会計リテラシーが仕事も人生も変える!

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799312193

感想・レビュー・書評

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  • 経理と財務の違い 数字を扱う、1円も金を生まない
    経理 事実を数字化→財務諸表 付加価値なし 過去会計
    財務 できた財務諸表を読む 付加価値 未来会計

    違いを分からないまま勉強→目的が明確でないと身に付き方が変わってくる。

    ①財務会計(制度会計) 簿記 finance accounting
    ②管理会計(非制度会計) 変動費、固定費を分解→損益分岐点 management accounting
    ③財務 株価、M&A finance

    銀行から借り入れ キャッシュはなくなるが、経費にならない→実感との相違のワケ

    労働分配率(会社の付加価値に対しての人件費)→最低でも会社には給料の3倍の売り上げが必要

    減価償却→購入金額を一定期間に配分して、少しづつ費用にする計算方法
    IT企業→先行投資少ない→ローリスク・ローリターン→儲からない

    売上、利益より投資的効果

    製造業 固定費が大きい→売り上げが上がれば利益が出やすい。☆パナソニック 建設業は?
    2012年3月期 パナソニック 7000億円の赤字
    決算発表を見る時→業種から、変動費or固定費が大きいのか?

    ストラック図 コストを固定費と変動費に分解
    限界利益 1商品が売れると出る利益

    損益分岐点 売上高と費用が等しくなる売上高

    パンの値引き→広告宣伝費になることもある。

    損益分岐点=売上と費用が等しくなる売上高
         =固定費/(1-(変動費/売上高))

    ①キャッシュの確保②固定費削減③変動費削減④売上アップ

    東京に本社ビルがある会社 仮に3億円でビルを借りていたら→本業赤字→不動産収益3億円でトータル赤字を免れているだけ。

    村上ファンド 現金を大量に保有している企業

    M&Aの本質 時間を買うこと→時間を買う借入→正しい会計感覚

    貸借対照表はストック(残高) 損益計算書はフロー(今期の収益)
    B/S 左→資金の運用形態 右→資金の調達源泉

    P/L 下から見る。→税引き後利益を2倍にするには?→売上2倍、経費を下げる、税金を下げる。
    →売上至上主義から脱却、利益を増やす解決策→利益を増やすにはレバレッジをかける。

    利益は意見、現金は事実

    フリーキャッシュフリー 営業CF+投資CF(投資は通常マイナス)

    税金はルール上、実現した損でないと損金にできない。

    将来に対する投資 特別償却、特別税額控除

    時価総額=会社の価値=将来稼ぐ利益の総和

    上場することの本質→資金調達 サントリー→市場からの資金調達が不要な会社は上場などしない。上場に対する認識はメディアでも間違っているケースが多い。

    2012年8月 カフェグローブの倒産 カフェグローブを買収する会社は一夜にしてサイトの信頼性と知名度を得ることができる。

  • 「会計とは『なぜ』ではなく、『だから何なの?』について答える必要がある」ということです、「なぜ」という過去の分析が大事なのではなく、むしろ「だから何なの?」という、“未来のあり方”から「今どうすればいいの?」を導くことが大事です。経理と財務の【共通点】◎数字を扱う職種である◎1円も金を生まない。【相違点】・経理は事実を数字にして財務諸表を作るが、財務はできた財務諸表を読み、そこから何らかの洞察を得る。・経理は過去を扱い、財務は将来を扱う。・経理は付加価値を生み出さないが、財務は付加価値を生み出すことができる。会社が利益をあげなければならない理由は大きく2つあります。①会社が継続することを可能にするため②先行投資に耐えるため。・「時間を買う借入」=正しい会計感覚、「事業資金がないから借入」=間違った会計感覚。時価総額=会社の価値=将来稼ぐ利益(キャッシュ)の総和

  • 会計知識を持った方が人生の転機で買い物をする際に、適切な判断ができる、という本です。FP本よりも読みやすく説明してあります。住宅を買う際には云々の話もありますが、基本的には会社経営の話が多いです。

  • 読書時間1時間50分(読書日数 6日)

    前職が国税局の税務調査官であり「結果がすべて」というスローガンをかかげる経営コンサルタントの筆者が、日常のビジネスから人生の選択に至るまで「会計感覚(リテラシー)」を身につけておく重要性を説いた本

    会計は財務帳票を読み書きして「過去を分析するため」だけにあるものではなく「未来を考えるため」にあるツールである。だから会計学を知っておく必要性はそんなにあるわけではないかも知れないが「リテラシー」を持つことはありとあらゆる場面で役に立つのである。

    「財務と経理の違い」「ストラック図の作成」「利益よりもまずは現金」など、自分に持っていなかったリテラシーについて、相当分かりやすく書かれていた印象がある。

    ざっくりとした会計感覚を身につけるにはうってつけの本である。

  • 会計を大雑把に理解するのに、とてもわかりやすい本でした

  • 基本的なところはこれでokだと思う。さらっと解説してあって読みやすい

  • 会計を身につけたいと思ってあれこれ本を読みあさっていましたが、イマイチ。という状況の中巡り合えた本。会計をただのビジネススキルからリテラシーへ昇華させるためのキモを学ぶ事ができ、自分にとって、大変満足度が高い内容でした。経理と財務の相違点や、会計を3分類し、時間軸を入れた視点による解説、そして、実際のファイナンス的な具体的読み。今後、自分は会計といってもどの分野、どういう内容の本を頼りに学習していけば良いのかを、この本から教わる事が出来ました!良本だと思います。

  • 会計、財務、についてわかりやすく解説されていた財務諸表の読み方、キャッシュがなぜ大事か、、、しつこくもなく、簡単過ぎもせず、具体的な数字で説明したりとわかりやすい本。

  • 限りなく易しい言葉で、エッセンスだけを抜き出し書かれている良書。

    管理会計の本というよりは、経営者を含むビジネスマン全員がベースとして持っておかなければいけない会計リテラシーの話が書きつづられている。

    特に数字で思考できる力を推奨している点が良い。

  • 簿記を勉強する前の良い導入となったと思う。

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著者プロフィール

久保憂希也(くぼ・ゆきや)
株式会社KACHIEL代表取締役社長
1977年、和歌山県和歌山市生まれ。1995年、慶應義塾大学経済学部入学。2001年、国税専門官第31期として東京国税局に入局。飲食店・医療業・士業・ 芸能人・風俗等の税務調査や、外国人課税事務、確定申告関連事務を担当。 2005年、東証一部上場企業に入社。新規事業・経営企画・事業戦略・M&A・事業提携を担当。在籍した4年弱の間に13のプロジェクトを成し遂げる。2007年、会社全体の営業利益の3分の1(約63億円)を計上する子会社の取締役に就任。グループ全体26社・3,000人の部下を統率する。2008年に独立し、経営全般に関するコンサルティング事業を行う株式会社InspireConsultingを設立。2016年、株式会社KACHIELの代表取締役社長に就任。
著書に『「数字」で考えれば、仕事の9割はうまくいく』(KADOKAWA)、『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。

「2022年 『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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