そのガン、放置しますか? 近藤教に惑わされて、君、死に急ぐなかれ (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799317303

作品紹介・あらすじ

-これ以上、"がんもどき理論"の犠牲者を出してはいけない。いま、問題視されている近藤誠医師の言説"がんもどき理論"。早期癌や、進行癌でも転移のないものは、本物の癌ではない"がんもどき"で生命を脅かすには至らないから放置してよい、と近藤医師は説く。さらに、外科手術、抗癌剤、癌検診を強く批判する。近藤医師の指摘は癌医療に一石を投じる意味は果たしたが、その極論を信じ込んだために、治癒や延命の見込みがあるにもかかわらず、癌治療を諦めてしまう患者が増加して物議を醸している。「助かる命さえも死へ追いやられている現状を、看過することはできない」と、『孤高のメス』で著名な大鐘稔彦医師が立ち上がる。諦めずに癌と闘い、みごと生還を果たした癌患者の症例を数多く持つ大鐘医師が、"がんもどき理論"を真っ向から覆す!

感想・レビュー・書評

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  • 直接話し合おうと大鐘先生は、近藤先生との再度の対談を希望したそうです。
    申し込みにかかわらず近藤先生からなにも音沙汰がなかったことに立腹なされています。
    近藤先生が水掛け論になると考えて対談を受けなかったのだろうと推測しますが、きちんと返事をしなかったことは問題でしょう。
    さてこの本が出版されて対談拒否の顛末が公にされたことで近藤先生はどのように対応なされるでしょうか。
    がん治療と同じで、このまま放置するのでしょうか。
    今後の展開にちょっと注目したいと思います。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-12092047242.html

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著者プロフィール

医師・作家。一九四三年愛知県生まれ。 京都大学医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み、「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設。手術の公開など、先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は約六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。医学学術書の他、小説やエッセイなど、著書多数。

「2020年 『緋色のメス 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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