- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799324509
感想・レビュー・書評
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この物語を読んだ私はもう無敵だ。
この最強な武器で、どんな不運も失敗も敵じゃない。
上機嫌は最強だ。人生は最高だ。
運のポイ活、いざ始動。 -
不思議なTAXIのお話。
運転手さんと関わる中で徐々に変化していく修一の様子が気になって、楽しみながら読めました。
最後まで読み終えた後、もう一度プロローグを読むと、あっ!と驚かされました。心温まる素敵なお話でした。 -
"ついてない"40代半ばの男性が、ちょっと変わったタクシーに乗車したことで人生の転機を迎えるというお話です。
もちろんフィクションですが、タクシーの運転手さんが語る考え方は、生きるうえでの教訓としてぜひ参考にしたいなぁと思わせてくれる内容でしたので、ちょっぴり自己啓発とかセラピー本のようなものにも近いのかなと思います。
・上機嫌を心がけると、良い運気を捕まえやすくなる
・運は〈使う〉〈貯める〉で表現するもの
先に〈貯める〉があって、ある程度貯まったら〈使う〉ができる
・どんなことが起こっても、起こったことを、自分の人生において必要だった経験にしていくこと
それが〈生きる〉ということ
毎日を忙しなく過ごしていると、
つい目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまって、いつも何かしらにイライラしっぱなしの私です(苦笑)
しかし本書に出会い、もう少し視野を広げて色んなことに興味を持ちながら、ゆったり構えていたいなと思いました。
たくさんの人々に支えられ、恵まれた環境で過ごせることに感謝しつつ、
自分自身の人生においても、
何か少〜しだけでも、世の中にプラスを残せることができたら良いなぁと思います。
それが本当の「プラス思考」…ですよね!
とても素敵な考え方を教えていただきました。 -
【感想】
面白かった!
自分もこの主人公と同じように、仕事でもプライベートでも「色々うまくいかねえな~」と感じる事が多々ありますが、うまくいかない時って得てしてイライラしちゃっているモノなんですよね・・・
まぁそりゃうまくいってないとイライラしちゃうのも仕方ないっちゃ仕方ないけど、その時は「ツイてない」のではなく「運が貯まっている」とポジティブに捉えようと思いました。
この本は、物事をポジティブに捉える大切さ、そして色んなものに興味を持つ大切さに気付かせてくれる本ですね♪
今の仕事とか今の状況でうまくいっていない時、またもし最悪の事態に陥ってしまったとしても、「そこで終わりじゃない」「そこから新しくスタートすればいい」というマインドにはハっとさせられました。
とはいえ、現状で出来る事をしっかりやるのはやはり大切なわけで・・・
人事を尽くして天命を待つ。
この本で特に好きな一文は「何が起こるかわからないが、起こることを楽しんでみよう」です。
とりあえずやる事をやり切ったらあとは楽観的でその状況を楽しむくらいの余裕が今の僕には必要なのかもしれません!
【抜粋】
1.上機嫌でいないと、運の転機を感じることができません。
機嫌が悪い人は、人生を大きく変える大逆転のチャンスすら、イライラしたまま、さっさと終わればいいのにと思ってしまう
2.運はいいか悪いで表現するものではなく、「使う、貯める」で表現するもの。
先に「貯める」があって、ある程度たまったら「使う」ができる。
少し食べてはすぐ使う人もいれば、大きく食べてから大きく使う人もいる。
どうしても周囲から「運がいい」と思われている人は、貯まったから使っただけなんです。
とにかく頑張っても報われない時は運が貯まっている。後でもっと良いことが起こります。
3.損得じゃなく、興味を持つ
僕たちが日々すれ違う人たちの中には色んな人がいて、僕たちの人生に奇跡を起こす種はそこら中にある
ちょっと損得から離れると良い。
もっと純粋に未知のものに対して「楽しそう」「面白そう」と思ってみる。
4.「何が起こるかわからないが、起こることを楽しんでみよう」
なるほど、上機嫌でいると言うのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めることなのかもな。
【引用】
p52
「わかりますよ。
生活の支えである20件の契約を途中解約されて、来月からの給料がその分減額になるだけでなく、これまで給与として支払われた10ヵ月分の保険料を返金、またはボーナスや給料から天引きされ続けることになる。
同時に娘さんは不登校でおまけに反抗期だから言うこと聞かないし、奥さんはそんな状況を知る由もなく、楽しみにしているパリ旅行のことしか考えていない。
ただでさえ問題が山積みなのに、実家の母親から気になる電話も入っている。
とてもじゃないけど、実のない話のために学校に呼び出されて、機嫌よく話なんて聞いていられないよ。って、状況なんですよね」
p55
「上機嫌でいないと、運の転機を感じることができません。
機嫌が悪い人は、人生を大きく変える大逆転のチャンスすら、イライラしたまま、さっさと終わればいいのにと思ってしまうんです。」
p65
運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。使う、貯める、で表現するものなんです。
だから先に「貯める」があって、ある程度たまったら「使う」ができる。
少し食べてはすぐ使う人もいれば、大きく食べてから大きく使う人もいる。その辺は人によって違いますけどね。
どうしても周囲から「運がいい」と思われている人は、貯まったから使っただけなんです。
とにかく頑張っても報われない時は運が貯まっているんですよ。
努力してすぐ結果感じたり、何かいいことが起こったりする人は、貯めた運を小出しに使っているだけで、他の人より取り立てて運が良いわけではないんです。
同じだけ努力をしたのに結果が出なかった人は、その分、運を貯めてたんです。後でもっと良いことが起こります。
p83
いいですか、岡田さん。人生において「誰のせいでこうなったと思ってるんだ」なんてセリフ、二度と使っちゃダメですよ。
だってね、あえて言うとですよ、あなたのせいでそうなったんですから。
p89
・損得じゃなく、興味を持つ
僕たちが日々すれ違う人たちの中には、いろんな人がいるんだと言うことです。
それぞれ二度と会うことがない人かもしれないけど、すれ違う瞬間までそれぞれにはそれぞれの人生があって今日まで生きてきたんです。
僕たちの人生に奇跡を起こす種はそこら中にあると言うことです。
ほとんどの人が相手のそれまでの人生になんて興味がないんです。
代わりに、この人お客さんになってくれるかなって、自分の財布の中身を増やしてくれる人かどうかばかり考えている。
でも相手のことに興味を持って、何でもいいから接点を見つけて、会話を始めれば「見知らぬ人」ではなくなり、それが重なると「知人」になり「友人」になり、時に「安心」になっていくわけです。
そのきっかけを産む方法を知っておかなければ、すべての上通り過ぎていくだけで、奇跡を起こす種すら手に入らないんです。
p94
ちょっと、損得から離れると良いですよ。
もっと純粋に未知のものに対して「楽しそう」「面白そう」と思ってみていいんじゃないでしょうか。
岡田さんには面白いと思えないことでも、それが「面白い」と思っている人がいるわけで、じゃぁ「何が楽しいんだろう」て興味を持つ事はできるじゃないですか。
p100
「報われない努力なんてないと分かっていても、俺には時間がないんだよ。次の給料日が来るまでになくなった契約分だけでも取り返さなければ終わりだ」
「そんなことで終わりはしないですよ。収入がなくなっても、仕事がなくなっても、終わりなんてないです。そこからまた始めるだけです。その強さは誰にだってあります。だから心配しなくていい」
p105
「何が起こるかわからないが、起こることを楽しんでみよう」
なるほど、上機嫌でいると言うのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めることなのかもな。 -
この本、大切な人に贈りたいと思います。
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小説としての面白さと、自己啓発書としての学びの両方があり、2冊の本を読んだような感覚になりました。
『機嫌を良くしてアンテナを高くしていないと、運は掴めない。』という言葉にすごく共感しました。
著者の他の本も読みたいです。 -
良かった。
初読み作家さん。謎のタクシー運転手が導く不思議な時間の物語。
これは人生においての大切なことが詰まっていた作品だった。
うん、一言で言うと人生の授業、みたいな感じ。
とにかく素直に心にスルスル入ってくる。
上機嫌でいることがもたらすもの、上機嫌でいることの意味、生きることの意味、なるほど…。
考え方一つで、言葉一つで、これまでの考え方、世界がガラっと変わる。粋な繋がり、構成も楽しめる、心に沁みる、心に残る良本。 -
出会えてよかった。心からそう思えました。
野菜を育てていると考えたら、種を植えてもすぐ実らないってことが分かっているのに、努力してみても結果が伴わないとすぐに諦めてしまう。
確かに。おっしゃる通り。
そんなときは運を貯めているとき。そう思おう。
人生の流れが変わる時、というのは存在する。それを感知するアンテナは、上機嫌のとき最大になる。
それもそう。不機嫌な人に何かを聞こうとも頼もうとも思わないよな。確かに。
運がいい悪いじゃない、貯めたか、使ったか。
どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが生きるということ。
なるほど!
ほんとに、人生の格言がいっぱいつまっていました。kindleで読みましたが、これは手元にもおいておこうと思います。 -
前半は調子良く読めていたが、主人公修一がバーで出会ったミュージシャンの語りあたりから、なんだか長ったらしくて読みにくくなってきた。
新幹線で隣に座った山本さんに修一が語るところもしかり。
自己啓発本的な内容を小説の形を取って伝えようとしているんだろうなと、途中から気付いた。
そのやり方が、本書ではあまり上手くいっていないように私には思えた。
タクシーの運転手、ミュージシャン、修一のそれぞれに語らせるが、長過ぎるし、あまり心に沁みてこない。
「夢をかなえるゾウ」は1冊しか読んでいないが、あちらの方が私には読みやすかった。
(読み終わってから拝見した本書のいくつかのレビューにもやはり「自己啓発」という言葉を見かけた)
無敵ってのが面白い(笑)
無敵ってのが面白い(笑)
ありがとうございます(^○^)
読んだだけで無敵の勇者気分です♪笑
ありがとうございます(^○^)
読んだだけで無敵の勇者気分です♪笑