アランの幸福論 エッセンシャル版(特装版) (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784799318065

感想・レビュー・書評

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  • 幸せは感じ方だけではなく、自分で行動して作り出さなければいけないっていうスタンス、よかった。「恵まれていることに感謝しなさい」みたいな内容だったら嫌だなと思ってたけど違った。自分の振る舞いや言動をコントロールする努力ができるというのは必要なことだとされているけど、自分が幸せだと感じるための努力をしなければいけないというのは意外と盲点だな。

  • 今すぐ転職を考えていない人のための キャリア戦略を読み終えた後に、アランの幸福論を読みました。キャリアデザインを考える人はまずこれを読んだ方が良いのではないかと感じました。前向きになって自分のことを考えられるようになると感じました。
    #キャリア戦略

    次は英語版を読もうと思います。

  • ◾️概要
    アランの幸福論のエッセンスを知るため、読みました。最も印象的だったのは、「自分でつくる幸せはまぼろしではない。それは、学ぶ過程の中で得られるものであり、そして人は、一生学び続けるものだ。知識が増えるほど、もっとたくさん学ぶことができる。」です。過程そのものに幸福のエッセンスがあることを意識すれば、日々の過ごし方が変わると思います。

    ◾️所感
    非常に読みやすく、興味関心があるところから気楽に読めます。「たいていの人は、自分自身のためには、家で何の努力もしない。」というフレーズの通り、幸せになるには能動的にならねばならないというスタンスは示唆に富みます。

  • アランの幸福論。
    『幸福論』という詩的な響きにも惹かれてしまうが、書店で度々面陳されているのを見かけては美しい装丁が気になっていた。
    水色に薔薇模様の表紙に金文字箔押しされたタイトル。表紙のざらりとした手触りも上質感がある。どうやらプレゼント向けの“特装版”らしい。

    岩波文庫から出ているアランの幸福論からDiscover編集部が170の名言をピックアップし、例えば人とのかかわり、仕事などといった7つのテーマごとに編成したもの。
    1ページに1名言、気になるところから手軽に読める構成だ。

    全体を通して『ポジティブに、今を大切に、他者には優しく微笑んで、行動せよ。』とアランは言いたいらしい。

    自己啓発本によく書かれているような事だ。というか昨今の多くの自己啓発本にアランの幸福論がベースの一つとしてあるのだろう。

    内容としては取り立てて珍しいものはなかったものの、悲しみは腹痛のようなもの、病気と思って我慢しよう、という考えは新鮮だった。
    さらには悲しみは体の問題…赤血球の数の問題と捉えよとの事。
    (どうやら感情により赤血球の数が増減する事に気付いた精神分析医がいるそうだが元となる資料は生憎見つけられなかった。)

    幸も不幸も自分次第。
    アランの指南通り、できるものなら済んだことをくどくどと後悔しないで目の前の現実に集中したいが、いざ悲しみに囚われるとなかなか手放すのが難しいのだ。

  • いつまでも感情をこねこねしていないで、行動することの大切さがわかる。

    悲しみを過大評価しがちで、ただちょっと天気が悪かっただけとか、そこに深遠なものはないかもしれない。

  • 難しかったけど、幸せになろうと思ったしら今も幸せなんだなと思えた。
    たまに読み返すべき本。

  • 人生のバイブルです。落ち込んだ時などに読み返します。

  • 装丁及び文面のカジュアル感にこそ価値がある。
    気軽に持ち歩いて気が向いた時にパラパラとめくれる。岩波文庫版の前後に読むことをおすすめします。

  • 表紙に惹かれて購入。手元に置いておきたい1冊。

  • 幸せについて

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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