子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799321683

感想・レビュー・書評

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  • 自分ができているかは別にして、どの原則も納得のいくものだった。具体例も交えて説明されていてとてもわかりやすかった。

    親の笑顔は偉大であるという部分が印象に残った。子どもと関わるとき、心に留めておきたい。

  • [墨田区図書館]

    ■第1原則 自分とまったく同じ価値観の人はいない
    子どもの心が「快」となることにフォーカスする、自分で決定させる。
    親の価値観を押し付けても、子どもは反発を覚えるだけ。親子間のあつれきを解消するには、①価値観のギャップを認識し、②子どもの価値観を承認し、③親の価値観について話し、④今後どうするか話し合う。

    ■第2原則 強制されたことは、やらない。やったとしても、形だけになる。
    勉強に関しては、信頼できる教育の専門家の力を借りると良い。但し少なくとも次の5つの条件を満たす必要がある。
    条件1 親身になって子どもの面倒を見てくれる人
    条件2 現状の学力を正しく把握し、そのレベルからつみあげていける人
    条件3 マイナスな発言をいっさいせず、希望を持たせる発言をする人
    条件4 正しい勉強方法を心得ている人
    条件5 教えることに喜びを感じている人
    勉強は先生にお願いして、家庭では勉強に関していっさい触れず、おいしい食事と健康管理に気をつけていればいい。

    子どもが変わらないのは、自分のことができないから。「早くやりなさい!」「さっさとしなさい!」などでなく、「自分のことは自分でやろうね」「人に迷惑をかけないようにしようね」など、倫理・道徳的な言葉の方がいい。正しいことなので、言われても反論できない(そうかなー???)から。

    子どもが前向きに勉強に取り組む状況をまず作り、子どもが簡単に解けるレベルの問題をたくさん解かせて自信をつけ、少しづつ何度を上げて行きながら「自尊心」を持たせること。

    ■第3原則 人間には、最低3つの長所がある
    子どもから遠ざかった3つのこと―「自然」「親の働く姿」「家庭の笑顔」

    親は足し算の原理ではなく、引き算の原理で、「何をすべきでないか」を見つける。「すべきでないこと」のおススメは、「勉強に干渉すること」。具体的には勉強に対して、「指示」「強制」「暗示(嫌みのように暗示する)」といったことはしない方がよい。

    ゲームについては、ゲームを持つ前に、「ルールを作っている家庭とつくっていない家庭」があり、「ルールを作っていても、ペナルティを決めている家庭と決めていない家庭」があり、更に、「ペナルティを決めても、それを実行する家庭と実行しない家庭」がある。
    目指すは、「ゲームについてルールがあり、そのルールが守れないときのペナルティがあり、そのペナルティを必ず実行している」こと。そうできていないなら、「冷静に話してルールとペナルティを『子どもに』作らせ、徹底してゲームをやらせる」。

    ■第4原則 親は成長が止まっているが、子どもは成長している
    「子ども手帳」を導入する。1週間のやるべきことを手帳に書き、やるべきことができたら書いたことを赤で消し、消せた分だけ、ポイント清算する。一見単純だが、「自分の手帳が持てる喜び」「赤で消し込むときの快感」「ポイントを計算するときの達成感」などがあり、やる気が出る。

    親は「子ども手帳」同様、「見える化」を行う。毎日スマホや手帳に、続けたいこと(もしくはやめたいこと)をその日に何回行ったかを記録していく。例えば、「勉強しなさい!」などの強制する言葉を1日に何回行ったか、それ以外にもポジティブな視点(子どもと話して楽しかったこと、子どもをほめてあげたらその内容を、その日にかけることのできたポジティブな言葉を記録する、など)を習慣化させることにも使える。

    ■第5原則 まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ
    通常は「諭す」、非常モードで人の道に反した時に「叱る」、この瞬間に檄を飛ばさないと一生後悔させることになると思った緊急非常事態時に「怒る」。
    「諭す」べきときに、「叱る」「怒る」が出てきそうになったときは、6秒まつ、水を飲む、その場から立ち去る、どのくらい腹が立ったかを記録する、心の中で自分を落ち着かせるフレーズを唱える。

    ■子どもの自己肯定感をあげる10のマジックワード
    「なるほど!」「すごいね!」「だいじょうぶ!」「さすがだね!」「知らなかった!」「いいね!」「助かった!」「ありがとう!」「(私は)うれしい!」「(子どもの名前)らしくないね~」

    ■子どもの自己肯定感を下げる3つの呪いワード
    「きちんとしなさい!」「早くしなさい!」「勉強しなさい!」

  • 五つの原則を認識した上で、親がいかに日々の生活の中でポジティブな視点で物事を受け止めアクションできるか。
    そこに突破口がある。
    具体例が非常に良いです。
    あとは、手帳を使って具体的に取り組んでいくだけです。

  • 妙にスラスラ読めてしまう本。
    結局は、子供にとって良い環境を与えてあげるのが大切なんだと思う。その良い環境とは、子供が自ら進んで活動できる環境である。だから、「勉強しなさい!」のような声かけはNGなのであり、自然と学びたくなる環境が大事。その時に、こちらが色々としすぎるのも問題で、「親が何をすべきか」よりも、「親が何をすべきではないか」をしっかりと捉えていることが大切になる。
    また、勉強を全くしないような子でも、その子が好きなことを突き詰めていける環境を作ってあげることで、おのずと勉強の必要性を感じてくるようになる。その状況にもっていけるかどうかが非常に重要なのだと思う。

  • すごくなるほど

  • こども手帳、できたよ手帳気になる。

    子供と自分の価値観が違うって当たり前のことなんだけど、ついついイライラしてしまう。良くないことの原因を子供に求めても仕方ない。大人に原因があると思って前向きに解決していくことが大切。具体的な声かけの例も書いてあってとても参考になった。親の価値観について説明する言い方も参考になった。子供の価値観を否定せずに、子供のメリットになるような言い方をする。

    第二原則の強制されたことは、やらない。やったとしても形だけになると言うのは非常に耳が痛い言葉。

    長所発見主義か。
    確かに意識的に目を向けていかないと、ついついダメなところに目がいっちゃう。
    妊娠した時に妊婦さんが増えて感じたようにフォーカスする場所を変えると結果も変わるはず。
    うちの子たちの長所はどこだろう?

    今日から私が実践すること。
    ・子供たちの良いところを探して、日記に記録する
    ・自分で通信教育をやる環境づくり(カレンダーとシールを用意して目立つところに貼る)私が声かけしてやらせるパターンからの脱却
    ・イラッとしたら6秒待つかその場を離れる
    ・子供の言ったことをまずは受け止める

  • 大人に対しても子供に対しても一緒ですね。戦略的に自分の感情をコントロールしながら対応する。

  • 子供を変えるには、親が変わらなければならない。
    子供は、親の思った通りにはならない。
    親が考える子供の理想と比較するのではなく、子供の長所、得意な所に目を向ける。

    ゲームなどやらせるときは、最初にルール+ペナルティを決め、守らなかった時はペナルティを実行すること。

    子供の価値観、長所を見つめて、伸ばしてあげるべき。叱っても逆効果、それなら少しずつ長所を伸ばす方向へシフトしてあげるように親が行動すること。

  • この本に、あなたの望む答えは載っていない。
    「子供がちっとも勉強しない」
    「いつもゲームばっかりしている」
    こうした悩みにどうすれば良いか、その方法は書かれているものの、決してあなたが望んでいる解決の方向ではないからだ。

    「5つの原則」は、おそらく大抵の子供に当てはまる真実だ。しかしその真相は「子供はしょせん他人、子供のことを親がどうこうすることはできない、子供が自分で決めていくしかない」というもの。

    だから、勉強に一切興味の無い子であれば、この本のとおりに実践してしまえば、今後一切、勉強することは無いだろう。

    果たして、世の親御さん、特にこういう本にすがろうとしている親に、この原則に従って、手放す(あきらめる、期待しない、と言っても良い)ことができるのだろうか?

  • 「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか」の後に、筆者は投稿された言葉のみで、どう思考するかを追いながら読んでみた。自分の思考が筆者と同じか、違うならどう読めばよかったかちがいがわかり、読み方のレベルが少しあがったと思います。思てる字面を読まずに読み進めるのは時間がかかるが、この読みを習得するために、今後は読みながらフレームワークに沿って読み進めます。思考を整理するために、ノートにメモを取りながら読み進めた方が良いなと個人的に感じました。よって、この本の内容の評価ではありません。

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著者プロフィール

石田勝紀
(一社)教育デザインラボ 代表理事 公立大学法人 都留文科大学 特任教授
1968年横浜生まれ。教育者、著述家、講演家、教育評論家
20歳で起業し学習塾を創業。これまで直接指導した3500人以上の生徒に対し「学びの法則」という日常生活の習慣化によって学力、成績を引き上げるのみならず、社会に出ても活用できるスキルとマインド双方を習得させてきた。現在は子育てや教育のノウハウを、「カフェスタイル勉強会?Mama Cafe」、執筆、講演活動を通じてお伝えしている。国際経営学修士(MBA)、教育学修士(東京大学)

「2020年 『めちゃカワMAX!! 小学生のステキルール  小学生のための楽しい勉強法 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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