やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799320303

感想・レビュー・書評

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  • 迫さんの企業再生の経験に基づいた組織論の本。
    現場やサプライヤーとの関係づくりのコツなど実践的で参考になる。
    まずは現場の要望を聞いて最優先で取り組み信頼を得る、などは気付きを得た。三枝さんのスタイルとはことなり、これも状況に応じては最適解となりうると感じた。
    三枝さんはまずは合理性を説いて、理解されず抵抗する場合は排除するという姿勢。それに対して本書では迫さんの合理的な説明に対して「うーん、ウザい」という現場の抵抗を示すだろう生むものだと示して、解決策として最初に信頼を得るための行動を推奨している。これは参考になった。
    またもともと社会学者を志していた迫さんらしさとして「社会学的想像力」というキーワードも刺さった。問題は個人には帰属せず、構造に問題があるという考え方だ。
    個人の問題にするのは簡単で楽だが、効果があり本質に迫るのは構造主義的な分析からの打ち手だろう。
    これは自分も思考の習慣にしたいと思った。

  • 現場の力を発揮するために、現場ファーストにする考えについては共感。組織を変えるためには社長になることが大切なことだということも感じた。

  • 現場の状況を社長自ら確認することが適切なビジョン、戦術、戦略を立てることにつながると思う。現場をみないとビジョンのトライアングルの強みとらしさは見えてこない

  • 自分を最下点に据え、現場からの情報、生の声を受け、パイプを作る逆三角形の構造。
    これこそ現場の声(知恵と責任)を束ねた私たちの組織にあるべき構造だと感じた。

  • 末端社員からの信頼の取り付け方は参考になるものだった。責任を与えるイコール賃金に影響するので社長クラスしか出来ない方法が多いと感じた。

  • 制度やハウツーの大前提として、「現場で働く個々人を尊重しよう」というメッセージなのかな、と全体から感じました。職位の差があるときなどどうしても忘れてしまいがち。また、逆三角形の組織像はまったく同感です。

  • 「普通の人であることを強みに変える」という視点が何とも「今風な」リーダーシップだな、と思った。

  • リーダーとして沢山の壁にぶつかりながらも、自分らしいリーダーの在り方を模索した軌跡が大変勉強になった。おそらく本に書かれているよりも多くの壁があったと推察されるが、導いてくれるメンターの力を借りながら、本質的なことを大切にするリーダーとなった経験は、自分でも明日から取り組みたい内容が多くあった。

  • ミスターミニット社を改革した著者の経験談。
    徹底した現場主義や権限委譲、インセンティブの与え方や採用時のスキルや経験ではなく共感重視など。どこにでもありそうな企業の立て直しの過程における様々な取り組みが具体的に書かれており、とても参考になりました。

  • ビジョン、リーダー、なるほど!

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