新! 働く理由 (働く理由シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 213
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799324431

感想・レビュー・書評

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  • 「なぜ働くのか?」の私の答えは「よく生きるため」である。
    著者は、この本の中でそう言っています。


    わたしがこの本を読んだのは、
    今の自分の働き方に疑問を感じることが多くなっていたからです。

    自分のこれからの働き方を考えたときに、今の職場にこの先ずっといるイメージがわかないし、いたくないな、っていう漠然とした感覚が芽生えてきて、
    もっと自分の時間を楽しく、有意義だと思えるような仕事をすることに使いたいと思うようになりました。

    そんなとき、本屋さんでたまたまこの本を見付けたのが、読んだきっかけでした。



    著者の「なぜ働くのか?」の答えは「よく生きるため」でした。

    「よく生きる」とは、
    未来に目標を設定し、何らかの価値を追求して、その実現を図ろうとする創造行為であり、

    「よく生きる」ためのコツは、
    仕事を「自ら進んで受け入れる責任」だという前提のもと、できるだけ自分に適した仕事を選び、その仕事を通じて「自己実現の達成」と「普遍性の追求」を目指すこと。


    名言を切り口に、筆者の「働くこと」に関する様々な考えが述べられていて、
    なるほど、たしかに!、そういう考え方もあるなぁ、
    と非常に興味深く、夢中で読んでしまいました。


    ・やりたいことは、やらなければならないことの向こう側にある
    ・質を担保するのは結局のところ量
    ・自分でないものとの関係の中で現れてくるものが自分
    ・労働はほんらい「贈り物」である
    ・勉強するのは「生き方を選択する自由」を獲得するため
    ・好きは移ろいやすく、嫌いはあまり変化しない


    やりたいことがわからなくて悩んでる人や、これから働き始める人にオススメしたい本です。


    余談ですが、第2章で出てきた、
    「恋は点であり感情であるのに対して、愛は線であり意思である」という著者の言葉がステキだなぁと思いました。

  • 愛知大学図書館のOPAC https://libopac.aichi-u.ac.jp/iwjs0012opc/BB00999966

    めまぐるしく変化する現代を生きる中で働くとは、どういうことでしょうか?
    この本に登場する111の名言と出会い、仕事について考えてみませんか?

  • 仕事についての名言集ですが、一辺倒の考え方でまとめられていなかったのが良かったです。
    仕事とは、なぜ働くのか、多面的な考え方が得られます。
    一部矛盾するような名言が含まれていたのは、「自分に合う考え方を見つけろ」という著者のメッセージだと思いました。
    すべての名言に解説というか、著者のコメントが書かれているので、より理解が深まります。

  • ただ生きるのではなくよく生きる(ソクラテス)美しく、正しく、生きる。自分を犠牲にすること、ではない。自己実現と社会的自己実現。

    人生に「いつか」はやってこない。

    好き、の視点は赤ちゃんのガラガラと同じではないか、消費者として好きか、生産者として好きか、需給のバランス

    職業とは、時間とお金とエネルギーをかけて知識や技術や価値観を習得し、それを消費者に提供することでお金を得ること。
    好きなことでも面倒くさいこと、苦しいことは多い。苦労が多くてもこれをせざるにはいられない、もの=好きなこと
    好きは名詞ではなく動詞で考える。現象ではなくどんな行動が好きか。

    やりたいことが解らないのは、豊かな社会の宿命。
    物の豊かさより心の豊かさを求める。何が心の豊かさかわからない。

    やりたいことをやる、ではなく、やりたいようにやる。やりたいことには過度にこだわらない。好きなことにも過度にこだわらない。

    今の会社に対する不満を解決するための転職は間違い。
    人生は、10%は自分で作るもの、90%はどう引き受けるか。=配られたカードで勝負する(スヌーピー)

    運がいい、とは新しい経験を積極的に受け入れた結果。
    失敗よりも行動しないことのほうが後悔する=行動しないことは成功にはつながらない

    仕事だけが人生じゃない。しかし重要な部分を占める。仕事は責任を伴う。だからこそやりがいを得られる。遊びではこうはいかない。

    転機をどうとらえるか=変化は良いもの、と受け止めること。

    本当の自分、とは神話。どこにも存在しない。
    承認欲求を必要以上に否定しない。もともと群れで生きる人類なら当然の欲求。不健全な承認欲求は否定する=過剰で刹那的なもの。承認欲求の奴隷にならない。

    カセギとツトメ=働くことの意味。
    働くことが世界と自分をなじませて、他社とつながるために一番簡単な方法。

    好きなことを一生懸命やっているのは変わり者ではない。
    人生には節目がある。仕事の節目は長い。
    自分がどういう仕組みの中で働いているか、を考える。

  • 学生の時に指導教官からオススメされ、何度も読み返している本。その時その時で、心に刺さる言葉が違うのが面白い。
    仕事に近視眼的になっている時に読むことで、視野を拡げてくれる良い本。
    ただ、個人的には、続編になるにつれて名言が長くなっていく(心に残りにくい)傾向にあるのが残念。

  • 前回の働く理由も読みました。

    名言が好きなので、読んでいて楽しかったです。

    たまに振り返ってまた読み直してみたい作品でした。

  • 働く理由とはなんぞやと考え始めたら、一旦読んでみると何かしらの答えが見つかる1冊。

  • 言葉のあやというか、捉え方は人様々。
    好きなことばかり追い求めるのは、嫌いから逃げているだけで、嫌いを通して勉強したり好きになることもあるとおもう。
    学生の時に読まなくてよかった。

  • ミニコメント
    111の名言から、自分なりの働く理由を考えるきっかけに。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/627368

  • 色々な名言が読めて面白い

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著者プロフィール

ライター&キャリアカウンセラー。1960年愛知県生まれ。北海道大学工学部、法政大学社会学部卒業。著書に『50歳からの海外ボランティア』(双葉社)、『妻が夫に書かせる遺言状』(主婦の友社)、『海外リタイア生活術』(平凡社新書)、『元気なNPOの育て方』『狙われる日本人』(NHK生活人新書)、『職在亜細亜 職はアジアにあり!』(実業之日本社)などがある。

「2007年 『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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