まんがでわかる「学力」の経済学

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799323953

感想・レビュー・書評

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  • 日本の学歴ごとの生涯年収の差や、努力を褒める事、ゲームは1・2時間ならOKなど、エビデンスに基づいて説明してくれます。
    漫画なので、わかりやすいです。

    子育てをしている時に聞いたことや本で読んだ事がある事例が多かったですが、具体的な約束ができたらご褒美をあげる(本を一冊読んだらお小遣いをあげるなど)のは、必ずしも間違ったやり方ではないんだと知りました。

    子供が学生の期間中は、周りの保護者の意見や噂などに影響力があったりしますが、噂を鵜呑みにせずに親もきちんと学ぶ事で、子供が望む道へ進む手伝いをしてあげたいと思います。

  • 続かないダイエット。足りないのは非認知能力。GRITの本でもあったやりぬく力と自制心の事。
    マシュマロ効果実験に当てはめて鑑みれば、私は遠い未来よりも近い未来の利益を追っている、自制心の足りない大人(笑)
    細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する事で自制心を鍛えるのに有効であるとのことだ。
    生まれつきの能力に頼らず、後天的な努力により能力は伸ばせると思う方が効果は出やすい様だ。私は今でこそ生まれや育ちなど原因論的に人や自分を決めつけていた様に思える。考慮すべきは未来論、今から何をやり遂げられるか。

    少しでもいいから前進する事から始めよう、と思えた。子供の教育に対し悩む親への本であるが、自己(子供な大人の自分)研磨にも使える名著であった

  • 科学的根拠から、学力が後々の経済性にどう影響するかをまんがで分かりやすく紹介。テクニック的なことも書いてあるが、大切なのは、子供が自分を律し、やり抜く力を身に付けるためには、努力によって成長できることをしっかり教え、子供の努力を誉めることが重要。

  • まんがになっていることで堅苦しさが軽減されて読みやすい。科学的根拠のある教育方法が知れて勉強になった。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/322144

  • 非認知能力が認知能力だけではなく、社会的に健全に過ごすために重要だということがわかった。
    そのための「やり抜く力」と「自己制止力」を高めること、それは幼児だけではなく成人になってからも可能である、と。

  • 教育は自分の子どもとその周りだけを見て語るお年寄りが多いように感じる。特に自分の子がある程度成功している親ほど。
    どうしても子どもに対する日々の声かけは自分が言われてきたように、親である自分の不安が先走る言葉になることが多い。
    この本で学んだことを自分に落とし込み、子どもに対する声かけを努力したらできるようになる、具体的な目標を、など実践していきたい。

  • 非認知能力の大切さ。
    いろいろと為になることが書いてあった。周りと同じものを与えることが必ずしも教育という訳ではない。やり方で伸ばせるところがあると感じた。

  • #まんがでわかる学力の経済学
    #中室牧子

    上司が貸してくれた本。感謝です。目から鱗。早く知っておきたかった事実が何個も何個も!明日からの子育てに応用します。

    他の雑誌でも読んだことのある情報で、信憑性も高く、最後まで一気に読んでしまいました。

    また、

    ・エビデンスの大事さ
    ・相関関係なのか因果関係なのか?を考えることの大事さ

    も知りました。

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    響いたことば
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    ・「インプットにごほうび」

    ≪誤≫テストで100点取ったらケーキ
    ≪正≫宿題を終わらせたらケーキ

    →習い事の練習につまづいている姉妹たち。毎日おやつはおやつで食べてるから、おやつでは釣れない。笑

    では、毎日練習のたびにスタンプを押して、欲しいものをスタンプいっぱいになったら買ってあげる方式にしよう!

    ・「努力をほめる」

    ≪誤≫頭がいいね
    ≪正≫努力してるね

    →子どもたちをほめるときのポイントにしよう!

    ・「ゲームは1日1時間以内なら良し」

    ・「非認知能力=生きる力は、2つのポイントで育てられる」・「2つのポイント=自制心、やりぬく力」

    ≪自制心≫継続的になにかを行うこと。例、姿勢を正すことを意識し続けた学生。結果、成績が伸びた。

    これは、意識しないとしづらいことを継続的に行うことで自制心が鍛えられて成績が伸びた。

    ≪やりぬく力≫自分の能力は才能ではなく、後天的に努力することで伸ばすことができる、と信じること。

    逆に伸びないのは、自分はできない、もう遅いと思い込んでしまう人(ステレオタイプの脅威らしい)。例、「人の記憶力は年齢と共に低下する」という記事を読んだ人は、読んでない人と比べて記憶できた単語が少なくなった。

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    復習
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    ≪相関関係≫AとBが同時に起こっている
    A=B

    ≪因果関係≫ Aが原因でBが起こる
    A→B

  • この本は、科学的根拠に基づいて子供が自分で幸せをつかみ取れるようになるための、学力の伸ばし方がまとめられています。
    印象に残ったのは、次の4つです。結果よりも努力したことを褒めた方が学力は伸びやすい、才能ではなく努力で何事もやり遂げられると繰り返し伝える方が継続する力が育みやすい、テストで測れる認知能力よりも生きる力の源となる非認知能力を育てた方が将来の収入が増え犯罪率も低くなる、いじめは犯罪でいけないことだと中心人物に講習することでクラス全体への悪影響を防げる。
    わたしはこれから親になりますが、自分の子供や周りのお子さんと関わるときに、努力すればできる、ということを繰り返し伝えていきたいと思いました。また、いじめに関する講習を学校で開催するようPTAの力など使いながら働きかけたいと思いました。
    マンガで読みやすかったので、書籍も目を通したいです。

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