品格を磨く

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 133
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799319901

感想・レビュー・書評

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  • リーダー論が書いてあって、なんかこう、思ってたのと違ってたのだけど、
    そもそも『品格』ってなんだっけ?とふと立ち止まって考えてみたり。
    【品格】その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位。(goo辞典より)

    この本では、組織の一体感をつくり出しているものが、組織を構成する一人ひとりの「品格」だと定義しています。 逆に言えば、「一体感を生み出す感性」こそが、「品格」 とのこと。
    また著者は加えて「品格」を下記のように言っています。
    >人の役に立つために、自分の心を修めていくこと が、人の人としての成長です。それができている人、少なくとも、そこに向かって努めている人に、私たちは、「品格」を感じるのです。

    うーん?あまりしっくりこない本でしたがいいことも書いてありました。

    メモ
    「哲学」と「品格」について、私は、この土の中にある見えない根が「哲学」であり、外に出て見えているものが「品格」だと思っています。 「品格」には、その根幹に「哲学」が必要なのです。しっかりとした自分なりの「哲学」を内部に持って、それが外側に反映しているとき、人は、その外側から、「品格」を感じるのです。

    高校時代には、商業高校だったこともあり、先生方から、いわば「信州商人道」を教え込まれました。 それは、「 たとえ最小の結果しか見えないときでも、最大の努力を惜しまない」ということでした。

    道具に魂を込める、つくったものに魂を込める。あらゆるものに人格のようなものを認めていく、そうした優しい視線こそが、日本人の品格なのではないかと感じました。   けれども、私自身は、はたしてそういう視点を、ふだんの仕事のなかで持てているのだろうか? そう振り返ったとき、その日本人の品格を会社の哲学として社内に徹底させている組織の品格に、敬服せずにはいられないのです。

    おまえが大阪でやらなければいけないことはただひとつ、自分の大事なスタッフに勇気を与えることだ。そして、思いや理念を伝えるのに、最低五百回は語り続けること

    よい習慣とは、まず人の幸せを考える習慣
    よい言葉がよい行動、よい習慣を生む

  • リッツカールトンのクーパー社長の話に感銘をうけた。
    100°と99°の違い。世界のトップ企業のトップは違うと言う事。
    この様なトップなら社員の士気を高め、結果企業は成長し続けるだろう。

  • 戸隠村出身、元ザ・リッツカールトン・ホテル日本支社長高野登さんの本。リーダーとして読みたい本。

  • 哲学が大事。私の哲学を決める。それとともに生きる。心はぶれても哲学はぶれずに生きていく。
    哲学を持っていることが品格につながる。

  • 著者の言う「品格」は経営者などリーダーに求められるものであると感じた。哲学など信念的な心の内側にあるものの説明であったため、自分が求めていたものとは少し違った。

  • リーダーになるべく人に向けた一冊

  • 組織を構成する一社員の私としては、求めていたものと違うなぁという内容でした。品格を磨く、とありますがリーダー、つまり経営者、指導者に向けての本でした。
    本書にも「企業哲学が社員の行動を決める」とあるように、企業哲学によって、自らの信条や哲学を持つ私たち構成員にとっては、心持ちや目指すべき品格も少し違うかな? という感がありました。

  • この本の文章からは愛情を感じる。読む誰もを置いていかず、トゲがある人さえまるーくするような愛情。それも品格ということなのだろうな。

    品格とか立派に生きるとか、誇りとか、社会人になってからものすごく考えるようになって、そのヒントをずっと求めていたけれど、まさにそんなヒントになってくれたと思う。

  • 読後、自分の哲学とはなんぞや、と、自分に問いかけた一冊。
    自分を消すことはなかなか難しいが、自分が他者の環境の一部である、という自覚は、少しヒントになる。

  • “リッツ・カールトンの高野登”(前日本支社長)が
    「品格」を切り口に組織を、リーダーを、社会を語る

      一流プレーヤーであり続けるか一流プレーヤーを育てる側に回るか
      「当たり前」となっている「哲学」は新入社員にもすぐ浸透する
      トップの強い思いを「哲学」としてすべての社員に明確に示す
      リーダーがやるべきたった一つのことは最低五百回は伝えること
      品格のある人は間違いなく言葉がきれい

    「品格」をテーマにした九州寺子屋百年塾の講義録をまとめた好著
    付箋だらけになること必至

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著者プロフィール

1953年5月、長野県長野市(旧戸隠村)生まれ。プリンスホテルスクール(現・日本ホテルスクール)卒業後、21歳でニューヨークに渡り、ヒルトン、プラザホテルなど名門ホテルを経て90年、リッツカールトンへ移籍。94年にリッツ・カールトン日本支社長として帰国。97年に大阪、2007年に東京の開業をサポート。2010年、人とホスピタリティ研究所設立。2009年より始めた、「寺子屋百年塾」は全国十数カ所で開催されている。

「2017年 『リッツ・カールトンで学んだ マンガでわかる超一流のおもてなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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