リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版 (リベラルアーツカレッジ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 71
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799322109

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで、この先読んでみたいと思う本のジャンル、映画、美術作品などが増えたし、どう付き合うかなどを考えさせられた気がした。

    教養は単なる知識ではなく、柔軟な思考力や想像力、完成を身につけるためのもの。

    教養は世代により変化するものではなく、他の世代、他のコミュニティなどのコミュニケーションを取ることができるようになる。しかし、現代の日本においてはタコツボ化、村社会、同世代とのコミュニケーションばかり。若い世代の常識は上の世代の常識ではないことや、その逆もしかり。教養とはそういつまたギャップを埋めることができる、人としての前提、根底のようなものといったところ。教養があるということは色々な世界で生きていくことができる力といったところか。

  • 自然科学や社会・人文科学、芸術などの「リベラルアーツ」(一般教養)の重要性、独学で身につける方法を紹介した書。『リベラルアーツの学び方』(2015年5月発売)のエッセンシャル版。

    第1部 なぜ、リベラルアーツを学ぶ必要があるのか?
    第2部 リベラルアーツを身につけるための基本的な方法と戦略
    第3部 実践リベラルアーツ―何からどのように学ぶのか?

  • 正直期待外れだった。
    前半は抽象的な表現や繰り返しが多く、言うならば「健康になるにはバランス良く食べましょう」みたいな抽象度で具体的に参考にしづらいと思った。

    第3部のオススメの本などはいくつか気になるものがあったので読んでみたいと思う。
    リベラルアーツの必要性を感じている人にその方法論を教える本ではなく、リベラルアーツって何?という人に向けた本だと思う。

  • 著者の経験によるリベラルアーツとは?というのがメインで、読書に対しても構造的に体系的に示唆している。
    リベラルアーツを学ぶにあたってどうしたら良いか、なにを読むべきかを提示してくれている点では良い。
    この書をきっかけとして、教養・リベラルアーツをこれから自らの手で広げていくことが大事である。

  • 元裁判官という経歴をお持ちの方のリベラルアーツ論。それぞれいろんなことを学んで、それに共通することを取り出す、いろんなパースペクティブを手に入れることが世界を広げる学び、それを手に入れるにはこういう本を読んでこう感じてくださいと書いてある本です。
    リベラルアーツが何なのか全く知らない人にはぴったりですが、ある程度知っている人はちょっと物足りないかも…

  • ①斜め読みもあり
    ②こういう普段手に取らない本も大事
    ③ざっくりでも頭に残すと良さそう

  • 借りたもの。
    リベラルアーツを学ぶために必要な分野とそれに関する本、必要な視点をまとめた本。「エッシェンシャル版」とあるように……

    著者の独断と偏見に満ちている?ような気がするけれども、そのチョイスされた内容もさることながら、「どの様に見るか、接するか」が参考になる。
    感性を研ぎ澄ませた方法のようなものか……
    それはエイミー・E・ハーマン『観察力を磨く 名画読解』( https://booklog.jp/item/1/415209642X )で、絵画鑑賞を通して観察眼が鍛えられることを提唱していたものと近しい。

    リベラルアーツの中でも、著者が重点をおいているのは、「人間とは何か?」という普遍の問いに関連する、自然科学(生物学、脳神経科学、精神医学関連)と、哲学、社会・人文科学、思想、批評、ノンフィクション、そして芸術分野だった。
    池上彰『おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? 』( https://booklog.jp/item/1/4140884312 )も七自由学芸(リベラルアーツ)に言及していたし、それらを踏まえて読むのも面白いと思う。

    なぜリベラルアーツが必要なのか、著者の経験から語られる。
    日本は求道精神を重んじ職人芸を尊重する傾向にあるため、タテ社会、ムラ社会になりやすい。横の繋がり――分野を超えた共通認識――が無い事を指摘。
    それは世代間、業種間、分野など……多岐にわたっている。
    ネットでも、TVや執筆をする知識人と呼ばれる人達でさえ、この傾向のため議論が議論として成り立たないというのは、的を得ているだろう。
    その共通認識こそがリベラルアーツである。

    著者の提唱するリベラルアーツは、媒体を問わない。
    小難しい本から、アートはもちろん、ロック音楽に映画、漫画まで。
    サブカルチャーと言われる分野が日本の「今」を写す文化である事はもはや否定できないし、それはいずれ伝統文化の一部となるのだから、無下にできない。何よりその物語性と読み手に感動を与えることは事実だ。

    ただ……コレクションに関しては難しいと思う。
    電子書籍とかストリーミングで音楽を聴くのが当たり前の中で、物理的なコレクションを形成する難しさ……我が家は狭いし、ミニマリストを目指しているのだが。

  • リベラルアーツの起源は、ギリシア、ローマに遡り、自由人が学ぶ必要のある自由7科
    文法学
    修辞学
    論理学
    算術
    幾何学
    天文学
    音楽

    現代の若者にはリベラルアーツが不足?
    ネットからたくさんの情報は得ているが、それらを統合する核になるような基本的な知識、方法が不足。
    旺盛で幅の広い好奇心に欠け、考える力が弱い
    マニュアル指向で指示されたことは、そつなく効率よくこなせるが、自分で新しいものを作り出すのは苦手。

    リベラルアーツは、パークペクティヴ、ヴィジョンの基盤となるもの

    知は力である ベーコン
    ノリッジ・イズ・パワー
    物事を観察して得られる知識こそ、そこから何かを生み出す精神の道具である
    演繹法えんえきほう〜一般的、普遍的な原理、法則をたててそこから理論を導き出す考え方
    帰納法〜物事を観察して得られる個々の具体的な事実を総合して一般的、普遍的を導き出す考え方



  • 古典の持っている時代を超えても失われない強靭な思考やメッセージの力と、同時代の大衆芸術のもっている生き生きとしたポップ感覚に裏付けられたメッセージの力を、双方とも見逃してしまう結果を招きます。

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著者プロフィール

瀬木 比呂志(せぎ ひろし)
1954年名古屋市生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。一九七九年以降裁判官として東京地裁、最高裁等に勤務、アメリカ留学。並行して研究、執筆や学会報告を行う。2012年明治大学法科大学院専任教授に転身。
著書に、『民事訴訟の本質と諸相』『民事保全法〔新訂版〕』等多数の専門書のほか、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』など人気の読物も刊行。
関根牧彦の筆名による『内的転向論』等、専門分野に準じ様々な批評活動も行っている。

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