中村伊知哉の 「新世紀ITビジネス進化論」 (ディスカヴァー携書)

著者 :
制作 : ラジオNIKKEI 
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799310991

作品紹介・あらすじ

通信・放送融合、クラウド、モバイル、ソーシャルメディア、電子書籍、デジタル教科書、デジタルサイネージ、クールジャパン…ITの最前線を走り続ける著者が語りつくす「2010年代、日本のメディアビジネスはこうなる!」。

感想・レビュー・書評

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  • 端末、伝送路、サービスの三点で同時進行するメディアの変化と、今後のITのあり方についてIT分野を代表する方々との対談で考える。2012年時点の本で、読んだのが2017年だが、ネットワークやインフラ環境の整備に伴い本書で語られているメディアビジネスの進化が本格化するかもしれない。

  • 対談形式ですらすら読めた。超人スポーツに期待しています。

  • 今後のメディアビジネスのありかたは?

    →コンテンツ経済からソーシャル経済へ
    コンテンツからコンテキスト、コミニュケーション、コミュニティへとじゅうしんが移動
    人と人とがつながることが値打ち

  • 現代のIT活用可能性について。
    ラジオ再編集だからか、やや平板で新規性はそれほどないか

  • やたらデジタルやらITやら頻繁に叫ばれるようになったが、通信と放送、ソーシャルメディア、サイネージ・クラウド、電子教科書など日本の現場を綴った一冊。「これから来そう」となんとなく思っているものの実態が見える。また、各側面で今後日本はどう世界に出ていけばいいのか、ということまで踏み込んでいるため、大変興味深かった。

  • 日本の電子書籍の市場はアメリカの市場規模の2倍あるそうだ。(2010年)

    また、世界中のブログで最も多く使われている言語は日本語なんだそうだ。


    これらに共通するポイントは何か?


    それは「女子高生」である。


    電子書籍市場の75%は漫画で、そのほとんどがBLである。
    女子高生がケータイでブログを書くことも当たり前となっている。



    日本のIT産業におけるキーポイントは女子高生なのだ。つかマジで凄いのな、JK!


    電子書籍だけではなく、デジタルサイネージやユーストリーム、mixiのi未来像やスマートテレビなどなど

    「ITを融合させて何ができるのか?」

    という命題を、有識者との対談形式で幅広く書かれています。

  • 佐々木俊尚さんとのトークが興味を惹かれた。なかなか本質を突いたトークだと思う。こういうピンポイントで短くまとまった意見は物事を掴みやすくて良い。

    ディジタルサイネージの章も面白い。こういった見方は今後広まって行くのだろうな。

    日本が世界に誇れるコンテンツがたくさんあるということを僕らはもっと認識すべきだと改めて感じた。

  • 前半の通信と放送の融合について、
    既にライブドア事件あたりから議論しつくされている内容なので、
    今更的な話題・・・・で読むのが少し苦痛。

    中盤の対談式で書かれているクロストークでは
    夏野剛さんや佐々木俊尚さんが登場して、俄然面白くサクサク読む。

    最終章(part5)のクールジャパン。

    part1-4 で問題定義を投げかけるが、
    結局、日本の新ITビジネスはどうなの?
    どの分野でも世界には遅れてるし、どこで勝負していいのかわからないよね。

    この part5 のクールジャパンで、
    マンガ、アニメ、ゲーム 等のクールジャパンコンテンツこそ、世界に立ち向かえる望みのコンテンツ。
    最後が一番ワクワクしました。

    前半乗り切ると、あとはサラっと読めるので、
    時間ない時でも読める良本でした。

  • IT業界の近年の動向を、放送と通信の融合、デジタルサイネージ、電子教科書、ソーシャルメディア、クールジャパンなどの切り口から解説。IT業界で起きている様々な出来事が相互にどのようにつながり、どんな方向に向かっているのかを俯瞰的にとらえることができる。

  • 通信と放送の融合、ソーシャルメディア、スマートフォン、電子書籍、デジタル教科書、デジタルサイネージにクールジャパンと総花的。だけど単純に面白かったな。各分野に面白いネタがあるのに、それぞれ阻害要因があって大きく育たない。。。そんな次世代のITビジネスをどうやって大きくして“モノ”にしていくかを考えるヒントを与えてくれる。

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著者プロフィール

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。1961年生まれ。京都大学経済学部卒業。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984年ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を担当。橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998年MITメディアラボ客員教授。2002年スタンフォード日本センター研究所長。2006年慶應義塾大学教授を経て現職。

「2017年 『ポスト2020の都市づくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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