社長にも読ませたい 日本一やさしく経営がわかる会計の本 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2014年12月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799316252
作品紹介・あらすじ
「利益を出す商品はどうやってつくる?」「会社の価値を上げるには?」「値段の下がった土地はいつ売る?」日常のビジネスにおける意思決定から経営、投資、人生の選択まで、さまざまな場面において、会計的にはどう考えられるかについて。元国税調査官の経営コンサルタントだから書ける、会計が「ただの知識」から「仕事で使える武器」に変わる本!
感想・レビュー・書評
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平易な内容だが、知識の確認・復習に非常に有益。
以下はメモ。
・減価償却期間が実際の使用年数の実態と合っていないため、正しい費用計上さらには投資採算性評価ができていない。(基本●●年にわたって費用計上していくが、実際にはばらつくから)
・限界利益が超重要。限界利益≒粗利→売上−変動費で、要は固定費を無視した利益。これがプラスであれば事業存続の意義はある。ストラック図で考える。
・固定費の割合が高い企業ほど、利益拡大局面では利益が出やすくなるが、赤字の場合はその逆(ハイリスクハイリターン)
・「たられば」で考えると、本当の業績が見える
例)ずいぶん前に取得した土地や建物で、家賃を支払っていないからこそ経費(販管費)が低くなり、利益が出ているだけのパターン。仮に(たられば)その不動産は貸与して、自分の事業用に別の物件を賃貸した場合、最終利益が同じでも営業利益が下がり経常利益でカバーすることになる(=本業で利益を出せていない)
・税引き後利益だけが、借入金の返済原資である。
・M&Aの本質は、時間を買うこと
・内部留保は、過去に稼いだ余剰利益の合計で、その分の現金を保有しているということではない(別の資産に形を変えている)
・キャッシュフローの改善について考えるとき、税金まで含めたキャッシュフローで考える必要がある
・粉飾決算のパターンとして多いのは、中小企業が利益を多く見せて借り入れを有利に進めるため(その分税金が増えて悪循環・・)。株価を吊り上げる(維持する)ため。
・上場することの本質は「資金調達」すること。資金調達手段があるのであれば上場する必要はない。コスト(維持費も含む)がかなりかかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前著が2冊ともよかったので購入。
このシリーズはさらっと読めるので、はじめの一歩をしっかりと踏みしめたい方におすすめ。 -
会計といっても経理や財務など部署や目的によって必要な知識は異なる。だだ知識を覚えるのではなく、会計の結果から、だから何なのか、を理解できるようになることが重要。
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入門の入門。
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【2015年2冊目】
前に分厚い会計の本に挑戦して、挫折したので、基本的なのをチョイスしました。
法務屋さんにも会計の知識はあった方がいいので(^^;;
この本でキャッシュとか税務の重要性がわかりました!ためになる一冊です!
会計もそうだし、他のいろんな仕事の分野は万能ではあり得ない…そりゃそうだ!納得(^^)