2000年、成毛眞氏率いるコンサルティング会社(株)インスパイア入社。2005年、ソフトブレーン・サービス株式会社入社、取締役を経て、2010年7月より代表取締役社長に就任。営業マーケティングに関するセミナーを多数開催。

「2016年 『営業のプロが新人のために書いた はじめての「営業」1年生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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