和のふるまい言葉事典 所作まで身にしみる趣ある言い方

  • すばる舎 (2024年5月16日発売)
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  • 本 ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799112311

作品紹介・あらすじ

NHK大河ドラマや、『鬼滅の刃』などの和風アニメ、ミュージシャンなどクリエーターの影響もあり、日本のノスラルジックな景色や言い回し、ふるまいが、「エモい」(心に響く、ほっこりする)と若い世代を中心に人気が高まっています。
SNSの中でも、古典的なものを引用したりオマージュしたりすることが、表現の1つのファクターともなっています。
その一方で、昭和世代までは理解できていたような和の生活言葉が消えつつ、世代間で伝わらないことも増えているようです。
現在、同志社大学をはじめ教育機関で、着物を通じて日本文化を伝える講師として活躍する著者・柾木さんによると、
例えば、「紐をからげて」の「からげる」「裾を引く」がどういう所作なのか?、「丹田に力を入れて」はどこの位置なのか?、「上着がはだけてる」の「はだける」がどういう状態なのか? 「にじる」はどんな動きなのか?、言葉だけでは通じにくいことが多々あるのだそう。
今回は、所作や態度や様子にまつわる「ふるまいことば編」というカテゴリーでもって、立ち振る舞いの基本動作、おしゃれ装い、生活動作、人間関係などの章テーマごとに、300語余を厳選。英訳、文豪の引用文に、マナー的に役立つ所作アドバイスを随所に添え、ことばのニュアンスが理解しやすいイラスト100点超えで紹介しています。

【目次】
1章 立居ふるまい
2章 身体ふるまい
3章 おしゃれふるまい
4章 生活ふるまい
5章 人間関係ふるまい
コラム まねたい和しぐさ撰

感想・レビュー・書評

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  • そのまんま、「和のふるまい」を表した言葉の事典です。どの言葉の意味も簡潔で、イラストも添えられているのでさらさらと目を通すには良いです。そのイラストも雰囲気があるのですが、一部分かりづらい表現があったのがちょっと残念。あと、言葉の紹介も、最初にひらがなで次に漢字という記載の順番も個人的には逆の方が良かったかな。
    その言葉も、知らないのが圧倒的に多かったなぁ…。こういう言葉は日本文学に触れないとお目にかかれないかしら…
    と思ったけど、『身悶えする』が目に入った時、爆風スランプの『リゾ・ラバ -Resort Lovers-』が、『きりきり舞い』だとピンク・レディーの『サウスポー』が、『湯水のごとく』だとB'zの『GIMME YOUR LOVE』が浮かんでしまった(笑) 案外曲を聴いてみるのも良いのかもしれません。まぁ未だに季節変わりに身悶えた事はありませんが…。
    また、途中で挟まれていた和しぐさとして日本画が紹介されていましたが、解説を読んでそういう計算で描かれてたのかーとちょっと見る目が変わりました。

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