「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.51
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本棚登録 : 1075
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799311615

作品紹介・あらすじ

なぜ、勝間和代は、有名人になることを目指さなければならなかったのか? そして「有名人になる」とどういうメリットがあるのか? どういうデメリットがあるのか? そして実際、有名人になる方法論はあるのか?
有名人はいかにつくられ、いかに利用されているのか? そして「終わコン」——「有名人」としてのブームはどのように終わるのか? なかなか当事者からは語られないリアルな体験を、勝間和代がロジカルに分析。それが、企業のマーケティング戦略と何ら変わらないこと、組織に頼れないフリーエージェントの時代、誰にとっても開かれたひとつの選択肢でもあることがわかります。

感想・レビュー・書評

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  • 勝間さんの最新刊。
    勝間さんの本を読むのは久々な気がします。

    今回のテーマは、「有名人」。
    有名人になるメリットとデメリットから、
    有名人になる方法、一発屋で終わらせないようには
    どうすればいいのか(そしてその際のジレンマまで)
    今現在勝間さんが知っていること、
    学んだことを余すことなく、文章にしてくれています。

    個人的に印象深かったのは、
    有名人になるということは一方通行であるということ。
    つまり、一度有名になってしまえば、
    無名な存在に戻ることはあり得ません。
    よくよく考えれば当たり前かもしれませんが、
    「う〜ん」と唸ってしまいました。

    将来、自分が有名人になるのか、
    有名人を目指すのかはまだわかりませんが、
    そんな機会に恵まれたのなら、
    読み返して同じ過ちを繰り返さないようにしたいと思います。

  • 頑張る、や努力、という言葉が嫌いだという勝間さんだが、努力量が異常だと感じさせられたエピソードがいくつも。生産性をもって効率的に動くことの重要性を再確認する。──「できることをすべて行う、と言う精神で、自分の能力でできることであれば何でもやってみると言うスタンス。そのリスクはせいぜい「恥をかく」位のことであり別に失うものはありませんのでできることをできる限り行って、ただ売り込みを続ける、それだけです。」

  • 経済評論家の勝間和代さんが有名になったのは、ひとつのプロジェクトだった。独立した事業に敗れたことがきっかけ。途中で何度も投げだそうと思ったというので、その大変さがうかがえる。印象に残ったのは①有名人のメリットは、人脈の広がりによるチャンスの広がり②私達の人生の九八%は運で決まり、その運とは人づき合いで決まる③批判を受けることは日常であり、よほどのことがない限り、批判はスルー④大事なのは、そのチャンスを持ってきてくれる人たちに感謝し、そのチャンスを見逃さないこと⑤チャネル開拓ではできることはすべて行う精神

  • 表紙の挿絵がすべてでした。

  • 有名人について知りたくて読書。

    有名になることのメリットとデメリットがつらつらと書かれていて面白い。この手の本は初めてなので興味深い。ある程度、知名度が上がるとアンチ出現や批判が出る。これは、嫉みや嫉妬と関係していると思われる。

    氣にしない。受け流す。相手にしない。

    精神的太さを身につけるだけではなく、有名人仲間に助けてもらうなどの著者の経験に基づいて乗り切る方法なども紹介されている。

    謙虚さや自己客観力が重要になってくると思った。

    「スルーする」。
    すなわち、気にしない、見ない、聞こえないふりをする、というのが有名人としての行動の作法なのだ、ということがわかってきました。(p52)

    プライバシーが大きく損なわれる点は日本のような他人の視線が鋭く閉鎖的な社会では本当に痛いだろうな。

    読書時間:約1時間5分

  • 有名人になりたい訳ではないが読んでみた。

    「有名人」になるということを戦略的・論理的に見るとこうなるという様子が分かりやすく述べられている。

  • 有名人になる「なり方」を.凄く分かりやすく言語化してくれている。
    そして有名人になるとどんなメリットデメリットがあるのかも提起している。

    有名人になることを経験した勝間和代さんが言うことだけあって説得力があるし、有名人がこういった感じで冷静に分析しながら本を出すのは見たことがないから読む甲斐がある。

  • おもしろいねー。
    自分がTVとか出て「ギリギリ顔が分かるくらい」の有名人になった体験に基づいて、そのメリットとデメリットを、できるだけ客観的に分析していて笑った。
    西原さんの、表紙のイラストも効いてる。

    有名人になる、っつーのは、プライバシーも侵害されるし、たいへん。

    ツイッターもあり、ブログもあり、FBもあり、の現代において、ヘタに有名人になると、いたる所で衆人環視にさらされることになる。

    現代においては、匿名性は、極めて貴重な財産だ、ということが分かる。

  • 勝間の本ははじめて読んだのが「年収10倍の勉強法」で、これが2冊目。本は面白かったが、どうも本人が好きになれなかったので読まなかった。

    本書を読むきっかけは岡田斗司夫がニコ生で書評を述べていたため。面白そうだと思った。

    読んで見て、なぜ勝間が嫌だったのかはっきりし、また勝間の赤裸々な態度に好感をもった。

    勝間が嫌いになっていたのは、本人も言っているように自分を売り込むプロジェクトを推し進めていたため。私にとってはそれが「どうも鼻もちならない」と言うイメージになったようだ。

    その事も含め、本書では勝間が自分自身を売り込みたかった理由から、売れたあと、プーム中、それがやや過ぎ去った今と、正直に自分の苦労を吐露している。力作とも言える。

    有名人になる方法やら、その利点欠点、ブーム中に何をすべきかなど、とても面白い。特に有名人になりたくもない人でも、人生の春夏秋冬をどう乗り切るかと言うような示唆を得られると思う。

    星四つ。

  • 結構前にブックオフで購入。
    純粋にタイトルが興味深かったのと、
    好きなアイドルがどんなことを考えてるのか気になったので。

    内容は想像以上に面白く、
    凡人の私にも役に立つことはたくさんあった。

    自分を商品と捉えて、特徴を把握し、どのセグメントのどの顧客であれば受け入れられるのか。
    とか

    常に高い品質を保証せねばならない、相手の信頼を得続けないと使われない。
    とか。

    この辺は私にもつながるな。
    仕事では商品に高い品質保証求めてるのに、
    人に対しては求めてなかった気がする。
    私に置き換えると
    今日はやる気が湧かないからいいや!
    明日がんばろ!なんぞ思うのですが
    そんなことが通用しないのがいつでもどこでも見られる有名人なわけでその部分では尊敬。

    情熱大陸で大島優子になれますか?という質問に本人が
    「なれますね。ただし、 同じ努力は簡単にはできないと思うけど。」
    と言い放ってた言葉を思い出した。

    まあ、有名にならずとも
    自分のなにか得意なとこ見つけて社会や人に貢献したり
    たくさんの素敵な人と出会って
    色々な世界を見て、知って死ねたら本望かな。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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