ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013年9月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799313701
作品紹介・あらすじ
大学教授になってみたいと思ったことはありませんか?大学教授になる方法を知っていますか?実務家出身の大学教授も多く、公募される時代です。客員教授や特任教授なら、博士号もいりません。大学教授に応募して、一勝百敗の私だから書ける秘伝・裏技、伝授します。
感想・レビュー・書評
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メディアにも出演してるだけあってか、饒舌なしゃべりといった印象で読みやすかったが、あくまで体験談。
大衆向けのビジネス雑誌や人から聞いた話をもとに話を進めたり、明確な根拠なく自分が抱く印象で述べてるだけのところが多いので、説得力はあまりなかった。
ただ、なかなかいない経歴の方だと思うので、この方の生き方に興味ある方にはいいかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仲良くして頂いたお客様が早期退職されて大学の教授になられた方が居るので早速、読んでみました。
それなりに頑張る事が必要と言う点は嘘では無い。 -
用件などについて詳述されており大凡のイメージを掴むのに良い。ただ、正職員としての教授になるのに近道はないのだと分かった。
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まぁ、一般的なノウハウでした。
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まあ前著と同じ。
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論文書かないとダメですよっと。
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Amazonレビューが思いのほか低いのだけど、それほど悪くなかった。大学教授になるというのは予想どおり難しいということがあらためて分かった。正規の大学教授になるには数十倍から100倍の倍率というのは本当であろう(著者の別の著書で『1勝100敗』とあるのはそのことだろう)。志を持ってから実際に慣れるまで数年以上かかるであろうし、志を持ったところで必ずなれる補償もない。
すでに私自身、複数の大学、複数の大学教授と接点を持っており、大学公開講座への参加、大学という場でのファシリテーターを経験済みである。戦略的に露出をはかることにより、大学で教鞭を執ることも、そんな遠くない気がした(もちろん本当は遠いが、手に届かないほど遠くはない)。
大学の非常勤講師をされている方からは、「損得勘定で考えたら割に合わない」とおっしゃっていた。なので、利を求めては決してうまくいかないのだろう。教えることで知的好奇心が満たされれば十分であると言い切れるまで、自らの知的好奇心の維持・向上を図っておきたい。
大学教授へに上り詰めるには学術誌に査読論文を寄稿するというのは、しごく当然のことと思える。私自身、白書の査読経験があり、また日ごろから人の企画書を毎週見続けている。本書の中で、企画書の書きっぷりで書いた人の能力が分かる、というのは本当である。ゆえに論文を読めば、書き手の能力が測れるのは間違いない。
<目次>
はじめに 大学教授への転身は最も品のあるサバイバル術
第1章 現代のビジネスマンは、「三度生まれ変わる」ことを求められている
1 ビジネスマンが転身を考えざるを得ないこれだけの理由
2 ビジネスマンのサバイバルの武器としての大学
第2章 ビジネスマンから代が教授に転身する穂砲
1 実は弾力的な大学教員の採用基準
2 ビジネスマンが世紀の大学教授に転身する方法
3 一気にハードルが下がる客員教授と特認教授になる方法
第3章 正規の大学教授を目指す人は、学会誌への査読論文の寄稿を目指す
第4章 現役ビジネスマンが客員教授を副業とする方法
第5章 秘伝 時間がない人のための効率的論文作成法
1 本当は簡単、学術論文の基本パターン
2 論文のテーマの着想をいかに得るか!? アイデア力を鍛える方法
3 実務家と専門家を分ける「先行研究」についての情報収集力
4 大学教授だけが知っている少ない次官でインプット量を倍増させる三つの読書法
5 集めた情報をいかに整理するか? 大学教授式情報整理術
6 仮説を「実証する」プロセスでは、統計学がものを言う。
ビジネスマンの統計は甘すぎる?
7 論文を書くうえで、ビジネスマンが不利な点と有利な点
第6章 いかに嫌われずに「個」として目立つか?
組織にいながら大学教授を目指す人が
避けては通れないこれだけのこと
さいごに 大学教授への転身は最も品のあるサバイバル術
<メモ>
大学教員数
学長: 746
副学長 999
教授: 68982
准教授:42119
講師: 20017
助教: 38940
助手: 5767
合計: 177570
論文作成で必要とされる能力
?アイデア力
?情報収集力
?情報整理力
?分析力
?英語力
?統計力
2013.10.17 あゆみ書店で見つける。Amazonレビューを見ると評価が低い。
2014.03.03 読書開始
2014.03.06 読了 -
正規の大学教授になりたいのであれば、有力学会誌に査読論文が複数掲載されることを目指す。最初は、業界紙への寄稿から始めるとよく、ほかに、論文に近い学術書を執筆した場合も、これに準じる評価を得る。学術論文は、パターン化でき、①仮説、②先行研究、③実証方法、④結論、の順番で述べていく。これらのパートを埋めるための情報収集が必要である。特に、先行研究の調査は、論文のテーマの着想を得るのに重要で、実証方法プロセスでは、統計学がものを言うが、コンピュータソフトに任せきりにせず、統計の基礎的な考え方は、理解しておく必要がある。
ただ、大学教授は、ポストが空かない限り、募集がかかることはなく、また、公募と言っても、人脈などで出来レースになることもあり、ポストを大量に公募する新設大学や新設学部、ハードルの比較的低い、客員教授や特任教授を目指すという方法もある。 -
珍しい本ではあるが、私にはあまり役に立たなかった。
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出来レースでの公募もあるのが現実。もう少し突っ込んで書いてほしいところ。