「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799105559

感想・レビュー・書評

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  • 健康な人の自己評価=平均以上である
    →私は常に劣等感に苛まれており、そうか!世の中の人は自己をきちんと評価できている。それが基盤として必要なことだと気づいた。

    感情、癖などは伝わりうつる
    自分に負の感情が出る理由として、周囲のマイナス感情が脳を通じてキャッチー自分の感情と同化する
    癖もしかりと言っている
    →批判的な意見もあるが、私はふむふむと思った。
    というのも、人は一緒にいる人と似てくる。それはその人の癖、言動、感情処理方法を目にすることが多いー定着してしまうと考えるから。

    →なりたい自分、憧れの人といる時間、触れる時間を増やすことが大切だと改めて感じた

    振り回されてしまう人ー周囲との壁が弱い
    →物や人との距離感について指摘されたことを思い出した。自分の周りに壁があること、それに守られていることをイメージするだけで、振り回されることは減ると思うので納得。

  • よく本屋で目にする本。
    そういう本は流行りで終わる事が多いので手に取る事もなく過ごしてきましたが、図書館で見つけて無料なら読むか・・・と読んでみました。

    とても読みやすい本で、すぐに読めてしまいました。
    今まで読んだ自己啓発本や心理学の本では書いてないような、新しい事が書いてあります。

    それは自分の中の劣等感、自己否定といった感情は他の人の脳内にある思いに影響されたものであるということ。
    そして、その感情を断ち切るにはどうしたらいいのか、という事が書かれてあります。

    それはこの感情にはこの言葉というように特定の言葉を唱えるというものです。
    ただ、その言葉というのがどうにもセンスがない・・・。
    唱えてワクワク感がないし、固いな・・・と感じました。

    また、自分の心と対話するという対処もこれまで心理学を学んだり何らかのワークをしたりした事がない人がいきなりできるだろうか?と思います。
    専門家の手を借りないでちゃんと心の声が的確に聞けるという人がどれだけいるだろう。

    ただ、今現在、感情の起伏が激しくて人を振り回す人と実際に仕事をしているので、ここに書いてあることに共感したり使えるな・・・と思うものはありました。
    人を振り回す人間には下手に出ず、ちゃんと言うべきことを言う、というのはちゃんと自分の経験で実証して有効な手段です。

    個人的に、「うまくいくときは淡々としている」というのに納得しました。
    これも一緒に仕事をしている感情的な人間を客観的に見ていて思う事です。
    その人は躁鬱病のようで、ハイテンションになって人の仕事を邪魔するかと思えば、うつ病みたいにどーんと重くなってイライラして人に当たったりするので、それを隣で見ていると「普通じゃないな。この人」といつも思っているからです。


  • 自分の否定的な感情や思考が自分が本来持っているモノではなく、脳のネットワークを通じて他人から入れられいるモノである。そして、それは暗示によってコントロールができるという今まで聞いたことのない考え方。

    私は他者の評価で自己評価が揺らぐ自分軸が不安定な人間なので、本書で使われている暗示を利用して必要のない、改善のしようのない他者からの思考はシャットダウンしたいと思った。
    以下自己暗示

    ①自分がイラッとしたときや不安に感じた時に『本音モード』と心の中で叫べば自分の本音が出てくる。

    ②「惨めで蔑まれてる感じがする」と思ったときには『浮き輪モード』と心の中で叫んでみると、 自分の思い通りに描けるようになる

    ③脳のネットワークを通じた他者からの暗示の特徴は断定や決めつけ(グレーゾーンも根拠もない)
    『意外と』 という言葉を使って中和する

    ④相手の気持ちを考えそうになった時に『自我防壁』と唱えると、 他人と自分の間に適切な壁が出来上がる

    ⑤相手のことが頭に浮かんだり、相手に対する怒りや心配の気持ちに苛まされたら 『近づかない』と唱える

    ⑥過去と他人のことばかり考えてしまって不快感が襲ってきたら『知恵と力の調整 』と唱えることで 情報が整理される。

    ⑦『相手の気持ちは分からないそして自分の気持ちすらわからない 』と唱えることで他人との境界線が引ける

  • 読んでいると気味が悪くなる。というのも、本書ではいつも誰かに振り回されている原因について「あなたの周りにいるほかの人のネガティブな感情が流れ込んできているから」などとせつめいしているからだ。つまり、巧妙に責任逃れを促しているようにも読める。しかし私が本当に気持ち悪いのは、この本が売れているという厳然たる事実であり、この本の内容に共感し、救われる人が少なからずいること。こういう考え方が現代では求められているのだなという勉強にはなった一冊だった。

  • もう「あの人」に振り回されない! 『無意識さんの力で無敵に生きる』著者・大人気カウンセラー最新作! 職場、恋愛関係、夫婦関係、家族、友人、自分以外の誰かに「振り回されてる」と感じたことはありませんか? 「私のことどう思ってるんだろう」「あのひと言で不快な思いをさせたかも?」と相手のささいな表情や言葉尻から相手の気持ちを予測して不安になる一方、「なんであの人は私にひどいの!」「いつも私ばっかり……」と、一人になってからも「言われたこと」「されたこと」を怒って引きずってしまう。
    本書では他人のことを気にして「振り回されている」状態がなぜ起こるのか、「脳の仕組み」の観点から説明し、「暗示」によって解決していきます。本書を読めば、心に静けさが戻り、「本当の自由」が手に入ります!

  • 冒頭は非常に共感できるところが多く、振り回されているのは、他人の脳の中を勝手に感じ取ってしまっているせいかもしれない、本当の自分は別にあるのかも、と余裕を持ってみられるようになった部分もある。
    いろんな呪文?が出てくるけれど、最後のほうまで読み進めると、その使い分けや使うタイミングがよくわからなくなってくる。
    著者の前の本から続いているような表現もあり、この1冊だけでは理解できないのかも?

  • なるほど、あるある!それそれ!と思って読み進みましたが、その対処方法が難しい感じがしました。
    たぶん、分かりやすく書こうと思って下さっているのだと思いますが、
    「心よ」とか「近づかない」とか「知恵と力の調節!」などの呪文や魔法の言葉だけではなあ~と思います。
    心理学を勉強したり熟知してたら問題があった時に、こう思えば良いんだ!と思えるのかもしれないですがね、、
    でも、一瞬では変わらないですがそうなってしまう原理がわかった感じがします。
    「うまくいく時は淡々としている」平常心、恒久性が大切。
    好かれようと必要以上にサービスすると上下関係ができるので対等でなくなるなどは色々思い当たる事があり、気付かされました。
    なるほどと思う事があり、面白かったです。
    なんとなく自分の行動を見直すことが出来たので、これからに生かせたらなと思います。

    追記
    言語性知能と動作性知能のバランスがとれていると無駄に相手の気持ちを勝手に想像してヤキモキしなくなり、思い出してイライラする事がなくなり自分の時間がもてるって所が好きでした。
    無駄に時間を過ごさない為にも読んで良かったです。

  • 話の飛躍の仕方がなんだか共感出来なかった。
    そこからそこに飛ぶか?と疑問に思ったり。
    アリの話のあたりが特に。
    話ごとに何かを検証しているわけではないのに当然のような感じになっていて不思議だった。
    あくまで例、と思えば読みやすいのかな。

    そもそもミラーニューロンは自分が相手の行動を見たときにその行動が自分にうつることであり、相手自体の脳までもがこちらのもののようになってしまうことではないのでは?とも思った。私はミラーニューロン研究家ではないから何も確証はないけれど。

    暗示は筆者が、実践しやすいようにくだいて書いている、と解釈。要は思い込みだとしても楽になれるなら結果オーライということなのかしら。スピリチュアル的なのは苦手だけれど信じるものは救われるも一理あると思うから実践してみたい。本音を言うように意識したい。

    とはいえこれを書いている間にも、もし筆者がこのレビューを見たらどう思ってしまうのだろうかとか考えているあたりが自分のダメなところなんだろうと思った。きっと誰にも振り回されない人はこんなこと気にしないで気楽にレビューを書くでしょう。
    最初の方は特に、勉強になることが沢山あったので読んでみてよかったです。

    追記:最後まで読んでみて
    表現こそ独特だけれど、楽になる考え方を学ぶことができた。
    認知のゆがみが激しいと著者の言葉を素直に受け取りづらいが、我慢して読んでみると気づきがあると思った。
    本心に忠実にありたい。

  • YouTubeで本の紹介の動画が面白かったので読んでみたが、内容があまりにも無理が多かったので残念。
    前半の振り回される人の分析はまだよかったけど、自分の感情が相手に伝わって嫌な態度を取られていたという説明とか、言葉の力で相手が変わるとか、無理矢理なのではないか。
    そもそもモンスター的な性格の持ち主だったり、ハラスメント気質の人間は、巧妙に弱い相手を見つけて、攻撃をしていることが多い。その為、こちらの感情など関係なしに攻撃してくる相手をどうこうするとか無理な話で、その場合は離れる一択のみ。こういう人がこの本を読んで実践したところでまた相手に食い物にされるだけだと危険に感じた。
    心に問いかけて答えを得るとか、呪文のような言葉を唱えて自己暗示をかければ上手く行く、というおかしな内容になってきて、どんどん気持ち悪くなってきた為、かなり納得できない本だった。
    私だけかと思ったが、他の人もそう感じた感想が多く、少しホッとした。
    参考にできる人で、そのくらいの相手で止まっているような状況なら、参考にすればいいと思う。

  • 自分の感情は相手の脳の回路から感情が伝わってきているから、や、唱えるだけで相手との脳の回路がシャットダウンする!などの理論を最初は納得していなかった。しかし実際に唱えてみると、本当に相手の感情が気にならないような気がする。1回読んで試してほしい。

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著者プロフィール

心理カウンセラー、作家、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役

米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。ブリーフ・セラピーのFAP療法(Free from Anxiety Program)を開発し、トラウマのみならず多くの症例を治療している。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研究生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。「どんな人でも心の傷があり、その人が認識していない心の傷でも治療することで、もっと自由に生きることができるのではないか?」と心的外傷治療に新たな可能性を感じ、インサイト・カウンセリングを立ち上げる。

「2023年 『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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