ウルトラマラソン マン

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799311295

感想・レビュー・書評

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  • 優秀なサラリーマンである筆者が、ある心境の変化により、子供の頃一生懸命取り組んだ「走る」ということに再び目覚め、そこから更に厳しい環境に挑みながら、己の限界に挑戦していく。その過程やレースの状況などについて語っている本。
    ときには50度を超える高温の中、ときにはマイナス40度の南極で、またあるときには300㎞を超える距離を40時間以上かけて走りきる。筆者は、苦痛を感じることに生きている意味を問う。
    あまりに過酷な環境が多く、一般のランナーに共感は得られないかもしれないが、純粋な読み物としてもおもしろく読める。

  • 面白いって言ったら失礼になるかもしれないが面白い!是非全てのランナーに読んでほしい一冊‼

  • これはブッ飛んだ1冊だ。
    構成は決して洗練されているわけではないが、あまりにも常軌を逸した特殊な男の特別な振る舞いが、いかにも"普通のこと"であるかのように書かれていることがひたすら面白い。
    何だか読んでいるうちに、フルマラソンですらほんのウォームアップぐらいの短い距離なんじゃないか、という感覚が頭をよぎるが、あくまでも我々にとってそれは錯誤であるので間違えぬように。
    これからマラソンの大会に出よう、という読者にとっては、上手いこと作用すれば大きな助けとなるだろうが、ヘンに共感してしまうとボロボロになって壊れてしまう恐れもある、そんな諸刃の剣だ。
    とにかく狂っている、としか言いようがないが、それがまた痛快極まりない。

  • 過酷なウルトラマラソンの体験を語っているのだが、一番面白いのは、序盤の会社から家に帰る途中に、いきなり、革靴で走りだすところ。
    全体的にさらっと読めてしまって、それなりに笑えるが、読み応えはさほどなし。

  • サラリーマンランナーでも、ここまで走ることに熱中できるのだなと感心しました。仕事・走る・チャリティー2つ3つのことを並行して取り組む姿に打たれました。自分のチャレンジだけでなく、だんだん誰かのためや何かのために走ることになり、それが走ることのモチベーションを保ち続けることの要因になるようです。しかし、山や南極ランも驚きますが、デスバレーの酷暑ランが読んでいていちばん辛そうでした。アスファルトが暑くて靴底がとけるし、紫外線が強過ぎて全身防護服、霧吹きの水は肌に届く前に蒸発…あぶない!

  • 46時間で320キロ走破した男‼出だしを頑張り、スパートも頑張る。ハートで走る。ランナー必読の一冊。

  • 久々に凄い本を読んだ。一気に読みきった。

    これはとんでもない距離を走る男の自伝的話なのだが、
    走ることに興味が無い人でも楽しめ、学ぶことが多い。

    走るという行為は何なのだろう?
    人類の歴史と共にある単純なスポーツなのだが、
    他の生き物だってこれほど無茶なことはしないだろうし
    ここまで肉体が変わっていくことがあるのだろうか。
    そんな可能性を人間は持っているのだろうか。

    この本に感化され、
    人生が変わってしまうことだってあるかもしれない。

    久々に驚いた本。

  • 46時間ノンストップで320kmを走り抜いた男性の記録です。
    キラリと光るフレーズがいくつもあるので紹介します。

    「足で走ろうと思うな。ハートで走れ」
    「もっとも大事なのは絶対に諦めないこと。ゴールに辿りつくのにどれくらい掛かろうと構わない。やり遂げることが大事なのだ。」
    「スタートラインに立つことは偉業だと思う。見事ゴールしたものは別の人間になっているだろう」
    「65マイル(104KM)も走ると、自分の体の感覚が麻痺してくる。こうゆう状態では、体調をチェックし脳に異常を伝える仕組みが機能しなくなる。身体が脳を騙すようになる。」
    「痛みは体が弱さを取り除こうとする方法なのさ。苦痛を克服するのではなく、苦痛を味わい楽しむべきなんだ」
    「苦痛は意識の唯一の起源である。苦痛が始まると感覚が研ぎ澄まされ、苦しみこそ幸福に至る秘密が隠されている」
    「100マイルは脚で、次の90マイルは精神力で、そして最後の10マイルは心で走る」
    「人生は一度きりだが、うまくやれば一度で充分だ」
    「幸せはお金で測ることは出来ない、仕事は家族を養い、ランニングは僕の情熱を満たしてくれる」
    「走っている時の孤独感のおかげで、人と一緒の時間をもっと楽しめるようになる」

    これだけで読んだ気分になったアナタ、
    なぜここまでして走り続けるのか?知りたければ
    ぜひ御一読を!!

  •  ランニング中毒ですね。

  • 超長距離ランナーとして有名なディーン・カーナゼスの自伝。
    高低差の激しいコースを100マイル(160km)走る「ウェスタンステーツ100耐久ラン」、気温50℃にも達する中で216km走る「バッドウォーター・ウルトラマラソン」、‐40℃の南極フルマラソンを完走して、199マイル(318km)を12人のリレーで走る過酷なレースを1人で走るという伝説を作り上げた男。
    彼が何を考えながら走っていたのかが書かれていて、とても面白かった。
    そして、誰もが疑問に思うであろう「何故、そんな過酷な状況の中で走り続けるのか?」という最大の疑問に対して、本著の最後で訥々と語られている。
    世界中のあらゆる耐久マラソンを乗り越えてきて境地に達した彼なりの答えに対して凄い感動と共感を覚えた。
    2012年に読んだ中で今のところ1番の名著だ。
    そして、こういう偉大な人間の生き方と考えをこうやって気軽に知って自分の人生に生かすことができる本という存在、本当に素晴らしいなぁと再認識した。
    読書って素晴らしい習慣だ。

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