やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799321133

作品紹介・あらすじ

モチベーション理論の第一人者が教える心理学的に正しい目標達成の方法。目標達成に最も寄与する「9つの習慣」。

感想・レビュー・書評

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  • ◆本の主要メッセージ
    成功とは、正しい選択・戦略・行動によって掴めるものである


    ◆本を読む前の自分
    計画を立てるのは得意だが、完遂出来たことはあまりなく、有効な方法も調べたことがなかった


    ◆本を読んだ上での気づき
    ・if-thenプランニング(「いつ」「何をやるのか」をはっきりと定めること)をすることで、計画を実行できる確率は2~3倍高まる
    ・目標までの距離の測り方は、「どこまでやり遂げたのか」ではなく、「あとどれだけやらなければいけないのか」を重視すると、モチベーションが維持される
    ・現実的楽観性でいることにより、成功することへの困難を意識できるため、最終的に目標達成しやすい
    ・意志力は有限であり、筋肉と同じ。小さい目標から取り組み、日々鍛えていくことが重要


    ◆明日から実行すること
    ・計画を立てる際はif-thenプランニングをする


    ◆本の紹介(個人的な所感)
    ・目標を達成できる人に共通する思考や行動を「9つの習慣」にまとめて紹介している本
    ・記載している内容は全て研究結果に基づく示唆であるため、納得感が強い
    ・ページ数も少なく、見開き内の文字数もすくないため、1hほどで読了でき、頭に内容が残りやすい

  • 非常にわかりやすく、シンプルに書かれています。
    目標を達成する考え方!が9つの方法で紹介されているので、参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみてください

  • 内容的にはこうすれば目的に達することができるようになるということが書かれている。一度読んだだけでは方法論は覚えてないので、必要なとき再度読もうと思う。内容は個人的なので伏せるが、好奇心が湧くのにあまり良くないことを思いついたら、大切なことをフォーカスする方法を学べ良かった。

  • 多くの心理学の研究から、仕事やプライベートで目標を達成した成功者と呼ばれる人の共通点、思考や行動パターンをまとめた本。100ページくらいなので手軽に読めます。 
    目標を達成するには当然ながら、正しい戦略を立てる、詳細なプランを準備する、成功を掴むまで諦めず努力するというサイクルがあるが、人間の心理として勝手にブレーキをかけてしまうケースがある。例えば、自分にできるはずがないという固定観念があるままだと成長が鈍化する。
    そういったときにどうモチベーションを保つのか、グリット(やり抜く)するのか、専門的な見地からまとめられていて、新たなスタートを切りたい人にはいい本かと思います。

  • 要点のみコンパクトにまとめられた名著。30分で読める。

    「成功とは「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によってつかむものです。決して生まれつきのDNAで決まるものではありません」


    目標に具体性を与える
    具体的に目標を設定する(達成基準を明確化する)。
    メンタル・コントラスト(成功と障害を想起する)

    目標達成への行動計画を作る
    if-thenプランニング。
    どんな行動をするか事前に具体的に決めておくことで、実行される確率が2~3倍になる
    行動を阻害する障害を書き出し、それに対する対処も考えておく

    目標までの距離を意識する
    ゴールまでのギャップをモニタリングする
    「これまで思考」(どこまでやり遂げたのか)と「これから思考」(あとどれだけやらなければいけないのか)前者が強いと目標達成のブレーキになる。

    現実的楽観主義者になる
    目標は達成できると信じる
    ただそれは簡単ではないことも肝に銘じる
    過去にやり遂げたことを思い出しモチベ維持する

    成長することにい集中する
    能力は伸ばすことができる。
    「証明ゴール」と「成長ゴール」。前者は自分の持っている能力を証明すること。後者は能力を伸ばして、今までできなかったことをできるようになること。
    「能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感 です。これは多くの研究から明らかです。不安感こそが能力発揮の最大の敵なのです」
    「誰でも、自分が成長している実感があるとき、仕事を心から楽しみ、喜びを感じることができます。 成長を実感する充実感は「完璧」を目指す緊張感とは、まったく別のものです」
    やることに興味を持つ。興味が活力を高めてくれる。

    「やり抜く力」を持つ
    「成功に必要なことは、とてもシンプルです。 繰り返しになりますが、努力すること、正しい戦略を立てること、詳細なプランを立てること、そして成功をつかむまであきらめないこと─これらは決して生まれつきの資質ではありません」
    うまくいかないのは、努力不足かやり方が間違っていただけ。軌道修正すればいい。
    人は成長できる!

    筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
    少しずつ誘惑に打ち勝つ。小さいことから始める
    意志力が強い人を思い浮かべる。

    自分を追い込まない
    複数の大きな目標に、同時に挑戦しないこと。

    やめるべきことより、やるべきことに集中する。
    「やるな」と言われると、そのことを意識して考えてしまう。
    「やめるべきこと」をしたくなったら、それをどう防ぐ行動をとるのか(やるべきこと)を考える。

  •  会社員としてただ仕事をしている日々の中で、自己成長する必要性を感じている。仕事関連の知識や今はまだ身に付いていないスキルの習得など、新しいことに学んでいきたいという思いはあるものの、長続きしない傾向にあった。その状況を打破すべくこの1冊に手を伸ばした。
     本のボリュームとしては少ないが、内容はとても充実しているように感じた。本の内容に密度があるのであれば、この1冊は非常に密度が高いと言えるだろう。

     特に学びとなったのは次の3つ。
    ①if-thenプランニング
     行動に至るまでの判断を減らす。無意識に行動に移したり、やるべきことに集中させる効果がある。
    ② これから思考(to-go things)
     モチベーションを維持しつつ、目標までの距離を考える。
    ③勝ち易きに勝つ
     できるだけ簡単な方法を見つけて取り組む。

     精神論的な努力ではなく、根拠に基づいて仕組み化された努力が出来るよう、本書の内容を行動に移していく。
     目標は具体的に立て、やり抜く力(グリット)を持ち、何が出来るようになりたいか考えながら取り組んでいく。

  • 心理学者である著者が、目標達成に向けて「やり抜く」ために必要なことを9つに整理して著した書籍。
    短くまとまっていて、早ければ1、2時間もあれば読み終えられる。不要なだらっとした文章になっていないのが好感を持てる。

    ほとんどの人が実践可能なレベルに落とし込まれており、これから目標に向けて頑張ろうと考えている人はぜひ読んでみてほしい一冊。

    【参考】目標達成できる人の9つの習慣
    ① 明確な目標を持っている
    ② if-thenプランの形で「いついつになったらやる」と計画している
    ③ 現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している
    ④ 成功できると信じている。同時に、成功は簡単には手に入らないと考えて、努力を怠らない
    ⑤ 最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく、少しずつでも進歩することを考えている
    ⑥ どんな能力でも努力で身につけられると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持って当たることができる
    ⑦ 意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば消耗することを知っている
    ⑧ 誘惑をできるだけ近づけないようにしている。意志力で誘惑に打ち勝とうとはしない
    ⑨ 「やらないこと」ではなく「やること」に焦点を置く

  • Amazonでの評価が納得できた一冊でした。
    Amazonで注文したため、100ページちょっとしかない本書を手にしたときに「これだけ!?」って正直思いましたが、内容は濃かったです。

    僕は完璧主義なところがあったので、毎日できなくてもいいという部分をみてホッとしました。

    でも、成功するためには、それにふさわしい努力をすること。

    短くて簡潔なので、読書が苦手な人でも読みやすいと思います。

  • 速読できない私でも速読できてしまうほど分量が少ないです。とても読みやすく、まとまっています。

    「おわりに」には、9つの習慣のまとめが記載されているので、究極それだけでいいかも。
    明確な目標を立てて、失敗を恐れず前向きに、小さなことから先ずはやってみよう、という感じ。

    「〜しない」だと、したい衝動が出てくる。
    「もし〜したいと思ったら、代わりに〜する」に変換することで、したい衝動を抑えられる、というのは、なるほどなあと思いました。

  • 第一章
    メンタル・コントラスト
    「目標を達成して得られること」「そこに至るまでに考えられる障害」をそれぞれ2つずつ挙げる
    例)目標:週一冊本を読む

    得られること:1.知識が増える
    2:語彙力が上がる

    障害:1.自分のやる気
    2.忙しい

    メンタルコントラストを深める
    書き出した得られることを味わう
    成功後の自分と、今の自分とを比べてモチベーションを上げる

    次に書き出した障害を見直す
    本当に障害か、なぜ障害なのか


    第二章
    「いつ」「どんなときに」行動に移すのか考える

    if-then
    例)もし朝6時になったら、ランニングする
    やるべきことは明確に。
    例)やせる→X
    5kg痩せる→○


    第三章
    「ここまで思考」と「ここから思考」
    これまで思考が強くなるとモチベーションが下がる危険性がある
    →「目標に対して自分はこれだけ進歩した」達成感を得てしまう

    「これから思考」を重視して、目標までの距離を測るとモチベーションは維持される。
    早くから小さな達成を喜ぶより、すべてを終えて大きな達成を喜ぶ。


    第四章
    「現実的な楽観主義者であれ」
    自分に目標は達成できる→○
    自分に目標は簡単に達成できる→X
    目標を達成するには相応の困難を切り抜けねばならない

    常にポジティブに、かつ現実的であれ

    「不安に思って障害を探すこと」は成功への大切なステップ


    第五章
    目標を設定する時には「今なにができるか」ではなく「これからなにができるようになりたいか」を考える

    能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感。
    正しいことをしているのか、本当に成長しているのか

    「機嫌の良し悪し」よりも、「興味の有無」の方が圧倒的に人の活力を高める


    第六章
    固定的知能観→個々人の知能とは生まれ持ったものとして固定されている
    間違い

    拡張的知能観→能力は経験や努力を重ねることによって高めることができる
    正しい

    人は努力次第で何者にも変われる。
    「私には無理だ」と言いたくなったら、
    「今の私には無理だ」と言い換えよう。


    第七章
    筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
    なんでも良いが、取り組む価値があると思うことを続ける
    →意志力向上

    全ての挑戦の共通点→誘惑に打ち勝つこと

    意志力が低下したら
    1.「意志力が強い人」を思い浮かべる
    2.自分へのご褒美
    3.自分の成功体験を思い浮かべる

    意志力は有限であり、使うと消耗する

    自分が達成したい目標に取り組むことで、同時に意志力も鍛えることができる
    例)二ヶ月ジム通い続ける
    効果:健康を手に入れられる、喫煙本数が減る、ファストフード食べる機会が減る

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