リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版 (ディスカヴァーリベラルアーツカレッジ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799322109

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで、この先読んでみたいと思う本のジャンル、映画、美術作品などが増えたし、どう付き合うかなどを考えさせられた気がした。

    教養は単なる知識ではなく、柔軟な思考力や想像力、完成を身につけるためのもの。

    教養は世代により変化するものではなく、他の世代、他のコミュニティなどのコミュニケーションを取ることができるようになる。しかし、現代の日本においてはタコツボ化、村社会、同世代とのコミュニケーションばかり。若い世代の常識は上の世代の常識ではないことや、その逆もしかり。教養とはそういつまたギャップを埋めることができる、人としての前提、根底のようなものといったところ。教養があるということは色々な世界で生きていくことができる力といったところか。

  • 自然科学や社会・人文科学、芸術などの「リベラルアーツ」(一般教養)の重要性、独学で身につける方法を紹介した書。『リベラルアーツの学び方』(2015年5月発売)のエッセンシャル版。

    第1部 なぜ、リベラルアーツを学ぶ必要があるのか?
    第2部 リベラルアーツを身につけるための基本的な方法と戦略
    第3部 実践リベラルアーツ―何からどのように学ぶのか?

  • 著者がどんな立派な方か知らずに手にとりました。

    大量のレコードを「知」の源のように表現している部分が、印象的です。

    実際、聞き放題のサービスがいくらでもある時代に、
    モノとしてCDを大量所有して、データベースであるかのように語られても、伝わらない感じはします。

    いいたいことはわかるのですが、
    どこかで「今のひとたちは教養がない。わたしがやったようにやるべきだ」と言われているような気がして、あまりすんなり頭に入らない読後感です。

  • 著者の経験によるリベラルアーツとは?というのがメインで、読書に対しても構造的に体系的に示唆している。
    リベラルアーツを学ぶにあたってどうしたら良いか、なにを読むべきかを提示してくれている点では良い。
    この書をきっかけとして、教養・リベラルアーツをこれから自らの手で広げていくことが大事である。

  • 実践的な意味で、生きた教養を身につけることを主眼とするリベラルアーツは、個々人がみずから考え、発想し、自分の道を切り開いて行くための基盤として必要とされるものです。

  • リベラルアーツの重要性と、具体的な推奨書籍リスト。

  • 「知は力である」 ―フランシス・ベーコンー
     上記の言葉から始まる。私は知というものはリベラルアーツという学問無くしては語れないものだと理解している。ただ、リベラルアーツとはどんなものなのか、どんなことを学べば良いのかが不明だった。
     リベラルアーツの起源は、ギリシア・ローマ時代にまで遡る。当時は自由人が学ぶ必要のある自由七科である文法学、修辞学、倫理学、算術、幾何学、天文学、音楽を意味した。現在の大学でいう教養課程ということになる。
     この本はそのリベラルアーツの基本的な学び方が記されている。リベラルアーツの中でも音楽、絵画等の芸術鑑賞から学ぶ方法が色濃く紹介されている。読み進めていくと著者の趣味を推し進めるものかと思うほど芸術分野への偏りを感じるが、その重要性も理解が出来てくるものになっていた。
     私がリベラルアーツを学ぶには、芸術鑑賞するまでの基礎知識が大幅に欠如しているため、本書で紹介されている参考図書の中から数冊を精読することから始めてみる。

  • 入門書的な感じ。
    第二部だけ読めばいいんじゃないだろうか。

  • ファッションでない教養の身につけ方。残念ながら第一部で挫折。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。東京大学法学部卒業。1979年から裁判官。2012年明治大学教授に転身、専門は民事訴訟法・法社会学。在米研究2回。著書に、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(第2回城山三郎賞受賞)『民事裁判入門』(いずれも講談社現代新書)、『檻の中の裁判官』(角川新書)、『リベラルアーツの学び方』『究極の独学術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『教養としての現代漫画』(日本文芸社)、『裁判官・学者の哲学と意見』(現代書館)、小説『黒い巨塔 最高裁判所』(講談社文庫)、また、専門書として、『民事訴訟法』『民事保全法』『民事訴訟の本質と諸相』『民事訴訟実務・制度要論』『ケース演習 民事訴訟実務と法的思考』(いずれも日本評論社)、『民事裁判実務と理論の架橋』(判例タイムズ社)等がある。

「2023年 『我が身を守る法律知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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