- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799313619
作品紹介・あらすじ
「コンカツ」すればするほど、結婚が遠のく!?衝撃の書『「婚活」時代』から5年。「婚活」生みの親コンビが贈る新しい処方箋。
感想・レビュー・書評
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「婚活」時代という著書を記し,「婚活」という言葉を作って伝えたかったことは2つ。
・自ら動かないと結婚できませんよ
・「昭和結婚」から脱却しなければ結婚は無理ですよ
2つ目のメッセージが届かなかったために本書は作成された。
ただし,この2つのメッセージはメタ的に見ると困難な要求をしているようにみえる。
つまり,「望むものを手に入れたいならば自ら動かないとだめ。だけど,その望むものが高望みにならないようにね。」というメッセージである。
望みの意味をどう変容していけるか。結婚の意味あるいは価値をどう考えていけるか。
ここら辺が鍵なのだろう。
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婚活の再定義と再方向付けの本。以下メモ。
・婚活ブームにより「女性は少ないパイの奪い合いが大事」という誤扇動
・「昭和結婚」から脱却しよう
・女性も働き続ける前提で結婚を
・結婚の前にまず恋愛、まず行動
・婚活は個人ではない、社会の問題 -
婚活というテーマは本当におもしろい
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『「婚活」時代』の続篇に当るものであります。なぜ続篇が必要になつたのでせうか。
著者たちによると、前作では「婚活」なる流行語を生み出し、その必要性も広く一般に認識されたのですが、かなり誤解も招いてしまつたといふことです。
即ち、伝へたかつた事は、①もう待つてゐても結婚できない時代である。②従来の、夫に経済的に依存する結婚の形(本書では「昭和結婚」と呼称してゐます)はもはや望んでも難しい。
ところが、これが誤解・曲解されて伝つたと。多くの未婚女性が望む、相手男性の年収は600万円以上。しかし、特にリーマンショック後は、そんなに稼いでゐる適齢期の独身男性はわづか5.7%(2010年、国立社会保障・人口問題研究所 出生力動向基本調査)なのださうです。すると、独身女性たちはその5.7%に群がり、何とか自分が選ばれるやうに躍起となつてしまつた。要するに未だに昭和結婚の夢を捨てられぬといふ訳です。その結果、なかなかパートナーが見つからず、いたづらに時間のみ経過し「婚活疲れ」を招き、さういふ現象を憂える人々からは的外れな「婚活」批判が起こる。
著者の山田氏・白河氏は、そんな本書の反響は本意ではないとして、改めて「昭和結婚」からの脱却を訴へてゐます。
例へば白河氏は、「働く女性はたつた三つの法則で結婚できる」とし、その三つとは......①自活女子になる②時間の限界のあるものを軸に③条件は広く、場所は狭く。ださうです。
①については、男性の収入のみに頼る生活から、夫婦での「世帯収入」を考へよ(無論男性はその分家事を分担すべし)と助言し、②の意味は、女性の場合「出産」が年齢との兼ね合ひがある為、ここを起点として逆算して婚活を始めよといふこと。
③は文字通り。条件を絞り過ぎると、該当者がゐないし、範囲を広げ過ぎると際限なく広がり、「どこかに理想の人はゐる筈」と、泥沼に嵌る。白河氏は、婚活疲れの女性は「この世にゐない男性」を探してゐるからだ、と指摘してゐます。
念の為に申し上げますが、本書の目的は「みんな結婚しろ」でも、少子化対策のために「産めよ増やせよ」でもありません。「結婚しない自由」は誰にでもございます。結婚したいのに相手が見つからない人に対して、考へ方の転換を促し、背中を押す一冊と申せませう。
「婚活」嫌ひの方はスルーしてくださいませ。ぢやあまた。
http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-666.html -
婚活は言葉として広がったが、本書にあるような拘りを捨てての結婚は広がるべくも無い。
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若者の4人に1人が生涯未婚。
年収600万円以上の男性未婚は5%。
絶望な状況があるけど、これを乗り越えるしかない。
女性は勝ち組だけを求めているわけでは
ない。実際には、浮気をしない誠実な男性がよい
という女性もいる。
こうした男性の誤解もあるので、行動あるのみ。
これから大切なことは、善意のおせっかい、そして
背中押し。
第三者は、この立場を持ちましょう。
本書で指摘されてた一つ、
90年代には「いかに彼女を落とすか」という
テクニック重視の記事がたくさんあったこと。
こういうの、古臭いからか今は見られない。
今だからこそ、もう少し盛り上げてもいいのでは。 -
女性の1/3が希望する年収600万以上の適齢期の男性は5.7%しかいない
女性は収入が不安定な男性はなはから避ける。男性は収入に自信がないから、声もかけられない
女性の2/3は年収400万の男性を求めるのに、それを満たす男性は4人に一人。20−30までの男性の4割近くが年収200万未満
30代未婚男性の正社員率は55%に過ぎない
昭和結婚を追放しないと男性の数が足りない
養ってくれる数の男性、または養う気のある男性の数が、養ってほしい女性の数に対して全く足りていない
今の若い人は、親の水準以上の生活はできないというあきらめがある
娘の親は収入や職業がしっかりした男性のみに興味があり、息子の親は、年齢や従来の女らしい外見にのみに関心がいきます。
女性も男性も社会もかわらなければ、結婚も子どもも増えない
収入も仕事もカップルで一緒に築く
交際を始めてから結婚するまでの平均期間4.26年