社会人1年目からのとりあえず日経新聞が読める本 (「やるじゃん。」ブックス)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 313
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799318492

作品紹介・あらすじ

GDP、TOPIX、ROEってそういうことだったのか!さっくり読めて一生役立つ入門ビジネス書。各項目の最後に、その項目をどこまで理解できたかを問うチェックポイントつき。

感想・レビュー・書評

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  • 1.日経新聞を購入し始めたので、読み方を学んでいこうと思いました。

    2.日経新聞は社会人に必要な情報を配信しております。しかし、ただ呆然と読んでいるだけでは意味がありません。キーナンバーを覚える必要があります。すなわち、基準になる数字です。
    本書では、日本のGDPは?国債発行残高は?高齢者比率は?と言った基本的な単語の数字が書かれています。これらをただ覚えるのではなく、自分の生活に照らしてみるとより理解が深まっていきます。


    3.キーナンバーの把握はとても苦手で、避けてきたことです。しかし、判断材料がなければただ文字を追っているだけに過ぎません。数字に強い人は必ず基準の把握ができているように思えます。しかもスゴいのが、暗記で覚えているわけじゃないということです。意味で理解することが習慣化されているので、数字もしっかり覚えているということになります。大きい数字は覚えにくいですが、意味理解をするためには「自分の日常生活レベルまで細分化する必要がある」ということを本書から学びました。

  • 図書館でたまたま目に入った1冊。
    シンプル。わかりやすい。読みやすい。

    いや流石に大学生でも知ってるわってのも多々あったけど、思ってたよりも知らないのが混ざってた。勉強します。

  •  今まで何冊か経済や政治の本を読んで「なるほど」と思うのですが、その根拠の数字が正しいか、きちんとわかっていませんでした。根拠数字を聞いてもそれが本当か的外れかいちいち調べないとわからないのです。やはり、キーとなる数値はだいたいの値を記憶して置くことが重要だな、と思うようになりました。
     この本は、そのキーと数値は何で何を覚えておけばよいのかわかりやすくまとまめられている本です。
    (本のタイトルで若干損をしているような気がします)
     最低限『日本のGDP』『国家予算』『税収』『東証時価総額』の4つは絶対覚えておいて損はないと思います。
     本の数値は2016年1月のものです。この本を読んで、最新のニュースの数値と比較し5年でどれくらい変化があったのか見る面白いです。

    以下この本にでてきた覚えておいた方が良いと思われる数字と用語です。

    日本の人口:1億2700万人

    ○GDP
    GDP:500兆円程度
    四半世紀ずっと変わらない(ドルで見ると6兆ドル→4兆ドル強)
    1990年代は1人あたり3位→27位
    成長率:先進国1〜3%、新興国5〜7%
    世界全体で3%を超えてないと危険、IMFによると現在3%ちょっと
    日本と比べ、中国のGDP約2倍、韓国1/4

    ○税
    税収は50兆円
    GDPの6割が個人消費なので、300兆円の8%が消費税24兆円だけど、免除などもあるので17.6兆円が消費税
    地方税は35兆円
    国家予算は100兆円

    ○東証時価総額
    東京証券取引一部上場企業全社の時価総額:500兆円。
    個人消費は300兆円
    不況時はGDP比70%、好調時には130%

    ○貿易収支
    貿易額70兆円〜80兆円
    東京五輪からずっと貿易黒字だった(オイルショックを除く)。
    2011年の東日本大震災から天然ガスの輸入代金がかさみ、その頃から一転して貿易赤字国に。
    海外投資も拡大して、世界有数の外貨準備高と世界一第一位となる対外純資産をもっている→公的債務はGDPの2倍以上あるにも関わらず、円は安定通貨。

    ○コンビニ
    コンビニは五万とある(コンビニ数は約5万)
    売上:50〜70万円/店舗/日(客単価700円の壁)
    ×365日×5万店舗で約10兆円/年
    (スーパーは17兆円→13兆円と減少傾向)

    ○雇用
    失業率3%、正社員:非正規=6:4
    雇用者総数は5700万人
    フィリップス曲線:インフレが怒ると失業率が下がり、失業率が上がると物価が下がる

    ○高齢化
    医療費や年金関係の支出(社会保障費)は国家予算の30%
    総人口の1/4が65歳以上、うち半分が75歳以上

    ○所得格差
    子供の1/6が貧困家庭
    ジニ係数:0で国民全員同じ所得、1で王様独占
    日本の現在のジニ係数:0.38
    自殺者数:24人/10万人、世界第9位(1人あたりのGDP27位より上)

    ○渡航者
    インバウンド:1900万人
    2.7兆円、旅行収支が黒字に。
    (2000万人が1人20万円使えば4兆円)

    ○農業
    労働者の2%強、170万人。60年前の1/5
    中国、英国、独、ブラジル、インド、米国、ロシア、タイ:穀物自給率100%、日本:3割未満
    輸入7兆円、輸出7500億円、日本の輸入額84兆円の約10%が農作物

    ○原油と金
    経済成長が著しいときに原油価格上昇
    原油:30ドル〜150ドル/1バレル
    金:5000円/1g

    ○世界経済見通し
    世界経済がどの程度の速度で拡大しているか。
    1、4、7、10月の初めに発表
    (経済成長3%以下だとまずいと言われている)

    ○ROE:株主資本利益率
    ROEが高い=収益性が高い
    資本金や貯め込んだ利益をつかってどれだけ利益をだすか。
    1%であれば、社債や国債を買った方がマシ。
    2桁のROEが期待される。

    ○CSR=企業の社会的責任

  • 日経新聞を読むためにキーとなる数字を頭の中で押さえておかなければ、日経新聞を読み、経済の流れを読むことはできない。

    キーとなる数字の中で特に覚えておくべき用語をまとめてくれていて分かりやすかった。

    →日経新聞を読みながらキーとなる数字のアップデートを心がけて覚えておくようにする。

  • 基礎の基礎から経済の知識を身に付ける本。
    わかりやすく、次の章が読みたくなる構造。
    常にアップデートしていかなきゃいけない。

  • 新聞はある程度の予備知識がある前提で書かれているが、そのとっかかりとして良い本だと思う。
    GDPや国家予算、略語などリスト化するのもアリ。
    ただ、新聞を読む上で大事なことは、日々情報を更新すること

  • とても分かりやすかったです。

    GDP、国家予算、国税、10年国債利回り、東証一部時価総額、金価格、原油価格とチェックすべき数字を知ることができました。

    基本中の基本かもしれませんが、これらを意識することでより有意義に日経新聞を読める気がしました。

  • 内容が浅い

  • まずはマクロな視点から入り、そこから得られる情報をミクロな視点に落とし込んで、自分なりの考え方を持つ重要性を感じた。これからも、日経平均やダウ平均、金や原油の相場などを頭の片隅に入れつつ、日経新聞を読んでいこうと思った。

  • 通信教育で日経新聞の口座を取り、この著書を読み社会人2年目という節目から日経新聞を読んでいきたいと考えている。
    日経新聞で知っていて当たり前のように掲載されるGDPや日経平均株価、貿易収支などなど大まかに知ることが出来たかなと思う。
    言葉の意味は理解したとして、後はどのような変遷を遂げてきたのか、日々の数字をチェックしていく事が重要になると思う。

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