アランの幸福論 エッセンシャル版 特装版

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784799318065

感想・レビュー・書評

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  • 幸せは感じ方だけではなく、自分で行動して作り出さなければいけないっていうスタンス、よかった。「恵まれていることに感謝しなさい」みたいな内容だったら嫌だなと思ってたけど違った。自分の振る舞いや言動をコントロールする努力ができるというのは必要なことだとされているけど、自分が幸せだと感じるための努力をしなければいけないというのは意外と盲点だな。

  • 今すぐ転職を考えていない人のための キャリア戦略を読み終えた後に、アランの幸福論を読みました。キャリアデザインを考える人はまずこれを読んだ方が良いのではないかと感じました。前向きになって自分のことを考えられるようになると感じました。
    #キャリア戦略

    次は英語版を読もうと思います。

  • ◾️概要
    アランの幸福論のエッセンスを知るため、読みました。最も印象的だったのは、「自分でつくる幸せはまぼろしではない。それは、学ぶ過程の中で得られるものであり、そして人は、一生学び続けるものだ。知識が増えるほど、もっとたくさん学ぶことができる。」です。過程そのものに幸福のエッセンスがあることを意識すれば、日々の過ごし方が変わると思います。

    ◾️所感
    非常に読みやすく、興味関心があるところから気楽に読めます。「たいていの人は、自分自身のためには、家で何の努力もしない。」というフレーズの通り、幸せになるには能動的にならねばならないというスタンスは示唆に富みます。

  • はじめに
    Ⅰ 不安と感情について
    001 本当の原因を見つける
    002 不安は飲み込まず、吐き出す
    003 感情に身をまかせない
    004 ふたつの側面を見る
    005 悲しみは心の問題ではなく、身体の問題である
    006 大げさに考えない
    007 幸せをたくさんつくりだす
    008 心の平穏が訪れるのを待つ
    009 感情や不安は、病気の一種にすぎない
    011 病気のまねごとではなく、健康のまねごとをする
    012 想像力は身体に直接影響をおよぼす
    013 まず自分自身に注意を向ける
    014 心配しすぎない
    015 不安とは無意味な動揺である
    016 感情ではなく、態度をコントロールする
    017 あれこれ考えるのをやめる
    018 ものごとを拡大解釈しない
    019 想像力ではなく、行動に従う
    020 身体を動かして、気持ちを変える
    021 遠くに目をやる
    023 感情にだまされない
    024 不満にはけ口を与えない
    025 悲しみに抵抗する
    026 感情の説得力に惑わされない
    027 感情の口車に乗らない
    028 時間の道は引き返すことも、もう一度通りなおすこともできない
    029 悲しみの翼をもぎとる
    030 悲しみを尊ばない
    031 嘆きも悲しみも、すぐに消えてなくなる
    032 自分を慰める努力をする
    033 感情に走らない
    034 その場にふさわしい動きをする
    035 とことん考えるか、まったく考えないか
    Ⅱ 自分自身について
    036 笑顔でいる
    037 礼儀正しくふるまう
    038 幸福を演じる
    039 一度にふたつの態度をとることはできない
    040 あくびをする
    041 言い訳しない
    042 機嫌のいい考え方をする
    043 柔軟さを失わない
    044 自分について、あまりあれこれ考えない
    045 本物の感情は自らつくりだす
    046 意志の力があり、そのあとに美しさがある
    047 楽しむ
    048 言葉の力をあなどらない
    049 自分にだまされない
    050 済んだことを後悔しない
    051 自分自身のよき友人になる
    052 喜びは健康につながる
    Ⅲ 人生について
    053 今ある状況を、新しい観点でとらえる
    055 目の前の現実に集中する
    056 喜びを持って生きる
    057 過去をあてにしない
    058 意志の力を発揮する
    059 未来を考えず、目の前のことだけを見る
    060 自分の幸せのために努力する
    061 むやみにスピードを求めない
    062 窓の外の風景をながめる
    063 過去や未来にとらわれない
    064 自分の人生に専念する
    065 死ぬか、精いっぱい生きるか
    066 困難な人生を生きる
    067 自分のことを考えない
    068 故人はみんな生きている
    069 故人のアドバイスに耳をかたむける
    070 自分を信頼する
    071 希望を持ちつづける
    Ⅳ 行動について
    072 まず行動する
    073 すべての道は正しい道である
    074 いらないものは払いのける
    075 欲しいものは、自らとりにいく
    076 自ら求める
    077 自分の痕跡を残す
    078 理解し、行動する
    079 本当の解決策とは、どうしたらいいかがわかっていること
    080 進んで行動する
    082 行動の力は、人を巻き込む
    083 行動のない楽しみよりも、行動のある困難を選ぶ
    084 喜びは行動にともなって生まれる
    085 障害に闘志を燃やす
    086 優柔不断は最悪である
    088 決断する技術を持つ
    Ⅴ 人とのかかわりについて
    089 最大の敵は自分自身である
    090 家族から離れる
    091 素顔を見せる
    092 家族とは意志の力でつくり、守るもの
    093 人とのつながりは奇蹟の場である
    094 幸せな結婚生活を送る
    095 戦争は退屈から生まれる
    096 同情しない
    097 ほほえんでみせる
    098 最大の敵は相手ではなく、自分自身である
    099 悪口を気にしない
    100 相手は自分を映しだす鏡である
    101 相手にしない
    102 思いやりを持つ
    103 礼儀正しさを学ぶ
    108 ありのままを求める
    109 束縛しない
    Ⅵ 仕事について
    110 価値あるものを探し求める
    111 仕事は、自分に権限があるかぎりは楽しめる
    112 仕事を楽しむ
    113 困難こそ喜びをもたらす
    114 困難を選ぶ
    115 自分から進んで自由に働く
    116 役に立つ仕事はそれ自体喜びである
    117 メリハリをつける
    118 「そのうちやる」ではなく、「今やっている」と言う
    119 希望を抱く前に始める
    120 行動することで幸せを得る
    121 問題の核心に迫る
    122 神経を集中する
    123 練習をかさねて身につける
    Ⅶ 幸せについて
    124 心から希望を持つ
    125 努力する
    126 幸せをつくりだす
    128 富を求めつづける
    130 自ら実行する
    131 学びつづける
    132 かけ足でものごとを見ない
    135 幸せになるため努力する
    136 生命の強さを信じる
    137 自信を持つ
    138 苦悩を自分と切り離して考える
    139 人生をとことん楽しむ
    140 時間を無理にあやつろうとしない
    141 まず自分がほほえむ
    142 上機嫌を発揮する
    144 思いつめるよりも無頓着でいる
    145 頭を空っぽにする
    146 愛情をもって行なう
    147 この世で最初の喜びを忘れない
    148 友情に幸せを感じる
    149 笑って楽しむ
    150 上機嫌の種をまく
    154 幸せを願う気持ちがあれば、すぐに幸せになれる
    155 いつでも人を楽しませる
    156 すべてを良いほうに見てあげる
    157 笑いとばす
    158 自分の中に幸せを見つける
    159 何度でも克服する
    160 幸せは人を輝かせる
    161 まず自分が幸せになる
    162 幸せになることを望み、それに取り組む
    163 自ら幸せであることが最大の貢献
    164 自分の不幸を話さない
    165 天気の悪いときこそ晴れやかな顔をする
    166 自分の幸せを願い、自分でつくりだす
    167 幸せな人だけが愛される
    168 幸せこそ最高の贈り物である
    169 意志をもって幸せになる
    170 幸せになると誓う

  • アランの幸福論。
    『幸福論』という詩的な響きにも惹かれてしまうが、書店で度々面陳されているのを見かけては美しい装丁が気になっていた。
    水色に薔薇模様の表紙に金文字箔押しされたタイトル。表紙のざらりとした手触りも上質感がある。どうやらプレゼント向けの“特装版”らしい。

    岩波文庫から出ているアランの幸福論からDiscover編集部が170の名言をピックアップし、例えば人とのかかわり、仕事などといった7つのテーマごとに編成したもの。
    1ページに1名言、気になるところから手軽に読める構成だ。

    全体を通して『ポジティブに、今を大切に、他者には優しく微笑んで、行動せよ。』とアランは言いたいらしい。

    自己啓発本によく書かれているような事だ。というか昨今の多くの自己啓発本にアランの幸福論がベースの一つとしてあるのだろう。

    内容としては取り立てて珍しいものはなかったものの、悲しみは腹痛のようなもの、病気と思って我慢しよう、という考えは新鮮だった。
    さらには悲しみは体の問題…赤血球の数の問題と捉えよとの事。
    (どうやら感情により赤血球の数が増減する事に気付いた精神分析医がいるそうだが元となる資料は生憎見つけられなかった。)

    幸も不幸も自分次第。
    アランの指南通り、できるものなら済んだことをくどくどと後悔しないで目の前の現実に集中したいが、いざ悲しみに囚われるとなかなか手放すのが難しいのだ。

  • いつまでも感情をこねこねしていないで、行動することの大切さがわかる。

    悲しみを過大評価しがちで、ただちょっと天気が悪かっただけとか、そこに深遠なものはないかもしれない。

  • 難しかったけど、幸せになろうと思ったしら今も幸せなんだなと思えた。
    たまに読み返すべき本。

  • 人生のバイブルです。落ち込んだ時などに読み返します。

  • 装丁及び文面のカジュアル感にこそ価値がある。
    気軽に持ち歩いて気が向いた時にパラパラとめくれる。岩波文庫版の前後に読むことをおすすめします。

  • 表紙に惹かれて購入。手元に置いておきたい1冊。

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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