超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)

著者 :
制作 : 小池 龍之介 
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 495
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799318140

感想・レビュー・書評

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  • ブッダは、他の宗教思想者とは異なり、かなり哲学的な考え方をしていたと言われている。
    今回この本を読み、改めてその通りだと感じた。生きるために必要な考え方、物事の受け入れ方をしっかり伝承してきたことが伺える。

    いくつかの言葉が、非常に胸に刺さった。一番深く刺さったのは、
    「君は、君が今まで思った事の集合体」
    という言葉。つまり、心で思ってきた過去の集合体が今。嬉しいことも嫌な事も、私がどう生きてきたか、それによって今がある。

    とても深く、そして自分を受け入れて生きていかないといけない、と、改めて思った今日この頃。

    非常にわかりやすくて簡単に読める本なので、ブッダ初心者にはオススメ。

  • 現代の言葉で分かりやすく書かれていて読みやすい。
    心がければできそうなものと到底自分には出来なさそうなものが混在する。
    本の装丁が好み。シンプルで重厚感がある。

  • 怒らない、比べない、求めない…これを全部実践したら(できたら)、それはもう人間ではないと思った。
    人間が人間たる理由である欲望を全て捨てるのはまずできない、けれど、できたら幸せだろうなと思う。
    できるできないの問題ではなく、それを意識するのがまず第一歩なのだな。

  • ☆読もうと思った理由は?
    ・王子として産まれたブッダが自分の身分に甘んずる事なく、悟りを開いた言葉を『超訳』という形で読んでみたい。

    ☆どんな事が書いてあった?
    ・日常生活を平穏に無駄に反応せずに過ごす(生きる)方法や考え方が、多く書いてある。

    ☆明日から出来る事(アクションプラン)
    ・父母に優しく恩返しする。→精神的借金を完済して自立する。
    ・自分の意見に拘らず軽やかに手放し、思考を切り替えられるように、いつも練習しよう。
    ・他人が他人の心をきれいにするなどできやしないのだから、よけいな口出しはしないこと。
    ・善いとを思ったら、すぐに実行に移す。→先延ばしにすると、気持ちがネガティブな思考「あとでいいや!」に占領されてしまう。
    ・イヤな目に遭っても、逃げもせず拒絶もせず、「この程度で済んで良かった」と受け入れる。
    ・自分では自覚できない性格上の欠点を指摘してくれる人は避けたくなるが、そんな人とこそ親しくなること。
    ・折を見て読み返して、忘れないようにしよう!

  • いいことがたくさん書いてある。
    次は「どうしたらそういう考えになれるのか」を教えてくれる本を探さねば。

  • 「私に依存することなく君自身の感覚を拠り所にするように」と説き続けたブッダに対し誠実であろうとするなら、大切なのは彼を祭り上げることではなく、私たちが彼のメッセージをどう使いこなせるかに尽きる。

  • 「人のことはいいから、
    自分と向き合いなさい。
     私のこともいいから、
       自分と向き合いなさい。」って感じかな?

    ブッダが宗教の開祖であることを再認識。

    ニーチェの言葉がどハマりし、こちらも購入。
    求めていた感じとは違ったけど。

  • ブッダの言葉が今風になっとるよー
    チェケラッチョ

  • 新しい分野の本にも触れたいと思い、本著を手に取りました。読みやすく現代風に訳されてることも背中を押しました。

    160ある教えの内、156が1番心に響いた。

    死ぬことに唯一この手に残るのは、身体の業、言葉の業、思案の業だけ。
    だから、この3つを整えて、未来に備えて善業を積むように。それがただ一つの財産。

    積極的に良いことをしていこう。

  • 現在では仏教として伝えられているが、ブッダの時代にブッダは宗教として、彼が理解した真理を伝えていたのではないことがよくわかる。心を制御する訓練をしなさい、ということだが凡人にはなかなか難しい。

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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