- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799108642
感想・レビュー・書評
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ここまで大きなプレゼンスを発揮しながら、さらなる成長に貪欲なアマゾンの成長の秘訣が伝わってくる。
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ー アマゾン「成長への14カ条」
成長サイクル…実験、構築、加速、規模の拡大
■実験
第1条 「いい失敗」を促す
第2条 大きなアイデアに賭ける
第3条 ダイナミックな発明や革新を実践する
■構築
第4条 顧客にこだわる
第5条 長期的な考え方を採用する
第6条 自分の「弾み車」を理解する
■加速
第7条 決定は迅速に行う
第8条 複雑なことは単純化する
第9条 テクノロジーで時間を短縮する
第10条 所有者意識を持たせる
■規模の拡大
第11条 企業文化を守る
第12条 高水準を重視する
第13条 重要な項目を計測し、計測項目を疑い、自分の直感を信じる
第14条 常に1日目だと信じる ー
本書の内容は全部大事だけど、「画一的な意思決定プロセスを採用するな」という部分が一番感銘を受けた。
顧客にこだわる会社は素晴らしいな。当然、人によって、アマゾンにはいろいろな感情を抱いてしまうんだろうけどさ。
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ヤバいな。乗っ取られる。
最近、店舗の横とかに水色の保管庫が増えてきたもんな。 -
Amazonの考えを再度整理することができた。
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アマゾンの言う重要な指標とは、顧客数と収益の増加。それは顧客の理解にこだわるということでもある。そのためにはお客様を起点に考え行動することが必要である。
またどの事業に対しても実験→構築→加速→規模の拡大という成長サイクルを使っている。
よく良く読むとすごく基本に忠実であることが分かる。 -
大切なこと
・リスクの捉え方が違う。良い失敗をするために、ともかく試す。リスクを取る。
・速さを優先する。時間をかける決断とそうでない決断を分ける
・常に今日が1日目
・顧客に“こだわる” -
Amazonの行動指針というようなものが、株主なのだが宛てのレターに含まれているというのが紹介されている。発行者は無意識なのかもしれないが、それが含まれているのは本当に浸透しているのだろう。
従業員二所有者意識を持たせるという話が印象に残りました。 -
・アマゾンオークションの失敗は、消費者がアマゾンで製品を競り合うこと自体に拒否反応を示したという要因が有力だ。アマゾンで買い物をする消費者が望んでいたのは、製品を選んで、決まった(できれば安い)価格で購入することだった。何よりも安定した価格を重視していたのだ。
・顧客は自分が理解・尊重されていると感じると、買う数を増やすという形で見返りをくれることが多い。
・自分たちにとっての弾み車(Positive feedback loop)を理解した会社は勢いが生まれるし、余計なことに気を取られなくなる
・このアイデアがうまく進んでいるときはこうなる という視点にする -
ジェフ・ベゾスが何をどのように考えていたのか、AMAZONの企業理念であるAmazon Wayを成長への14カ条として分かりやすく書かれている。企業を成長させるためには実験、構築、加速、規模の拡大をさせていく必要がある。リスクと事業の成長の間には切っても切れない繋がり、顧客へのこだわり、アマゾンマーケットプレイス、低価格、品ぞろえ、便利な配送、決定は迅速に従う、賢くリスクを取って革新を起こす、オーナーシップ、想像と単純化、学びそして興味を持つ等自分の会社のWAYにも生かせる考え方だ。Amazonは常にウォッチしていきたい企業だ。
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株主向けレターを時系列に並べて、CEOの一人語りの文面を入り口にして企業のサクセスストーリーを語る、まるでベゾスが書いたかのように。
これは会社ストーリー物の新しいフォーマットと言える。
加藤今日子の作品





