時代を先読みし、チャンスを生み出す 未来予測の技法 (ディスカヴァーリベラルアーツカレッジ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799322116

感想・レビュー・書評

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  • 世の中の流れを読み、今どこの場所にいるのが、最も有利なのかを適切に察知する能力

  • 次に「来る」モノ・コトを先読みし利益を得る。世の中の動きの原理やパターンはどれもなるほどと納得の内容だけれど、そこから実際の行動に移すことの間には高いハードルがありそう。Googleの20%ルールが経営層が戦略に失敗したときのためのリスクヘッジだという話には驚いた。全体的に図が(どこかで使った図の使い回しなのか)左→右に遷移する形式で書かれているけれど、本書は右→左に文章が書かれているのだから、図も同じように右→左に遷移するように書かれていると見やすくなったと思う。

  • IT業界における未来予測の話なのかもしれない。
    IT業界は進化のスピードが速く、多くの人はついていけない。IT業界内にいる人でさえ、ついて行かれなくなっている。

    今は、リーンスタートアップと言う方法がとられるようになっている。これは変化を予測するのではなく変化が起きたらそれに対応すると言う方法だ。

    未来予測には情報が必要だ。点と点をつなげるのではなく、波を読むのが大切だと言う。
    著者は、そのことを電車に乗ると言う例えを出している。
    行き先のわからない電車だが、適切な場所で適切な時間に乗る必要がある。つまり、電車の出る時間は決まっていて、切符を持っている必要がある。その切符とは、資金であったり技術力であったり、人脈であったりする。波を読んで、波に乗ることができれば、遠くまでいかれる。つまりそれだけのリターンがあると言うことだ。

    疑問に思ったのは、スティーブ・ジョブズは、点と点ををつなげたわけではないと言う所。彼は、アップルで革新的なパソコンを作った時、過去の経験がそこでつながったと言っていた。それはまた別の話なのだろうか。
    納得のしかねる部分も多いんだが、波を読んで準備をしておくと言うのは大切だ。

    ただ、先日読んだ本に書いてあった、常に情報を探して、未来予測をすると言うのも面白いと思う。連想ゲームみたいなものだ。

    物事を、他のことに置き換えることによって、展開を予測できる。例えばインターネットは、電気の発達に似ている。1部の人間のものであったのが、広まり日常生活の全てを侵食する
    それによって変化が起こる、掃除機はもともと箒だった。

    物事について、原理原則から考える。
    なぜそれが必要なのか、どんな問題を解決するのか、それを考える。
    もっと効率的な方法があるのであれば、そのやり方を続ける意味は無い。
    これは日常生活においても使える考え方だ、

    例えばエコバック。これは風呂敷でもいいんじゃないか。風呂敷の方がコンパクトになるんじゃないか。
    これは結構重要な考え方だ。

    何のためにやるのか、その問題を解決するためにもっと効率的なやり方はないか
    要するに本質観取と言うことだ
    本質を見抜くことができれば、代替案も考え出すことができる
    また、物事を抽象化することによって、他のものと置き換えることができる
    これも大切だ。

    社会を形作るシステムについて。システムというか、ネットワークのあり方について現在は分散型の社会になりつつある。
    これを知っておくと何がわかるんだろうか。自分たちの所属するネットワーク、領域の変化のスピードを考えながら対応していくことが重要。変化のスピードの速さは消費者、法人、行政・司法の盾。

    テクノロジーは人間を拡張する。古代において弓矢石器は人間の手を拡張した。
    コンピューターやインターネットは人間の知性を拡張した。
    そのテクノロジーが人間の何を拡張しているのかを考えるのは面白い。

    例えば洋服は人間の肌を拡張している。
    Evernoteは記憶を拡張している。つまりEvernoteにデータを織り込むだけではダメで、活用するのは人間の脳と言うことだ。Evernoteの今後のやり方としては様々なノートを関連付けると言う提案だろう。つまり、人間の脳の中を整理することをEvernoteがやるわけだ。

    ユーザが望むニーズと現在の技術で実現できることを切望、突き詰めていけば多くの場合その未来像は見たものにならざるを得ない
    この本において、プレゼンテーションされている未来予測の技法とは、ビジネスでいかに成功するかと言う事のようだ。
    つまり、ベンチャー企業が、時代の波に乗って、どのように生き残っていくか。
    そういうスタンスで書いていると思う。

    この本を読んでいて思ったのは、ビジネスには失敗はつきものだ。大量のデータが必要だ。失敗してもあきらめない。成功するまでやると言うことだ。そして時代が何を求めているのかを考え続ける必要がある。

    これは、人々の意思が何を求めているかと言うニーズを読み取り、現在の技術で何ができるかを考えると、社会がどのような方向に向かっていくか推測ができると言う事でもある。

    具体的にやることとしては、情報収集であり、自分なりの未来予測だろう。
    今のテクノロジーが何を実現可能なのか、それを把握しておく必要がある。また行政等の動きも重要だろう。これを細分化していくと、例えば飲食店が、顧客のニーズを読み取ることによって、新しいサービスを開発する。そういうところにもつながる。クライアントが何を欲しがっていて、自社では何が提供できるか、それを考え詰めることによって新しいサービスが生まれる。それは、場当たり的にやると言う意味ではなく、長期的な予測が必要になってくる。それを実現するために必要な人材等は、たくさんの人間に当たって、集める。1人に断られたからといってそれがダメであると言うことでは無い。

  • 『未来に先回りする思考法』とほぼ全く同じ内容で、かつ、やや要約しています。
    『未来に先回りする思考法』の方が詳しいのでこちらを読む意義がよくわかりません。

  • 未来予測の鍵は「線」で考えることと(これは最近の他の本でもよく見る)、タイミングを見極めること。変化に先回りし適切なときに適切な場所にいることが求められる。

  • <目次>
    はじめに
     国家の未来
     政治の未来
    第1章未来に先回りしたものだけが勝ち残る
    第2章未来予測の技法
    テクノロジーの進歩と社会の変化に潜むパターン
    p1あらゆるもののエントロピーは増大する
    p2あらゆるものに知性が宿る
    p3ネットワークはピラミッド型にはじまり、ハブ型、分散型へ
    p4テクノロジーは人間を拡張する
    p5テクノロジーは私たちを教育する
    p6テクノロジーは掌kら宇宙へ広がっていく
    p7テクノロジーは境界線を溶かしていく
    p8テクノロジーはすべての無料に近づける
    p9テクノロジーが出した答えを理解できなくなる
    おわりに

    p58短期間でおおきな企業を作り上げた企業経営者の
    共通点は、世の中に流れを読み、今どの場所にいるのか
    が最も有利なのかを適切に察知する能力

    2018/1に購入していて、ずっと読めなかったもの。
    本来はむつかしい内容なのかもしれかいことを、
    かんたんな言葉で表現していて、とてもわかりやすい。
    もっと早く読めばよかった。
    で、どこで勝負する、、、、、。

  • 「予測を放棄し、変化にすかさず対応する、
    一見理にかなったこの戦略は、もはや戦略として意味をなしません。変化を見抜くことが難しい時代だからこそ、
    未来を的確に予測し、先回りできた企業と個人が最終的には勝利を収めるのです。」

    個人的には、結局正確に見通すことなんてできないから、動きが見えてから対応するしかない、と思っていましたが、それでも、やはり仮説を持って、かつ、それを常に修正しながら行動すべき、ということでしょう。

    「テクノロジーは私たちを教育しはじめる
    新しいテクノロジーが社会に普及してしばらくたつと、今度は私たちのほうがそのテクノロジーに合わせて生活スタイルを適応させていくようになります。」

    この考え方は重要と思いました。最近でいうとテレワークでしょうか。新型コロナの問題でようやく導入がすすんだとも言えますが、コロナ後は、在宅環境のさらなる調整と、それに合わせたワークスタイルが当たり前になっていくでしょう。

  • ・イノベーションが難しいとされるのは、技術的な限界地点の見極めと社会の需要の両方を読みきる嗅覚と、適切なタイミングでプロダクトを透過する腕力が求められるからではないでしょうか

    ・ITの黎明期から近年の普及プロセスを見ていると、電気の普及プロセスとよく似たパターンを描いている


    パターン1:あらゆるもののエントロピーは増大する
    パターン2:あらゆるものに知性が宿る
    パターン3:ネットワークはピラミッド型から始まり、ハブ型、そして分散型へ
    パターン4:テクノロジーは人間を拡張する
    パターン5:テクノロジーは私たちを教育し始める
    パターン6:テクノロジーは掌から宇宙へと広がっていく
    パターン7:テクノロジーは境界線を溶かしていく
    パターン8:テクノロジーはすべてを無料に近づける
    パターン9:テクノロジーが出した答えを理解できなくなる

  • 凄い好き!「来るべき未来の到来をできる限り早めること」

    ・将来どうなっていくのか?については「パターン」を見抜く
    ・そもそもそれがなぜ登場したのか?という「必要性」に立ち返る

    「パターン」
     – テクノロジーがどのように進歩していくか?
     – テクノロジーが進歩すると政治や経済はどのように動くのか?
     – そこにパターンはあるか?

    「必要性」
     – どのような必要性を満たすために生まれたのか?

  • 未来を予測して、個人的にも動いていくための、原則やパターンなどの情報が得られる一冊

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著者プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

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