- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799103944
作品紹介・あらすじ
「本」こそ最高の知育教材!本格的な勉強はもっと後からでいい!たっぷりの読み聞かせと読書習慣で地頭の土台がつくられる-読むだけで頭が良くなる厳選本145冊も紹介。
感想・レビュー・書評
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読書習慣がある子の方が頭が良いイメージは確かにあるし、読書好きになるに越したことはないし、自分の子にも読書好きになって欲しい読書好きな親だけど、
いくら親が頑張って幼児の頃に毎晩読み聞かせをしても、欲しがるだけ本を与えても本人の「好き」をコントールすることはできないんですよ…
息子は就学後、かいけつゾロリシリーズあたりにハマったのでこのまま本好きになれ!と祈っていたけれど、3年生9歳後半の今はすっかりマンガ入りの学習本ばかり読むようになってしまった。
この本を入手したのは結構前だがそれでも子供が小学生になってからだった。
もしかしてこの本を読むのがもう数年早かったら違った結果になった可能性はあるけれど、いくら指南本を読んでも結局は子供本人次第だな、と。
思えば今読書が好きな自分も小学生の頃は学研のひみつシリーズばかりで小説を読んだ記憶は殆どないし、中学生の頃はコバルト文庫や宇宙皇子、赤川次郎等ばかりで著名な文学作品とは縁遠かった。(但し読書好きの芽は出ていたので読書冊数だけは物凄く増えた)
親が頑張っても結局なるようにしかならないと思うこの頃である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本の通りに一音一音はっきり読むことを初めてみた。今のところ成果がどうこうよりも、私の口の筋肉を動かすトレーニングになっている笑
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将来の学力は10歳までの読書量で決まる読了。
子供が2歳になり言葉もわかり始めたのでどんな絵本を読ませたらいいのか迷っている時に出会った本。
本を読む子になるような環境作りや、効果のある読み聞かせの方法等とても参考になることが書かれており早速実践してみたくなりました。
子供に本を読んでもらいたいなら、両親が本についての会話をしたり決まった時間に読書の時間を決めたりと生活の一部にすることが大切と書いてあったのでなんとか今の生活に取り入れたいなと思いました。
子供にばかり期待してやらせるのではなくまずは自分改革をしようかな。 -
赤ちゃんから、もう小学校だしという子どもまで、諦めないで今から読み聞かせをしよう!
読み聞かせの仕方
1.一音一音ハッキリ読む
最後の「た」まで意識して読む
2.「は」と「が」の違いを体感的に覚える
3.口を大きく開けて全ての音を発音する
読み聞かせのための「音の良い絵本」が年齢別に紹介されているのが嬉しい。
紹介されている本、チビくんが大好きで夢中で読んだ本がけっこう載っている。
こうやってみると、読まないと思っていたけれど、けっこう読んでいるのかも。 -
本好きな子供に育てたいと思っているものの、子どもたちはあんまり本を読まない。かろうじて次男だけ、積極的に絵本を探したり、読んでくれと言ってくるぐらいかな。
「まずは親が本を読む姿を見せるといい」とたいていの本にあるので、趣味と実益を兼ねて、本を楽しむ親の姿を見せているのにいっこうに効果なし。ひょおとして本に夢中になりすぎると逆効果?
この本を読んで、我が家がやらないといけないことが3つみつかりました。
1)就寝前の読み聞かせの復活。
2)本棚をリビングに持ってくる。
我が家には本はたくさんあるんだけど、2階の寝室に置いてあるんですよね。その部屋には子どもがあんまり行かないので、まずは本棚の引っ越しorリビングに新設。
3)子供向けの本を買う。
図書館で借りてばっかりじゃなくて、本屋さんで本を選ぶ楽しみを知ってもらおう。
この本を読んで「なるほど」と思ったのが、
子どもの頃から童話などに親しんでいないと、今どきの子は「たぬきが人を化かす」ことや「白馬の王子様」の意味がわからないということがおこりうるらしい、ということ。
一般常識をちゃんとおさえた大人に育てるつもりなら、ちゃんと子供の頃から親しむべきものには親しませておいたほうがいいんだな~と思いました。 -
単に本を読むと良いと言うことだけでなく、プロとしての経験と根拠の上にある「読書の重要性」が書いてある本です。
子供に本を読ませた方がいいということは親であれば意識していると思いますが、その読書効果や読ませ方を意識している方は少ないと思います。
そのあたりの内容が濃く書かれていますので、子供に本を読んでもらうための「行動」ができるようになります。
特に目からウロコだったのは「一音一音ハッキリ読み」です。私も子供の気を惹こうとテンションを上げたり感情を込めたり、アレンジして本を読んでいましたが、1歳3ヶ月頃からの我が子は好奇心が高まり、読書中に他のことをしたり、ページをどんどんめくる動作をしたりしていまして集中して本を読んでくれませんでした。
このハッキリ読みをすることで改善すると書いてありますが、驚くことに本当に集中して聞いてくれるようになります。
どうやら早く読んだり抑揚をつけると子供が耳で聞き取れないようで、つまらなく他の行動をするようですが、ハッキリと冷淡に読むことで言葉を理解できるようになり、集中できるということのようです。
他にも良い点はありますが、国語のプロが書いているため読みやすい本であることがおすすめできる点ですね。
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紹介されていた本が参考になった。
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自分のことを振り返ると、幼少期毎日大量の本を読み聞かせてもらったのに、10歳から15歳の間はほとんど本を読まなかった。それは文中にもある通り、友だちと川で魚を捕まえたり望遠鏡で星を観察したり、部活に明け暮れたりと他に楽しいことがたくさんあったからだ。でも高校に入ってからはまた何となく本を読むようになり、ろくに勉強もしなかったが国語と小論文だけは得意だった。それは著者の言う、幼い頃の貯金のおかげなんだと思う。
もちろん人として成長するには、何冊本を読んだかということよりも、読んだ本から思考を深めたり、感情を揺さぶられるような実体験を積み重ねることのほうが何倍も大事だろう。でも単純に読書って楽しいものだから、娘にもいろいろ読んでほしい。本のおもしろさを伝えたい。そう思ったらやっぱり、毎晩読み聞かせせずにはいられない。
それでだ。この本はどちらかといえば読書習慣のない人に向けて書かれているので、普段から読み聞かせをしている人にとっては興ざめする箇所もあるのだが、子どもの耳に届きやすい音読の仕方や、絵本や図鑑の紹介ページはとても参考になる。 -
・地頭の基礎が作られる 1 0歳くらいまでは 、 「本 」をとにかく与えてほしい 。 「読書 」にかける時間をたっぷり作ってあげてほしい。「本をよく読む 」とは 「勉強ができる 」と言い換えてもいいくらい 。 親から 「読書量の貯金 」をたっぷりもらった子は 、底力が全然違う。
・毎日の中に 、本に子どもが集中する機会を可能な限り持ってほしい。東大生の親の中には 、中 2までしていた親御さんもいるという話を聞いたことがある。
・統計によれば 、読書時間が 1日に 3 0分以上ある小学生は 3人に 1人 、 1時間以上ある子は 6人に 1人となっている (文部科学省 ・平成 2 4年度全国学力 ・学習状況調査 ) 。中学生となると 、その割合はさらに減る。高校生にいたっては 、 1カ月に 1冊も本を読まなかった生徒が 5 0 %以上に上る。読書家ということだけで 、すでに少数派なのだ。
・優秀な人はみな読書家だが 、大企業の社長さんや一代で事業を成功させた実業家など 、自分の能力を最大限に発揮して生きておられる方々も 、ほとんどが読書家。本との対話によって 、自分自身の幅を広げ 、思考を深めていく。子どもも同じ。
・絵本を読み聞かせるというスタイルは 、子どもの勉強を親が見てあげるという関係性の相似形。大きくなってからも 、親子で一緒に勉強に取り組みやすくなる。