それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799322055
作品紹介・あらすじ
「インスタ映え」がウケるのはなぜ?多くの地方創生がうまくいかないのはなぜ?『君たちはどう生きるか』と「アウフヘーベン」の共通点は?「双子コーデ」の裏にある若者心理の正体とは?「マイルドヤンキー」「さとり世代」を生んだ人気マーケターが教える!ヒット商品から学ぶヒットの方程式。
感想・レビュー・書評
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「ヒットしたものはすべて因数分解できる」博報堂の若者研究をしているマーケター、原田曜平さんの著書。何がそれを「そう、それ!」と言わせたのか。若者にやや偏っていますが、実例を含めた新しい発見のある内容でした。
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「そう、それっ!」で未充足のニーズを探り当てる商品企画。
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675-H
閲覧新書 -
ヒット商品は、多くの人が「そう、それ!」と思うものである。自分では気づいていないが奥底に潜む欲望を叶えさせてくれるものがヒット商品となる。高い技術力は、消費者ニーズに合致してこそ意味がある。星5にしない理由は、インサイトのみつけかたや練習法があいまいであるため。
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今の自分にサイコーにちょうどよかった。マーケティングスキルをまず学び直したかったし、仕事で扱うブランドの行く末を思い描くのにもいい助けになった。
・ビールの苦味が苦手な若者がオクトーバーフェスに来るのはシンプルに映えるため
・インサイトを突いている商品は皆「実は…」と他言したくなるようなストーリー性を秘めている
・日本は単一民族のため、世界でも類を見ないハイコンテクスト社会(=文化背景が社会的慣習が似通っている)であり、流行語大賞やお笑いといったカルチャーが成立する
・インタビュー時に必要なことは、何を言っているかではなく何故そう言っているかに着目すること。インサイトのあぶり出しに寄与する
4年前に発刊されたものであることから尚のことですが、改めて「自分は若者ではない」と勘当された気分である。紹介された若者カルチャーに賛同できる部分がシャネルロゴの重なってる部分ぐらいしかない。なんならアウディロゴの真ん中に2個ある丸みたいな、若者とおっさんに両足突っ込んでるって方が正しいかもしれない。卑怯なコウモリって寓話を思い出す。
あと巻末にあった成功したプロモーションはどれも因数分解できるというくだり、私が知りたいのはその逆で、失敗したプロモーションを因数分解して欲しかったな。何にしても上手くいった事実を語るときって脚色しまくってどうにでも成型できるじゃん。その裏にあったリアルをすっごい読んでみたい。例えば、資生堂のTSUBAKIに費やしたあの莫大な広告費はどこに消えたのか、とかね。社名を冠したブランドが外資ファンドの手中に入るまでの経緯とか、書ける人いないのかな。営業畑一筋30代半ば、マーケ志望の中堅社員のインサイト、ガンガン突いて欲しいナ(照)
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インサイトについてわかりやすく書かれていた。多くの人が言語化できてない、そうそれというものを短い言葉で表すと納得して拡げたくなる。消費者ニーズを汲み取り、自分ごとかさせる訴求をすることが大切。ヒットしているものに対してなぜ売れたのか因数分解し、インサイトを見つける癖をつけていきたい。
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参考意見
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マーケティング関連の初学者が軽く読むにはいい本だと思います。内容が薄いといった意見も散見されますが、インサイトに絞って記述されてるので特に違和感はありませんでした。むしろ私のようにマーケティングについてあまり詳しくない初学者には平易だと感じました。
これから読まれる方にはその点に留意されて手に取られる方が良いと思います。 -
なるほど!というカンジ。
ただ、今の私が学ぶべき事ではなかったかな?
という印象です。