未来に先回りする思考法

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.15
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本棚登録 : 869
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799317549

作品紹介・あらすじ

99.9%の人は、なぜ未来を見誤るのか?

感想・レビュー・書評

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  • 本当に素晴らしい本だと思う。
    2回目読破。何度も繰り返し読んで自分の血肉にしていきたい。
    ☆未来に先回りするため重要なこと
    1.常に原理から考える。
    2.テクノロジーの現在地を知る
    3.タイミングを見極める
    ☆ロジカルシンキングを疑う
    ロジカルシンキングには、すべての情報を得ることが出来ないという「情報」の壁と、意思決定権者が持つ「リテラシー」の壁というふたつの障壁が存在する。そのふたつの壁を認識しないままに、自分たちに認識できる現実の範囲を「全体像」と捉えてしまう問題がある。
    将来的に新しい情報が得られるあろうことを考慮に入れた上で、一定の論理的な矛盾や不確実性をあえて許容しながら意思決定を行うことが、未来へ先回りするための近道。
    ☆短期間で大きな企業を作り上げた経営者の意外な共通点。
    ・コミュニケーション能力が高く、リーダーシップや人望にあふれるスーパービジネスマンであることは稀。
    ・その代わり「世の中の流れを読み、今どの場所にいるのが最も有利なのかを適切に察知する能力」
    ☆未来を先回りできる0.1%の人たちと、そうでない99.9%の人と分けていること
    ・パターンを認識する能力
    ・テクノロジーに理解が深く、経済、人の感情などの複数に要素を把握し、社会が変化するパターンを見抜くことに長けている。

  • 99.9%の人々が未来を見誤るのは、目の前の出来事からしか将来を考えることができないから。

    0.1%の人が未来を見抜いているのは、世界が変化するパターンを見抜いているから。

    本書では現代を牽引するテクノロジーに焦点を置き、以下のテーマに言及している。

    ・テクノロジーの進化にはどのようなパターンが隠されているか
    ・テクノロジーは社会のインフラをどのように塗り替えるか
    ・テクノロジーは我々にどのような問題をもたらすか
    ・個人はどのように意思決定をするべきか

    これからの未来を考える良い機会となった。

  • ・ 長期的に観れば、人間が想像できるようなアイデアは、そのほとんどが実現されます。結局アイデア自体は、将来における「点」なのです。その時は突拍子もないように思えても、時間の経過とともに、技術面や価格面でのブレイクスルーによってピースが埋まっていき、いつかどこかで進化の「線」に取り込まれます
    ・ 近代のハブ型社会のように代理人に情報を集約させなくても、それぞれのノード同士ですぐに情報の伝達ができるのであれば、ハブが存在する意味がありません
    ・ 作り手は土地を選ばずビジネスができる時代ですが、結局貨幣が使われるのは、消費者—国民の数が多い場所
    ・ 変化のスピードは速い順に消費者、法人、行政・司法
    ・ システムは膨大なデータを学習していくことで、私たちには因果関係がわからないようなパターンさえ認識できてしまう
    ・ システムは行動の結果を分析することは得意でも、行動には現れていない潜在的な顧客層の需要を喚起したりするといったことはニガテです。
    ・ どれだけ多くの経験を積んでも、この世界の「不確実性」からは逃れることができないのならば、いっそのことそのリスクも理解したうえで組織を作るという理詰めの選択の結果があの「20%ルール」なのです。
    ・ リスクや不確実性を完全に排除する考えそのものが最大のリスクを生み出す。現時点ではシステムが過去の情報から導きだす「合理的」な答えが、長期的に見れば必ずしも合理的ではない
    ・ 新ネットワーク思考(アルバート ラズロ・バラバシ)
    ・ 人々の持つ価値観が切り替わるタイミング、それは技術の実現する利便性が、人々の抱く不安を上回った瞬間です
    ・ 人は自分が最も暮らしやすい世界を「現実」として選択し、生きていくようになるのでしょう
    ・ 大きなリターンを出すためには、適切なときに適切な場所にいることが重要です。世の中の流れを読み、今どの場所にいるのが最も有利なのかを適切に察知する能力
    ・ 構築できるロジックは、その人がかき集められる情報の範囲に依存するという危うさをはらんでいる
    ・ 行動を起こす時点と結果が分かる時点の時間差があることほど、自分の認識は当てにならなくなる
    ・ リアルタイムの状況を見ると自分も含めて誰もがそうは思えないのだけれど、原理を突き詰めていくと必ずそうなるだろうという未来にこそ、投資をする必要がある

  • ”大きなリターンを出すためには、適切な時に適切な場所にいることが重要です。
    人間ひとりの努力によってできることは非常に限られています。
    努力に頼るよりも、大きな流れに乗る方が、はるかに速く目的地に着くことができます。
    短期間で大きな企業をつくりあげた企業経営者に会うと、意外な共通点があることに気付きます。実は、彼らが、コミュニケーション能力が高く、リーダーシップや人望にあふれるスーパービジネスマンであることは稀です。
    そのかわり、彼らが共通して持っているのが「世の中の流れを読み、今どの場所にいるのが最も有利なのかを適切に察知する能力」です。”

  • 未来は作られるではなく未来は誰かに変えられるのを待っている、だから自分の認識を信用せず変化を察知し現実への最適化を繰り返していくことが大事。。難しい内容のように見えてとてもわかりやすく、経営だけでなく現代のビジネスマンとしての大切なことに気づかされる。

  • テクノロジーと社会の変化の歴史を交えて書かれていて、分かりやすい。
    納得感よりも、原理原則に則りパターンから判断する。
    原理原則が何なのかを考えるようにする。

  • 未来を考える本なんだけど、哲学書っぽい内容で何だか引き込まれる。
    著者は自分の意見がしっかりしていると感じます。

  • イノベーションは必要性がないと生まれない。
    リーンドリブンですら通用しなくなっているなど、先見の明がありすぎる。

    とても為になりました。



    2015年に発行された本というところが驚き

  • 昨今、技術の進歩や生活環境の変化は
    どんどん速くなっています。

    そんな中、ビジネスにおいては
    必要とされるものがわかって
    いちから対応していたのでは間に合いません。

    未来を予測して、
    先回りできた者のみが生き残れる時代です。


    本日ご紹介する本は、
    未来を見通せる汎用的な考え方を紹介した1冊。

    ポイントは
    「自分の認識」

    そもそも、自分が認識できる範囲は限られていて
    現実世界の「全体像」をとらえることは不可能です。

    そのことを理解した上で、未来を予測することが重要。


    「テクノロジーの進化」

    生活環境はテクノロジーの進化に大きく影響を受けます。

    テクノロジーの進化については
    ある程度方向性がわかるものです。

    テクノロジーの進化の方向性が見えると
    未来にどうなるかを予測するための有力な材料に使えます。


    「根本」

    世の中には変わるものと変わらないものがあります。

    テクノロジーはどんどん変わっていきますが、
    人間が生きるために必要なものや、
    基本的な欲求は変わることはありません。

    人間にとっての根本の必要性は何か?
    を意識することで、未来を予測する手助けになります。


    重要なのは、自分のそのときの認識ではなく、
    進化のパターンから大きく全体をとらえようとすること。
    一歩引いた視点、考え方について学べる書籍です。
    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    現在の景色という「点」を見て考える未来予測はだいたい外れる
    全てのテクノロジーは、人間のもつ機能を拡張してきた
    テクノロジーは浸透すればするほど、日常の風景になり、存在感を消していく
    単純作業は自動化が確実に進む
    人口800万人のイスラエルが継続的にイノベーションを生み出せるのは、必要性があるから
    必要性は未来を予測するための方向性を示すコンパス
    戦争は最も強い必要性が発生し、結果的に技術は飛躍的に進歩する
    物事がうまくいかない場合、試行回数が足りていない場合がほとんど
    問題は、自分たちに認識できる現実の範囲を「全体像」ととらえてしまうこと
    行動を起こす時点と結果が分かる時点の時間差があることほど、自分の認識はあてにならなくなる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第一章 テクノロジーの進化には一本の「流れ」がある
    第二章 すべてを「原理」から考えよ
    第三章 テクノロジーは人類の敵なのか
    第四章 未来に先回りする意思決定法
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 【無今】
    今存在するものの延長ではすでにみんなが思いついているものであり、意味がありません。

    しかし、今は無いものだけど、あまりにも先へ行ってないものでなければならないのです。
    100年も先へ進んだものを提案しても、今の人あるいは環境がついていくことができません。100年先に使えるものは今現在、簡単、快適に使用できないものとなります。それでは普及しません。ただ、むずかしいのは人や環境が完全に整ってからはじめたのでは遅すぎます。
    環境が整う少し前が最適なローンチタイミングになります。この最適なタイミングで発進するためには、常に準備をしておき、ここだというタイミングを狙う必要があります。
    タイミングを誤ると、ユーザーフレンドリーなものはできませんし、流行ることもありません。コンセプトはわかるが、使いものにならない代物とレッテルを貼られ消えていくことになります。

    いつも感じるのがノートパソコンです。「もう少し感」があります。キーボードが何とかできればいい感じになりそうなんですが。。。
    その点、スマホはかなりいい感じです。

    外食で行列ができる店はいいのですが、ある意味それも演出だと理解できます。
    それ以外の行列は意味がありません。
    銀行、みどりの窓口、病院(なんで一般の病院は予約ができない??)、郵便局、市役所、タクシー待ち、道路の渋滞、行列ができている場所には改善の余地が溢れています。

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著者プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

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