「察しない男」と「説明しない女」のモメない会話術 (五百田達成の話し方シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799317624

作品紹介・あらすじ

男と女がわかり合える全364フレーズ!そうか、こう言えばよかったんだ!!職場で、夫婦で、雑談で、恋人同士で。すぐに使える"会話本"がついに登場!

感想・レビュー・書評

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  • オーディオブック
    自分自身がこの本で言う典型的な女だとつくづく思いました。
    すごく面白かったです。
    思い当たる箇所が沢山あり、わかるわかる!と何度もなりました。
    お互いに実践しようと思うととても大変ですが、相手が実践してくれると嬉しいので円滑な関係を維持していくためにはいいのかな、と思いました。

  • 人間関係とは「演技」で
    コミュニケーションは技術
    へぇ〜って感じでピンときてないけど
    相手と上手に付き合おうと努力すること自体
    優しさがあると思った

    男女できれいに分けられるほど人間は単純ではないし
    自分と異なる価値観を持つ人に
    どう受け答えすれば良いのか正解なんてない
    でも、相手にほんのちょっと幸せを与えるために
    参考になるかもしれない本

  • 男は、相手の感情や気持ちを察するのが致命的に苦手。
    女は、相手の感情や気持ちを察するのが得意な半面、言葉で説明しない。

    男の会話は情報の共有であり、結論を出したい。
    女の会話は、感情の共有であり、ただ話したい。

    男にとって重要なのは上下関係
    女にとって重要なのは周囲との絆

    男は名言が好き、女は口コミがすき。

    男は自慢できるものを「かっこいい」と言い、女はなんでも「かわいい」という。
    男は結果を重視し、女は過程を重視する。

    謝罪には、男は理由が欲しく、女は誠意が欲しい
    男には、経緯の説明をできる限り冷静かつ事細かに伝え、改善策を具体的に提案する。
    女はトラブルが起こったことで自分が被った心理的ダメージ(心配したことや腹をたてたこと)に対してフォローしてもらいたいため、先に「あなたの気持ちを傷つけたことに対する謝罪」をして許しを得たあとに経緯の説明と改善策につなげる。

    女の「かわいい」には、明確な理由はなく、楽しい気持ちになるかどうか、幸せなイメージを抱けるかどうかが判断基準。心が揺り動かされた対象はすべてかわいい
    。「そうだね、~ちゃんらしくていいと思うよ」と同調するのがよい。

    男はより権力を持った上司からの仕事を優先し、女は好きな人・仲の良い人からの仕事を優先する。

    女性の涙は汗と同じ。単なる反応と理解する。必要以上に反応せず、ティッシュをわたして、そのまま淡々と話をすすめる。

    男の「なんでもいい」はこだわりがなくてどうでもいい
    女の「なんでもいい」は自分が好むものであればどれでもいい

    男は段取りを好み、女は効率をきらう

    女性は考えるのではなく、感じる生き物:女性向けの文章は形容詞が命。きれい、おしゃれ、クール、個性的、セクシー、キュート、上品などどれだけ多様でしかもぴったりくる形容詞で表現できるか。また、ふにゃふにゃ、ぺたぺたなどのオノマトペをよく使う。

    男は相対評価し、女は絶対評価する


    <男が女にたいして、気をつけるべきこと>
    常に女の言葉の裏の意図を探る。
    仕事の会話でなければ、むやみに結論や理由を要求しない。
    感情ワードはそのまま受け止め、オウム返しがよい
    女性にアドバイスはしない’(なぜなら相手は実は結論をすでに持っているから)
    そのかわり気持ちの交換。共感をする。
    ~よねという語尾を使うことで共感をひき起しやすい(~そうだよね、~したいよね、~も大事ですよね)
    女性に対しては一般論でアドバイスするよりも、自分の感想や体験を交えて話をすすめるほうが効果的。

    女性へのプロフィール紹介は、どんな人柄か、どんな影響を与える人なのか。その場に対する感想や、自分の趣味や特技などを付け加えるとよい。

    男と女では「ごめん」の重さが違う。女にとっては潤滑油。男にとっては非を認めること。

    <女に効果的な言葉>
    「ずっと頑張ってたね」「努力が報われたね」「みんな喜んでるよ」
    「申し訳ありません、さぞかしご心配なさったことと思います」「ご心配をおかけしました」「その点はご安心ください」「大急ぎで飛んできました」
    「みんなを支えてあげてね」「あなたなら安心できる」「働きやすい雰囲気作りを心掛けてね」
    「~さん、どう思います?」「その意見もいいですね」「会議が盛り上がってきましたね」
    「丁寧な連絡ありがとう」「楽しみにしています」「暑くなってきましたね」
    「~さんがいてくれるおかげで、みんな楽しく働けているよ」「~さんがいると職場の雰囲気が明るくなるな」「昨日も遅くまで頑張ってたよね。お疲れ様です」
    「そのバッグ、素敵ですね。色がさわやかで」「こう雨ばかり続くとイヤになっちゃいますね」「お腹すきましたね」
    「幹事の~さんは大学の同期で」「出身は北海道です。でもジンギスカンは大の苦手です」「読書が好きです。好きな作家は~や~です」
    「なんか僕ばっかり話しちゃってるよね」「~さんのこと、聞かせてよ」「最近、なにかハマってるものある?」
    「よく頑張ったね。つらかったでしょ」「その気持ち、よくわかるよ」「僕も似たような経験したことあるけどさ」
    好きなタイプは?ときかれ:「素直な子かな」「ごはんを美味しそうに食べる子」「元気な人がいいな」
    「こんな気持ちになるのは君が初めて」「君なしではいられない」「最初はそうでもなかったけど、気づくと惹かれてた」
    「どんなに君が大切な存在か、痛いほどわかったよ」「悲しませちゃってごめん、もう二度としないよ」「愛してるのは君だけだから。ごめん」
    「連絡がないと心配するでしょ?」「そういうことされると悲しい」「つらい気持ちになるよ」
    「一緒にゆっくり考えよう」「今から楽しみだね」「何かできることある?」
    「時間があるときでいいから」「~してもらえるかな?」「申し訳ないんだけど、、」
    「僕もごめん」「こっちも悪かった」「一緒に頑張ろう」
    「そうなんだねー」「ほんとに!?」「それはビックリだね」
    「助かったよ」「嬉しいな」「頑張ったね」

  • こう言えばいいと言う事例が多々出てきたが、これをずっと覚えて実践していくのはやはり難しく思った。

  • 覚えて実践するのは相当本能が邪魔をするだろうが、書いてあることはとても納得感がある。

  • よくある男女の会話でのすれ違いの事例を挙げて、より良い返事の仕方を例を出して整理した本。ただ、多くは受ける側に変化を求めていて、少し偏ってるのではと思ってしまった。

  • 言い換えると受け止め方がかわりますね。良い方ばかりで会話を進めるには感情のコントロールに修行が必要かな。

  • モメる会話の方を読んで、こういう会話して喧嘩してる人いるわー、と面白く感じました。メモするのを忘れてしまったので、正確ではないですが、人に相談するとき、女性は聞いて欲しくて、男性はアドバイスして欲しいというのは自分にとても当てはまってました。相談はするけど、自分の中で結論は出てるからただ聞いて共感してもらいたいだけなんです。笑 男性の考えていることが少しわかったような気がするので、何となく、仕事に生かせたらいいなと思います。

  • 今の時点で共感できるところは少なかった。
    でも、これから働いていくと感じることが多いのかも

    特に男は結果女は過程は納得できた。

    自己紹介の型を決めてもやりやすいと思った

  • ・仕事の対先輩後輩、お客様対応における参考になるかと思い購入
    ・単に男だから、女だからではないということは理解でき読みやすかった。
    ・一方で、自分が話している人が、男側なのか?女側なのか?を見分ける力もまた必要で、そこが至難なのかも、と思った。対電話の先のお客様が、女性でいて、比較的男性思考を持っておられるタイプであったら、それを察する能力をつけるのはかなり難しい。あくまで一般論として、まずは女性向けに話せばいいか。
    ・とにかく会話の質が「結論」にむいているか、「感情の交換」にむいているかを意識したいと思った。仕事の現場において、特に大勢のミーティングの場合は、自分は女性なのでできるだけ散らばらないように気をつけたいと思った

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著者プロフィール

心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学卒業。角川書店を経て入社した博報堂では日産、花王、ローソン、カルティエなどを担当。「クライアントに気持ちよく話してもらって心を開かせ、問題を解決していくPRプランナー」として高い評価を得た。
その後、顧客とやりとりするなかで培ってきた「話す力」「聞く力」を生かし、心理カウンセラーへと転身。コミュニケーションのプロとして、話し方や人間関係に悩む2000人以上の人々を救ってきた。
著書は累計100万部を超え、「人見知りでも話せました!」「人間関係がラクになりました!」など、感動の声が日々届いている。
「スッキリ!!」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、メディアにも多数出演。

「2021年 『超 話し方図鑑 思いどおりに人を動かす! 誰からも好かれる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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